『聖戦士ダンバイン』のオーラ・バトラー「ボチューン」をHGキットと違和感なく並べるべく各部改修! 関節のボールジョイント化やフォルムの修正で過去作例と差をつける!!【サンライズメカニック列伝】
2026.03.10サンライズ・メカニック列伝 第77回/ボチューン【BANDAI SPIRITS 1/72】●田仲正樹 月刊ホビージャパン2026年4月号(2月25日発売)
ボチューン
(『聖戦士ダンバイン』より)
サンライズ作品に登場する数多のメカを模型作例で再現し、改めてその魅力を探る連載企画「サンライズ・メカニック列伝」。今回は『聖戦士ダンバイン』から、オーラ・バトラー(AB)「ボチューン」の1/72作例をお送りしよう!
ボチューンはボゾンの後継機としてラウの国とナの国が共同開発した、両国の主力量産型ABである。ダンバインを参考に空中戦における運動性能と戦闘能力を重視した設計がされており、その飛翔速度はボゾンを大きく上回る。劇中ではゼラーナ隊に1号機が配備され、マーベル・フローズンとキーン・キッスが搭乗。他にも指揮官用、一般兵士用、ナの国の近衛隊仕様の各機体が存在する。
『ダンバイン』シリーズでもかなり手強い部類に入るキットの作例は、かつて月刊ホビージャパン連載「HJ A.R.M.S 聖戦士ダンバインスペシャル」でコンセプターを務めた田仲正樹が私物を投入して製作。近年のHGキットと違和感なく並べられるようにするための工作法を新たに提案すべく、2015年発売のHJムック「HJ A.R.M.S SP 聖戦士ダンバイン編」における4体の作例とは各部の改修方法をあえて変更した5体目を完成させている。
[製作途中状態]
『ダンバイン』放送当時キット群のなかで、1/72 ビランビーに次ぐ手ごわいキットとして多くのファンに認識されているのがこのボチューン。作例は「横幅が広いガッシリ体型」であるフォルムを加工により背を伸ばして縦長に変更。「HJ A.R.M.S」に掲載された田仲氏製作の4作例とはあえて異なる製作法で完成させた5作目の改修作例となる。HGキットの登場が望まれるボチューンだが、読者諸氏におかれては本作例を含めた複数の作例を参考にまずは現存のキットを製作し、積年の想いに決着をつけていただきたい。
[頭部]
接着面を若干削って横幅を詰め、ツノと後頭部にエポパテを盛り付けて前後に延長。経年劣化でキットのプラ強度に不安があったため、ツノの先端は破損防止でレジンブロックから削り出している。アゴもエポパテでボリュームアップ。首関節はHGガンプラの部品で二重ボールジョイント化した。
[胴体/オーラ・コンバーター]
肩装甲はプラ板で延長し大型化。腰の可動化のため腹部の形状には若干のアレンジを加えている。腰関節と股関節はボールジョイント化。腰部は縦に4分割して5mm弱幅を詰め、エポパテで形状を整えた。後部オーラ・ノズルは市販パーツで作り直し、各種台座と接続するためのポリキャップを内蔵させている。オーラ・コンバーターは前部の合わせ目周辺にエポパテを盛り、曲面的に修正しつつボリュームアップ。裏面のへこみはくりぬき、モールド入りプラ板を接着してスリットを追加。オーラ・ノズルとその周辺はフチを削り込みシャープ化している。胴体にはボールジョイントで接続。羽はキットのクリアーパーツをそのまま使い、取り付け軸を摩耗が少ないKPS製のランナーに交換した。
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©創通・サンライズ
田仲正樹(タナカマサキ)
本誌ガンダム班と「宇宙船」誌の映像倶楽部に所属。「コツがわかってきたので、6体目以降も必ず製作します」とのこと。





















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