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碇ゲンドウをフルスクラッチで初立体化!

2021.07.28

碇ゲンドウ 月刊ホビージャパン2021年9月号(7月21日発売)

フルスクラッチ碇ゲンドウ

『エヴァンゲリオン』を語るうえで外すことのできない存在である碇ゲンドウを、フィギュア原型師として活躍する緋路氏にフルスクラッチにて製作してもらった。頭部には発光ギミックを仕込み、より不気味さも増した碇ゲンドウ。クライマックスシーンを彷彿させる特撮カットとともにお楽しみいただきたい。

▲フィギュアは全高およそ19cmとなった(台座含まず)

▲アルミ線で骨組みを作りそこにエポパテを盛って整形。服や頭部はオーブンクレイで造形し、頭部はいったんレジンに置換した後、髪の毛や目などを造形している

▲頭部は原型を作った後、レジンに置換して空洞化。顔にLEDによる発光ギミックを仕込んでいる。電源はプラ板の箱組みで作った十字架状の台座の裏に仕込んでいる

 この度は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』より、碇ゲンドウを製作しました緋路と申します。映画を見終わり劇場から出て、四半世紀におよぶ長い物語にさよならを告げ感慨にふけりながら、やはりゲンドウさんを作ろうという気持ちと今回の特集記事がオーバーラッピングして製作に至るといった経緯でございます。
 製作に関しましては、基本的には焼いて固めるいわゆるオーブンクレイで作っています。例によってアルミ線で骨組みを作りエポパテで肉付け、服や頭部をオーブンクレイで造形していきます。ポーズは碇ゲンドウという人物の物語通してのイメージを、素立ちが一番過不足なく表現できるのではないかということでシンプルな立ちポーズ。
 頭部はレジンに置換して内なるゲンドウを製作。つまるところダメージヘッドVer.ですね。
 彩色については基本的には『:Q』の設定画に準拠。頭部については『シン』のパンフのカットを追ってます。そして画竜点睛ということでチップLEDを仕込み、碇ゲンドウ補完計画の成就と相成ったわけでございます。

ノンスケール スクラッチビルド

碇ゲンドウ

製作・文/緋路

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ⓒカラー ⓒカラー/Project Eva. ⓒカラー/EVA製作委員会

緋路(ヒロ)

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