『ガンダムカードゲーム』初の日本No.1プレイヤーが誕生! 「WORLD CHAMPIONSHIPS 25-26 JAPAN FINAL」会場レポート&優勝者インタビュー
2026.03.12
「ガンダム」シリーズの世界を舞台にしたトレーディングカードゲーム『ガンダムカードゲーム』。その日本No.1プレイヤーを決める日本決勝大会「WORLD CHAMPIONSHIPS 25-26 JAPAN FINAL」が、2月14日(土)、東京のバンダイ本社にて開催されました。

本記事では会場の模様を紹介しつつ、優勝選手へのインタビューをお届けします!
新たな大会ルールで繰り広げられた最高峰の対戦
バンダイ本社に特設された会場には、全国8か所で行われた日本エリア予選で参加権利を獲得した、総勢48名の強豪プレイヤーが集結。全4回のスイスドロー予選ラウンドが実施され、勝ち上がった4名のプレイヤーが決勝トーナメントで優勝の座を争いました。また、上位4名のプレイヤーには世界一を決める世界大会「WORLD CHAMPIONSHIPS 25-26 GRAND FINAL」の出場権利も与えられます。

本大会のトピックとして『ガンダムカードゲーム』の公式大会では初めてとなる「サイドボード使用」「BO3(2本先取制)」を採用。参加プレイヤーは各対戦が終わるたび、10枚のサイドボードからデッキのカードを入れ替えて次の対戦に臨める形となっていました。従来のBO1(1本先取)の大会と比べ、相手デッキにあわせて対策カードの投入が可能となるため、より戦略性の高い、日本決勝にふさわしい対戦が繰り広げられていました。
なお、予選の一部はフィーチャーテーブルで実施され、決勝トーナメントとあわせて公式YouTubeチャンネルにて実況解説が行なわれていました。白熱の対戦が振り替えれるのはもちろん、今後の商品情報も一挙公開されていますので要チェックです!
大会のデッキ分布は下記の通り。「Newtype Rising[GD01]」環境から安定した強さを誇る緑白コントロールや青緑アグロに加え、「Dual Impact[GD02]」「Steel Requiem[GD03]」の登場で頭角を現した青白ジ・O、青紫バルバトスが立ち並ぶ様相となっていましたが、決勝トーナメントには「青紫バルバトス」「青緑アグロ」が進出する、アグロ優勢の結果となりました。
ここからは、優勝したFUJI選手へのインタビューをお届けします!
初のアナログカードゲームで手にした日本優勝
―優勝おめでとうございます! 今の心境をお聞かせください。
FUJI選手(以下「F」):自分は最初のエリア予選となった、2025年9月開催の東京A会場でJAPAN FINAL出場権利を獲得しました。そこから期間が空いて、対戦から離れざるを得ないタイミングもあった中で出場したので「自分が日本一になった」という実感はまだあまり湧いていないんです……。ただ、JAPAN FINAL出場にあたって、たくさんの方に応援していただいたり、練習に付き合っていただいたりしたので、まずはみんなに感謝を伝えたいですね。
―表彰式でも、お世話になった方への感謝を述べていましたね。
F:本当にお世話になってます。僕より強いプレイヤーばかりなので、今回は託してもらったところもありますね。
―今回の使用デッキもアドバイスを経てたどり着いたのでしょうか。
F:自分の『ガンダムカードゲーム』の師匠的な方や、師匠と自分が所属しているコミュニティのメンバーで調整する中で「これだな」という確信が自分に中に生まれて「青紫バルバトス」デッキを選択しました。現環境に不利なデッキがほとんどなく、唯一の例外であるミラーも練度を詰めば差を出せるので、ミラーをとにかく練習していれば全体で五分以上は戦えるだろうというのが理由になります。
—本大会はブースターパック「Steel Requiem [GD03]」発売直後の開催となりましたが、デッキ構築や対戦にどのくらい影響があったのでしょうか。
F:使用デッキへの大きな影響は、配備時にダメージを与える「[GD03-056]ガンダム・バルバトスアダプト」が入ったというところですが、環境への影響はものすごく出ていると思います。ニュータイプチャレンジでも赤系のデッキが流行っていますし、他にも新しいデッキが色々出てきてはいます。とはいえ、ほぼGD02環境でデッキが固まっているこちらは大きく塗り替えられたデッキよりもより練習量、練度が高められますので、アドバンテージがあるのかなと。
—本大会ではサイドボードの使用が初めて適用されましたが、こちらを含めてデッキ調整で意識したポイントはありましたか。
F:サイドボードはベースがあると《ブロッカー》の効果を持つ「[GD03-068]ガンダム・端白星」を用意したり、普段4枚構築のベースをサイドから増やして5枚にしたりと、こちらもミラーというか、同じアグロ相手を想定して、ディフェンス力を上げることを意識しました。それ以外のデッキに対しては基本メインデッキそのままで優位が取れるので、よりスピードを上げるためにLv.2・2コストで2/2を持つユニットを1枚増やすかどうかくらいで、ほとんど動かすことはなかったです。
―サイドボードとあわせてBO3も導入されましたが、こちらもデッキ選択や構築に影響は出たのでしょうか。
F:まずは今回、どのデッキもサイドボードによって色々なデッキに対応できるようになりました。例えば緑白のデッキなら、相手が《ブロッカー》偏重だとわかったら「[GD03-018]アルトロンガンダム」や「[GD01-029]シェンロンガンダム」をBO3の対戦間に入れるような感じですね。そういったメタの読み合いみたいなものがサイドボードとBO3では発生し得るのですが、自分はそれがしんどいなと思いまして……(笑)。こちらがサイドボードを悩むより、相手がサイドボードに《ブロッカー》を入れて対策しなきゃいけないレベルのスピード感で戦える唯一無二のデッキとして「青紫バルバトス」を選んだところもあります。
一方で、従来のBO1で実施されているニュータイプチャレンジだと、このデッキは全く結果が残せていないんです。青紫デッキを倒すためだけに特化した赤系のメタデッキが増えてくるので、すぐ負けてしまうんですよ。ただ、赤系のデッキはアグロに強い半面、青白や緑白のようなコントロールデッキにはほぼ勝てないので、それをJAPAN FINALのような大舞台に持ち込む勇気のあるプレイヤーはそんなにいないのではないかとも考えていました。これもデッキ選択の一因にはなっているので、BO3の影響はしっかり出ていると思います。
―本大会はスイスドロー4回戦と、トーナメント2回戦で行なわれましたが、特に記憶に残る対戦はありましたか。
F:まずは何と言っても準決勝第3試合で、自分の残り1枚のシールドから「[ST02-016]コルシカ基地」が出たところです。相手のNukesaku選手はリーサルを決めれる局面だったので、あそこで【バースト】で配備されてアタックを食い止めてくれなければ負けていた、まさに逆転の一手でした。めくれた瞬間は思わず心の中で叫びましたし、印象に残りましたね。
あとは、他の出場選手と前日の夜に最後の調整をしていたんですけど、それまで使いづらいと思っていた「[GD03-001]ガンダムNT-1」を相手に使われて、結構いいなと思い直したんです。それでデッキ登録の直前、23時半くらいに1枚だけ投入しました。これが決勝トーナメントではほとんど活躍しなかったんですが(笑)、逆にスイスドローラウンドではこのカードに何度も救われる場面があったんです。1枚挿しなのでたまたま活躍した面ももちろんありますが、なんとなく「いいな!」と思えたので、もしMVPカードを選出するとしたら「ガンダムNT-1」を選んであげたいですね。
―先ほど話題にも挙がっていましたが、所属されている調整チームやホームのカードショップがあればお聞かせください。
F:「ガンダムカードLABO」という、YouTubeチャンネルやSNSも運用している大きなコミュニティがありまして、普段はそちらのメンバーとして一緒に練習や情報交換をしています。熱量も技量も高い方が本当に多くて、先にお話した師匠もメンバーの1人になりますね。あとは、東京・高田馬場にある『ガンダムカードゲーム』専門店「ガンハッピー」さんもよくお世話になっているショップで、対戦スペースも頻繁に利用しています。
―『ガンダムカードゲーム』はリリースから約半年が経過しました。JAPAN FINALという節目を終えたこのタイミングで、あらためて『ガンダムカードゲーム』はどんなところが魅力だと思いますか?
F:1つは敷居の低さだと思います。実は、僕自身がオフラインのカードゲームを本格的に遊び始めたのは『ガンダムカードゲーム』が初めてなんです。それまではデジタルでしかカードゲームを触っていなくて、最初は対面で誰かと対戦すること自体に緊張して手が震えてしまうくらいでした。デジタルカードゲームでもこういった大型大会で結果を残せたことは今までありません。運に恵まれた部分も大きいですが、そこから半年でJAPAN FINAL優勝までたどり着けたのは『ガンダムカードゲーム』が初心者でも遊びやすいカードゲームであることの証明になっていると思います。もちろん、ただ遊びやすいだけではなく、親しみやすい導入の先には奥深い戦略が用意されていることも魅力で、わずか1点のダメージをどのタイミングで、どこに飛ばすかによって戦局が一変するゲームバランスは本当によくできていると思います。
あとは、他のカードゲームにも当てはまるかもしれないのですが、プレイヤーの暖かさを感じる場面が多いですね。対戦の合間に対戦相手と雑談で盛り上がることも多いですし、JAPAN FINALという大一番でも張り詰めた場面こそあれ、最後まで朗らかに対戦することができました。実は昨年、所属していた会社が潰れてしまって路頭に迷っていたのですが、そうした雑談のなかで仕事の話になって、その方が働いている会社に誘っていただけたんですよ。
―『ガンダムカードゲーム』に人生を救われたと。
F:だいぶ救われてますね。「『ガンダムカードゲーム』を始めれば仕事がもらえる!」は言い過ぎですが(笑)、それくらい優しさに溢れたコミュニティが多いなと感じます。
―今後『ガンダムカードゲーム』に期待しているポイントがあればお聞かせください。
F: おもしろい効果のカードがたくさんある反面、環境の影響で使われにくい部分が多いのがもったいないなとは思っていて、そういったカードたちも活躍できるようなシナジーを生み出すカードや、新たなアーキタイプが出てきてくれたら嬉しいですね。直近だと<サイクロプス隊>は使ってみたいアーキタイプなので、今後の展開に期待しています。色々な「ガンダム」作品からカードが出ているので、好きなシリーズで思い切り戦えるようになるのが理想ですね。
―本大会で日本一のプレイヤーに輝きましたが、3月14日(土)・15日(日)開催の「WORLD CHAMPIONSHIPS 25-26 GRAND FINAL」で世界一の座を賭けた大会が控えています。世界決勝へ臨む意気込みをお聞かせください。
F:GRAND FINALはJAPAN FINALとカードプールが変わらないのでラッキーと思いつつ、海外で活躍しているデッキは日本と全然違っていて、交わったときにどんな影響が生まれるのかというワクワクもあります。自分はこんな世界規模の大会に出場できるとは思っていませんでしたが、運もあり、周囲の協力もあり、せっかく手にした日本優勝ですので、日本一の名を恥じないように戦い抜きます!
―ありがとうございました!


























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