【宇宙戦艦ヤマト メカニクス】第16回は国連宇宙軍の局地戦闘機「コスモファルコン」! ガミラス戦争最末期に制式採用され数々の戦果を挙げた本機の性能をじっくりとお届け
2026.02.24宇宙戦艦ヤマト メカニクス
『宇宙戦艦ヤマト2199』から『ヤマトよ永遠に REBEL3199』までのリメイク版『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場する戦艦などのメカニックを解説する連載。第16回は国連宇宙軍の局地戦闘機、コスモファルコン。ガミラス戦争で活躍した本機の性能に迫る。
解説/皆川ゆか
第16回:99 式空間戦闘攻撃機コスモファルコン
● 諸元・性能
機種:99式空間戦闘攻撃機
全長:15.9m
全幅:6.8m
主機:複合軸流式コスモエンジン(流星35型)
● 砲熕兵器
機銃×2
機関砲×6
空対空/空対艦ミサイル×8
加藤機
ガミラス戦争時のイスカンダルへの往還航海において、航空隊長を務めた加藤三郎の乗機。
篠原機
ガミラス戦争時のイスカンダルへの往還航海において、副隊長を務めた篠原弘樹の乗機。
国連地上軍仕様
ガミラス戦争末期、地上基地に配備されていた。加藤はこの機体でガミラス戦闘攻撃機メランカを撃墜している。
空母型艦載機
アンドロメダ級前衛武装艦空母型〈アポロノーム〉および〈アンタレス〉に配備された機体。垂直尾翼に所属艦名が記される。
パルチザン運用機
篠原、坂本らが操縦し、デザリアムの戦闘機カタピラスと空戦を行った。
99式空間戦闘攻撃機コスモファルコンは、ガミラス戦争最末期の2199年に制式採用された。開発および量産は、当時の国連地上軍、極東方面空間戦闘群、および宙技廠によって行われた。ガミラスの侵攻によって滅亡の危機に瀕していた地球の絶対防衛圏を守備するための局地戦闘機と位置づけられた本機は、大気圏内外での作戦行動が可能なことから、国連宇宙海軍が艦上機として採用した他、月面での防空任務にも用いられた。
2199年のイスカンダルへの往還航海で〈ヤマト〉の航空戦力とされたことで知られるが、これは艦載機として予定されていた零式52型空間艦上戦闘機コスモゼロの量産体制に遅滞が生じたことによる。〈ヤマト〉にはすでに地上軍で実用配備されていた本機を、2個航空隊分に相当する32機と予備機4機艦載している。
全領域対応機であるコスモファルコンの心臓部には複合軸流式コスモエンジン(流星35型)が搭載されており、いかなる環境下でも高い機動性を発揮可能とされている。この機動性を支える大きな特徴の1つが推力偏向技術と呼ばれるものであった。これは、主噴射口に二次元ノズルを採用し、左右が独立して可動、さらに機体下面の垂直離着陸ノズルを併用することで、通常飛行だけでなく、左右逆方向噴射によるロール機動、制動、リバース(後進)、そしてホバリングといった複雑な挙動を実現するもの。これにより重力下での滑走路を必要としない運用能力に加え、無重力空間でのドッグファイトにおいても、本機は卓越した運動性能を実現することとなった。
機体はステルス性を考慮し、各種兵装は基本的に胴体下面の兵装ベイに格納されるが、作戦内容に応じて主翼上下面のハードポイントに追加武装を懸架することも可能とされ、制空戦闘から対艦攻撃まで幅広く対応できる汎用性を有した。
ガミラス戦争を通じて、地球側の宇宙戦艦や巡洋艦はガミラス艦艇に対して性能面で劣勢を強いられていたが、コスモファルコンはガミラスの航空戦力に伍して引かぬ性能を持っていた。このことは〈ヤマト〉のイスカンダルへの往還航海における数々の戦果によって証明されている。
ガミラス戦争終結後、地球連邦政府は波動砲艦隊構想を掲げ、次期主力艦載戦術戦闘攻撃機計画(通称: CT計画)を立案。この計画の下、後継機として1式空間戦闘攻撃機コスモタイガーIIが開発され、制式採用された。ただし、コスモタイガーIIの量産体制が整うまでの間、本機は代替機として配備、運用されていた。
先述したとおり、全領域対応機であったことから、本機は地上軍でも運用されていたが、ガトランティス戦役終結後は、順次、コスモタイガーIIへの置き換えが進んだ。運用可能なコスモファルコンはモスボール処理され、保管された。この一部は、デザリアムの地球占領後、防衛軍内で展開された抵抗運動で使用されている。
コスモファルコンはその運用実績から地球の航宙機技術の確かさを示す傑作機として位置づけられよう。
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