【カードゲーマーweb】ブシロード・木谷社長「ブシロード新春大発表会2026」独占インタビュー!& 『パルワールドOCG』最速メディア体験レポート!
2026.03.04『ヴァンガード』『ヴァイス』『パルワールドOCG』の疑問をブシロード社長に直撃質問!

1月12日(月・祝) 東京ドームシティ「Kanadevia Hall」で開催された『カードファイト!! ヴァンガード 15th Anniversary ブシロード新春大発表会2026』では、新作タイトル『パルワールド オフィシャルカードゲーム』のお披露目を始め、ブシロードが展開するカードゲーム11タイトルの最新情報が一挙公開された。本記事では、ブシロード・木谷高明社長に後日インタビューを実施。発表内容の振り返りを中心にお話をうかがった。

───まずは「カードファイト!! ヴァンガード 15th Anniversary ブシロード新春大発表会2026」全体を振り返って、100点満点で評価をお願いします。
木谷高明社長(以下「木谷」):昨年の「ブシロード新春大発表会 2025」ではたしか90点を付けていたかと思いますが、それと比較したら内容的には95点ぐらいだったかな。ただ、7時間というのはいかんせん長すぎました。その分マイナス10点で、僕的には85点ですね。VTRで発表内容を凝縮させたタイトルもありましたが、それでもまだ改善の余地はありますので、来年はもう少し工夫します。カードゲームとそれ以外で2部構成にするのも考えたほうがいいですね。

───では、大きな発表があったカードゲームタイトルについてお話をうかがっていきます。まずは今年15周年を迎えた『カードファイト!! ヴァンガード』(以下『ヴァンガード』)ですが、やはり大きく目を引いたのは15周年記念アニメでしょうか。アニメーションスタジオ「MAPPA」の制作を大きく打ち出した納得のクオリティでステージも盛り上がっていましたが、こちらの制作にあたって木谷社長からアドバイスやオーダーはあったのでしょうか。
木谷:僕からは特にはないですね。ただ、制作依頼は僕が直接頼みに行きました。世界中の人に見てもらいたいという想いから、世界的に評価されている制作スタジオにお願いしたいと考えたのもありますが、実はMAPPAさんとは同じ中野区に事務所がある企業として交流もしていて、これまでも色々つながりはあったんです。しっかりとした仕事は頼んだことがなかったのですが、PVであれば制作期間や規模的にもお願いしやすいだろうとお声がけさせていただきました。非常にクオリティの高い映像を作っていただいて嬉しいですね。
───ということは、今後他のブシロードメディアでもMAPPAさんを起用されることはあるのでしょうか。
木谷:そこはなかなか制作ラインが取れないでしょうから難しいかもしれません。でも、機会があればぜひお願いしたいですね。
───15周年施策の一つとして、スペシャルシリーズ「ぶっちぎりスタートデッキ 聖域の光剣士 / 帝国の暴竜」も発表されました。『ヴァンガード』初の商品がリバイバルされるということで、注目度も高いかと思います。

木谷:非常に評判が良いですね。CLAMP先生にキャラクターデザインを担当いただいている今のアニメ『ヴァンガード』シリーズも好評ですが、やはり原作者である伊藤彰先生の「先導アイチ」シリーズに思い入れがあるファンは多いですから。ある程度注目されることは見込んで作っていましたが、発表後の反響があまりにも大きいので、急きょ生産数を倍に増やしました。
───これを機に復帰を考えるユーザーも増えそうですが、今後もこうしたオマージュやリバイバル商品は期待していいのでしょうか。
木谷:明言はできませんが、検討はしています。今回の発表会に関しては、コラボのインパクトが強すぎて、15周年の施策が薄めに感じたという声も一部ありましたが、実は15周年企画でまだ言えないこともたくさんあるんです。15周年ピンバッジや小冊子も作っていますし「カードゲーム祭2026」でも当然15周年の企画は出す予定です。まだお伝えできないことも含め、5月末くらいまではどんどん展開していきますので、期待してお待ち下さい。
───コラボも『龍が如く』と『イナズマイレブン』ということで、おっしゃるとおり期待値の高いタイトルですが、他のタイトルではなく『ヴァンガード』でコラボを実施する狙いはあるのでしょうか。
木谷:まずは15周年に際して、インパクトのあるコラボ先を探していました。加えて、これまであまり縁のなかったお客様にも『ヴァンガード』に関心を持っていただきたいという目標からコラボさせていただきました。どちらのタイトルも通常のブースター内に収録しつつ『イナズマイレブン』別個でタイトルトライアルデッキも出ますので、コラボだけでデッキも組める形になります。
───各コラボが独自の国家になるのか、既存の国家に属する形になるのかも気になります。
木谷:それはまだ明かせない部分になりますので、今後の発表を楽しみにしていてください。
───タイトルブースター プレミアム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」の発売も控えていますが、メンバー名の入ったトリガーが再録されないことで、デッキ構築を不安視しているユーザーもいるようですが……。

木谷:それはこのタイトルブースターだけで、強いデッキが完結して組めるようになると考えていただければ。本商品は正確には『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(以下『ガルパ』)のブースターになりますので、今までの『バンドリ!』系のカードを持っていない人でも、このブースターから問題なく始められますよ。
───これまで『ヴァンガード』を遊んでいなかったユーザーも注目の商品ということですね。
木谷:これまでは『ヴァイスシュヴァルツ』で「バンドリーグ」という限定公認大会をやっていましたが、4月からは「ガルパリーグ」として『ヴァンガード』も展開します。バンドごとのデッキ構築になると思うので、非常に組みやすくなっているはずです。9周年記念ブースターとしてコレクション要素も充実していて、発表会でお知らせした特別なレアリティのほかにも、99枚限定で、「純金の箔押しカード」を入れてあります。純金箔なので偽造もしにくいし、ものすごい話題になると思いますよ。
───『ヴァンガード』ユーザーだけではなく、『ガルパ』ファンにもうれしいアイテムとなりそうですね。
木谷:新しいゲームを発表したことで「『ガルパ』がなくなるのではないか」という声もありましたが、今回のタイトルブースターは「並行してしっかり継続していきます」という意思表示でもあります。一方で、バンド単位でお客様がついているコンテンツということは承知しているのですが、MyGO!!!!!に関しては新作ゲームの『BanG Dream! Our Notes』に登場する関係で、単独のストーリーの追加は行われなくなります。開発の都合もありつつ、そこはお客様に申し訳ないと思っています。だからこそ、キャラクターは大事にしていきたいという想いを込めた3月の『ガルパ』タイトルブースターをぜひ楽しんでいただきたいです。自信作です!
───通常弾もコラボも『ヴァンガード』は15周年にふさわしい盛り上がりになりそうです。
木谷:『ヴァンガード』については、1月に発売したスペシャルシリーズ「Master Deckset 明導ヒカリ / 明星エリカ」も非常に好調で、約6,000円という高めの商品ですが、ブースターのBOXを買う感覚で手に取っていただける、熱量の高いユーザーが増えたのかなと手応えを感じています。この勢いを15周年でさらに盛り上げていけるといいですね。

───次は『ヴァイスシュヴァルツ』(以下『ヴァイス』)についてお伺いします。18周年記念施策として小冊子が配布されるとのことですが、どのような内容になるのでしょうか。

木谷:15周年に配布したものと同様の構成で、歴史を振り返りながら商品を紹介していく内容になります。15周年冊子をお持ちの方はわかりやすいかと思いますが、無料配布とはいえかなり内容の濃い、豪華な冊子になるよう気合を入れて制作します。「カードゲーム祭2026」に来場された方全員に配布しますので、ぜひ会場で読んでみてください。先にお伝えした『ヴァンガード』の小冊子に関しても同様のクオリティをめざしていますが、こちらは『ヴァイス』より専門性の高い内容になりそうですので、本当に欲しいファンの元に届くように工夫します。
───『ヴァイス』は毎年周年記念の施策を実施していますが、今年は小冊子や記念ピンバッジを配布するなど、15周年レベルの充実度があるように思えます。特別な節目として考えているのでしょうか。
木谷:18周年という数字自体に特別な節目はないのですが『ヴァイス』の存在感をお今年はもう一度引き上げたいという思いがあるんです。3つの柱があって、1つはこの18周年記念キャンペーン。2つ目は商品仕様の見直しで、4月の商品からBOXが買いやすくなります。3つ目はタイトルの豪華さで、今年は「Vol.1」となる新規タイトルの商品がかなり多くなっています。過去の経験上、強力な「Vol.1」が出る時はユーザーが大きく増えますが、『東方Project』『魔法少女ノ魔女裁判』『ブラウンダスト2』『グランブルーファンタジー』『GA文庫』など、秋までずっと「Vol.1」が続きます。ここで一気に新規・復帰ユーザーを獲得できたら嬉しいですね。

木谷:あとは、以前メキシコに行ったときに、取引先のプロレス団体「CMLL」から92周年のピンバッジをもらったんです。CMLLにとっても92周年は節目ではないんですが「節目にこだわらず毎年お祝いしてもいいんだ!」と感銘を受けたんです。長く続いていること自体が素晴らしいわけですから。その影響で今回『ヴァイス』と『ヴァンガード』の周年ピンバッジを作ったのですが、サイズもかなり大きめで、スーツやショップのスタッフさんのエプロンに付けても目立つはずです。
───それを見て「『ヴァイス』ってもう18周年なんだ!」と会話のきっかけにもなりそうですね。
木谷:どちらのタイトルもこれだけ続いていること自体がアピールになりますからね。手に入れた方にたくさん使っていただいて、一緒にタイトルを盛り上げてくれたらありがたいです。
───続いて『ヴァイスシュヴァルツオンライン』について伺います。今回「ヴァイスエディション」と「シュヴァルツエディション」の2種類が発売されます。例えばヴァイス版を買った人がシュヴァルツ版のタイトルを遊びたい場合、どうすればいいのでしょうか。

木谷:『ヴァイスシュヴァルツオンライン』という本体があって、そこに入っている初期コンテンツがエディションによって異なる販売形態になっています。それぞれの収録タイトルはダウンロードコンテンツ(DLC)としても販売しますので、どちらかのエディションを持っていれば、もう一方のタイトルを個別購入して追加が可能です。最終的にはどちらを買っても全タイトルを揃えられるようになっていますよ。
───ということは、エディションが違ってもオンライン対戦は可能ということですね。
木谷:もちろん可能です。ただ、現状クロスプラットフォームには対応していませんので、Switch版とSteam版それぞれでオンライン対戦を楽しんでいただくことになります。
───PRカードも4枚封入されるとのことですが、こちらもエディションによって異なるのでしょうか。
木谷:はい、PRカードの内容もエディションごとに異なります。各エディションには4つのタイトルが収録されており、それぞれのタイトルのPRカードを1枚ずつ、合計4枚封入しています。
───デジタル版になることでルールの変更や簡略化、あるいはオートメーション化される部分はありますか。
木谷:サポート機能は充実させますが、ルール自体はアナログと全く同じです。シャッフルなどは自動で行われますが、プレイ自体はそのまま再現しています。
───収録タイトルは、今後さらに増える予定はありますか。
木谷:はい、DLCを通じて収録タイトルを追加していく予定です。具体的な内容や時期については、改めて発表いたしますので、ぜひ続報にご期待ください。
───『ヴァンガード』と『ヴァイス』両タイトルでカートンの入り数変更が発表されました。これまでよりも価格が下がって購入しやすくなった反面、高レアリティのカードが確実に入手できなくなったり、いわゆる4コン(4枚コンプリート)ができなくなるのではないかといった不安の声もユーザーから挙がっています。木谷社長の考えをお聞かせください。
木谷: BOXの入り数が減ることによる高レアリティカード入手の影響は、詳細にはお答えすることは難しいのですが、小売店様には既に説明をしていますので、ユーザーが手に取る段階でいずれ安心していただけるかと思います。4コンに関しては、これはショップさんがパックを剥いて作ったものを購入することも多いと思うのですが、それってショップさんが用意する負担になるじゃないですか。カートンの入り数を減らして価格を抑えることで、4コン買いばかりではなく、ユーザーが自らボックスやカートン、パックで買っていただく流れをもう一度作りたいんです。今の時代、12万円もするカートンは重すぎますから、まずはとにかく「手に取りやすさ」を重視した変更になります。
───続いて、新作カードゲームとして発表された『パルワールド オフィシャルカードゲーム』(以下『パルワールドOCG』)について伺います。非常に意外なタイトルでしたが、展開の経緯を教えてください。
木谷:実は『パルワールド』のリリース直後からカードゲーム化の話は進めていまして、1年以上かけてしっかりとルール開発を行いました。開発はすでに100%終わっていて、今はチューニングやテストプレイの段階ですが、かなりシンプルかつ面白いものに仕上がっていますよ。
───今回は木谷社長が直々にプロデューサーを担当されるのですよね。
木谷:本作は日本語、英語、簡体字の世界同時発売というグローバルな展開になりますので、会社全体を動かす必要があるということで僕が指揮を執ります。
───木谷社長は以前のインタビューで、カードゲームはルールの「原作再現度」を重視するとおっしゃっていましたが、本作はいかがでしょうか。
木谷:かなり再現できていると思いますよ。インタビューのあと、お時間があればぜひテストプレイしていってください! ※テストプレイのレポートは記事後半で掲載
───ありがとうございます! 原作は海外シェアが非常に高いタイトルということで、どうしてもプロモーションが海外編重になってしまわないかという不安がありますが、国内での展開にも期待してよいのでしょうか。
木谷:可能な限り全世界同時展開を行います。国内でも公認店を200店舗限定で募集したところ、すでにオーバーするほどの申し込みがありました。薄く広くではなく、各地の拠点でしっかり盛り上げたいと考えています。
───コレクション要素についてはいかがでしょう。『ヴァイス』のようなサインカードは難しいと思いますが、本作ならではの見どころはあったりするのでしょうか。
木谷:詳しくはまだ明かせませんが、多段階のレアリティ構成で、ユーザーの目を引く高レアリティのカードもしっかり用意しています。イラストも全カード新規で描き下ろたイラストですので、コレクションする楽しさも味わえるはずです。

───原作の『パルワールド』はリリース後に他企業との権利的なトラブルが発生したことも大きく取り沙汰されたタイトルかと存じます。実際にそのイメージから、カードゲームタイトルとして扱うことを不安視するユーザーも発表後に少なからず見受けられました。この点について木谷社長の見解をお聞かせください。
木谷:まず問題となっているのはゲームシステムに関する特許の話であり、キャラクターや世界観を扱うカードゲームとは直接関係のない部分と考えています。そして『パルワールドOCG』のライセンス元である株式会社パルワールドエンタテインメントとともに、安心してお楽しみいただける環境づくりに努めていきます。『パルワールド』を作ったポケットペアの溝部社長は本当に優秀で、前作の『クラフトピア』も100万本売れていますし、次世代のゲーム会社だと確信しています。僕はその「未来」に張って、リリースの段階からお声がけをしました。先にお話した公認店舗がすぐに集まったことから、同様に期待を寄せてくれているショップさんも多いはずです。なので、お客様も安心して、純粋に『パルワールドOCG』を楽しんでいただければと思います。

───次は5月3日(日・祝)・4日(月・祝)に東京ビッグサイトで開催される「GENDA GiGO Entertainment presents カードゲーム祭2026」について伺います。アナログゲーム企業出展社一覧が公開されましたが、大手カードゲームタイトルも続々参加して。まさに“カードゲームの祭典”という様相になってきましたね。

木谷:ブシロードの名前を冠から外したことで、他社さんも出やすくなったようです。去年の動員は2万2000人でしたが、今年は2万5000から6000人を目標にしています。今後3年で世界に誇る規模に育てていきたいですね。将来的にはBtoB(企業間取引)の要素も強めて、全国のショップさんや海外の問屋・メーカーが商談できる場にしていきたい。ゴールデンウィークに日本に来ればカードゲームのすべてがある、そんなイベントを目指します。来年はブシロード20周年ですし、規模を拡大して、これまでのブシロードが手掛けた全てのタイトルを体験できるような企画も実現できるといいですね。
───「カードゲーム祭2024 in 東京」で開催された過去タイトルの大会も大きな盛り上がりを見せていましたし、非常に楽しみです! 本イベントではコスプレOKなタイトルの範囲も拡大されました。『ヴァイス』や『Reバース for you』の参加タイトルも含めると膨大な数になるかと思いますが、イベントに向けてリストアップなどはされるのでしょうか。

木谷:用意する予定はありません。それぞれの公式サイトで参加タイトルはすべて確認できると思いますのでチェックしてみてください。
───コスプレで参加する来場者も増えると思いますが、コスプレ専用の撮影エリアなどは設けるのでしょうか。
木谷:特にコスプレ専用エリアというわけではなく、コスプレされた方も含めご来場の皆様が楽しめるフォトスポットを作成予定です。会場内では撮影可能エリアもございますので、節度を守ってぜひ会場のいろいろな場所で撮影してもらえればいいと考えています。
───オープニングライブも両日実施されるとのことですが、こちらの観覧方法やパフォーマンス時間は決まっているのでしょうか。

木谷:オープニングライブの一次先行はお申し込み終了しております。たくさんのご応募ありがとうございました。多数のご応募をいただきましたので、二次先行申し込みも予定しております。パフォーマンス時間はあくまでオープニングライブですから、30分弱で4、5曲といったところでしょう。ただ、カードゲームのイベントに来て30分のライブも見られるなら、かなりお得感があると思います。ステージを含めたカードゲーム祭の情報はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
───最後に読者への一言をお願いします。
木谷:昨今、大会での不正や大きなイベントでの盗難など、業界を荒らす要因が多くなってきています。転売や偽造も含めて、新規の人が入りづらい雰囲気になってしまっている。「危険な街」には誰も遊びに行きたくないですから、治安を良くしなければ業界は育ちません。新春大発表会でもバッグは足の間に挟んでくださいと常に注意喚起して、被害ゼロを目指しましたし、今回のカードゲーム祭でも、私服警備員を導入して警備体制を大幅に強化します。今後もお客様が安心して遊べる場を作っていきますし、同時に魅力的な作品をカードゲームとして展開し、業界を活性化させていきますので、応援よろしくお願いします。
───ありがとうございました!
『パルワールドOCG』テストプレイをメディア最速体験!
インタビュー後『パルワールド オフィシャルカードゲーム』のテストプレイを体験させていただきました!
カードのデザインなどはまだ公開できない試作段階とのことで、テキストのみのレポートとなりますが、開発段階は細かいカードの調整を除けば100%とのことで、しっかりとしたゲームプレイを体験することができました。

ゲームは個性豊かな「パル」を手札から場に出して、相手プレイヤーや相手のパルなどを攻撃していき、先に相手ライフを0にしたプレイヤーが勝利するというもので、非常にシンプル。デッキは50枚のメインデッキのほかに、メインデッキのカードを場に出すリソースとなる「ソウル」のみで構成された「ソウルデッキ」が10枚用意されており、毎ターン確実に増えていきます。相手の攻撃を完全に無効化できるカードがあったり、プレイヤーがダメージを受けただけ山札をめくり、特定のカードが出たらダメージを無効化できたりといった、ブシロードカードゲームのユーザーには馴染みやすい要素も含まれており、ドラマチックな逆転要素にも期待できるルールに感じられました。

特にライフダメージの無効化能力を持つパルは場に出しても強力な効果を持っており、さらに山札からめくったカードはすべて捨て札になってしまうため、無効化に期待してダメージを素通しさせ過ぎるのも禁物……というのはユニークな駆け引きとなります。
また、本作ならではの要素として「建築物」が用意されており、場に出してパルを「アサイン(使役)」させることで稼働させて効果を発揮することができます。テストプレイで登場した建築物は全体攻撃など、いずれも強力な効果を持っていますが、相手のパルに壊されてしまう可能性もあります。テストプレイでも、建築物をどのタイミングで出すのか、どのパルをアサインするのかといった悩ましい駆け引きが楽しめました。他にもパルを強化したり、相手のパルを攻撃したりできる「ギア」も用意されており、原作のサバイバルクラフト要素が垣間見えるポイントとなっていました。
原作の要素をしっかり再現しつつ、初心者も覚えやすいシンプルなルールに仕上がっている『パルワールド オフィシャルカードゲーム』。「カードゲーム祭2026」を始め、今後実施される全世界先行体験会では、テストプレイと同じ内容が体験できるほか、使用したプロトタイプデッキもプレゼントされるとのこと。本レポートで興味を持った方は、ぜひ参加してみてください!













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