HOME記事キャラクターモデル【Ma.K in SF3D】鳥脚型のスネークアイ「ダイダロス」と「アルタイル」の激戦! 記事後半では横山宏による新作「ダーブ」と、濃密なフォトストーリーをお届け!!

【Ma.K in SF3D】鳥脚型のスネークアイ「ダイダロス」と「アルタイル」の激戦! 記事後半では横山宏による新作「ダーブ」と、濃密なフォトストーリーをお届け!!

2026.02.11

Ma.K. in SF3D/ダイダロス【レインボウエッグ 1/20】 ●横山宏、MAX渡辺 月刊ホビージャパン2026年3月号(1月23日発売)

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傭兵軍 宇宙用鳥脚型装甲戦闘服 DOVE(ダーブ) 製作/横山宏

横山宏製作「傭兵軍 宇宙用鳥脚型装甲戦闘服 DOVE(ダーブ)」特撮
▲長距離観測用レーダーユニットを装着しS.A.F.S.型から一気に怪物感あふれるフォルムに
▲レーダーユニット上面にキット付属のスカルデカールを貼り、不気味さが増幅
▲「ダーブもダイダロスも回転式レーダーアンテナの定位置はここにします」(横山宏)
▲飾り台に真鍮線をつないで飛行態勢で展示している。背部中央のパネルラインはエポパテを盛って変更した
▲印象的な形状のレーダーユニットは黒色のプラ製スプーンが芯になっている。真鍮線によって回転が可能

 新年明けましておめでとうございます。今回で連載開始から17年目に突入したそうです。一度も休まず続けてこれたのは本当にすごいことです。そして横山は2026年6月でなんと70歳になります。いわゆる古希です。希なほど古くなるまで生きていた男が70歳になっても作例を掲載できることを読者や編集者に心から感謝します。まだまだ作りたいものがたくさんあるのでしばらくは頑張っていきたいと改めて決心した2026年の元旦でした。
 前回に続いて今回も人様に作ってもらったキットを「ここが違う。あそこが気に入らない」というワガママモデリングですが許してもらえるでしょうか? 今回はダイダロスを新型機に改造です。レインボウエッグ製のガレージキットを組みながら「そもそも頭部のないS.A.F.S.系のハッチにセンサー類を付けたらどれくらい印象が変わるだろう?」と長距離観測用レーダーユニットを取り付けてみることにしました。40年以上前、S.A.F.S.をデザインした頃にその頃模型店で見たバイファムのプラキットをよく買ったものでした。もちろん流用パーツにしようと思ってです。ダイダロスはバイファムの敵メカのような雰囲気があり今ここでバイファムに出そうなメカに近づけてみるのもおもしろいと考えて製作しました。ボリューム感は明らかに違うけど、グローサーフントの偽物のような気持ち悪さも狙ってみましたがいかがでしょう?
 今回もまたボディの分割線で隙間が出るところはパテではなくプラ板で埋めています。これはパテが乾くのを待たずに例のウェーブ製スクレーパーを使ってすぐに切削作業ができるからです。キットの姿勢を少し前かがみになるよう腰の取付角度を変えたり、背中のパネルラインを少しだけ変えたりしています。自分がデザインして立体にしていないものが製品化されると、あとから「こうしたい」と思ったところをついいじってしまうけど、まるで自分だけがハンドしてもいいサッカーの試合みたいな気分だよ(笑)。
 この新型機はシーピッグと組んで行動する機体としたので前に塗ったシーピッグと色調を合わせています。鳩のようなので「ピジョン」にしたかったけどすでにあるので、「ダーブ」にしました。ダーブも鳩という意味だけど、結婚式や手品で使われる白い鳩を指すそうです。MAXさんがダイダロスとアルタイルが格闘しているドラマチック作例を持ってきたけど、グローサーフントみたいな脚になったダイダロスがさらに頭のようなレーダーユニットを付けたのは相手に対する潜在的な恐怖心から強そうに見える装備を取り入れて似ていってる、いわゆる平行進化みたいなものかもしれないね。

横山宏製作「傭兵軍 宇宙用鳥脚型装甲戦闘服 DOVE(ダーブ)」

レインボウエッグ 1/20スケール レジンキット ダイダロス改造

傭兵軍 宇宙用鳥脚型装甲戦闘服 DOVE(ダーブ)

製作・文/横山宏

ダイダロス
●発売元/レインボウエッグ●14300円、発売中●約14cm●レジンキット


[Ma.K.in SF3D]EXPLANATIONS Vol.142

傭兵軍 宇宙用鳥脚型装甲戦闘服 ダイダロス

文/KATOOO(レインボウエッグ)

 ダイダロスは鳥脚型の宇宙用装甲スーツです。初出は2016年発売の「横山宏Ma.K.スケッチブック60」(ビームス刊)でラフスケッチが1点収録されているのみ。横山先生がレインボウエッグの1/20レガード(S.A.F.S. Mk.III偵察型)のレジンキットをどう改造しようか考えている時に描かれたスケッチで逆関節の鳥脚型になっているのが特徴です。
 初出時に名称はなく、私がこのスケッチに惹かれて立体化を志願し横山先生に相談していく中で宇宙用スーツという設定になり、鳥脚スネークアイという仮称で呼んでいました。原型完成後に横山先生が「ダイダロス」と命名。ギリシア神話に出てくる有名な大工でイカロスの父親でもあるダイダロスはマルチな発明家であり、グローサーフント型兵器に対抗すべく逆関節の鳥脚を取り入れて長身になったこのスーツにふさわしい名称だと思います。
 ダイダロスのスケッチからはA8/R8のボディ前面に装着されたような増加装甲が読み取れます。ここからA8/R8や極初期型ラプター“ヌーサンス”などMk.III系地上用スーツをベースに宇宙用の鳥脚型スーツが試作されたのではないかと開発過程を考察し、A8/R8やヌーサンスと同じ葉巻型の右前腕にするなど楽しみながら造形していきました。
 ダイダロスのレジンキットは2017年1月の初版以来約9年ぶりの再販となり、今回の「Ma.K. in SF3D」で特集していただきました。横山先生がダイダロスを改造し新バリエーション機ダーブが誕生したのはまさに青天の霹靂。特化された機体であるダイダロスにさらなる派生機ができたことに驚嘆し、オリジナルモデルとなる作例をお借りしてダーブをレジンキット化させていただくことになりました。

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© Kow Yokoyama 2026

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MAX渡辺/横山宏/KATOOO

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