祝再販!
傑作キット・イ401製作のポイントを今一度おさらい
2013年放送のTVアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 』。同作のキットを多数展開するアオシマが、そのノウハウを結集して2015年に発売した1/350スケールのイ401は、完全新規設計により巡航形態と超重力砲発射形態を高次元で両立させたことで知られている。それから10年となる2025年秋、再販されたキットを模型店で久々に目にしたモデラーも多いだろう。多少の知識は求められるが、完成時の満足感は折り紙付きの“伝説的キット”である。本記事では、超重力砲発射形態の固定モデルとして製作した不破優がその製作ポイントを解説する。
『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 』は、謎の艦隊「霧の艦隊」によって制海権を失った近未来を舞台に、人類と艦隊との戦いを描くSF海洋アニメ。第二次世界大戦期の軍艦に酷似し、意思を持って行動する艦艇と、そのインターフェイスとして形成された人型の“メンタルモデル”たちによる群像劇も見どころだ。原作は月刊YKアワーズ(少年画報社)で連載中のコミックで、2013年にTVアニメ化、さらに劇場版も2本作られた。
電飾、仕込んじゃいます
順序よく作れば恐るるに足らず! イ401攻略のコツ
製作
塗装
第二次世界大戦の潜水艦伊401を模した「蒼き鋼 イ401」がアオシマから久しぶりに再販されました。キットは巡航形態と超重力砲発射形態が差し替えで再現できます。エッチングパーツも付属しますし、蓄光のブラックライトデカールと、非蓄光のノーマルデカールがそれぞれ用意されるという、とても満足度の高いキットです。パーツのモールドは非常にシャープで合いも問題ありません。ただ、両形態を再現できるように作ろうとすると、最後までパーツがバラバラの状態で進めなければならず、構造的に強度が不安なところもあります。今回は超重力砲発射形態に固定して製作していきます。
■製作
まずは船体、艦橋、内部構造など接着できるところはすべて接着して強度を確保。流し込みタイプのスチロール接着剤を使用し、2日くらい乾燥させてからヤスリがけして合わせ目を消します。船体は船首と船尾に5cmくらい合わせ目がありますが、400番紙ヤスリと金属ヤスリで消していきます。また、一部の外装は裏側の押し出しピン跡が見えないこともないので、念のためヤスリ掛けして跡を消しておくとよいでしょう。
今回は超重力砲とノズルに電飾を施しました。磁石でスイッチが入る市販LEDを使用し本体が入るように少しだけ穴を開けています。ノズルのほうはちゃんと穴が開いているので、ほぼLEDを仕込むだけの作業です。
■塗装
サーフェイサーを吹いて傷を確認してから塗装に入ります。エッチングパーツの部分にはガイアノーツのマルチプライマーアドバンスをサーフェイサーの前に吹いておきます。
ブルー1=5番ブルー+72番ミディアムブルー
ブルー2=5番ブルー+74番エアクラフトグレー+色ノ源マゼンタ 少量
内部メカ=32番軍艦色2
蓄光カラー=蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- カラー ルミナスブルー
スミ入れはタミヤエナメルのジャーマングレイ、Mr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド グレーバイオレットでウォッシング。蓄光デカールを貼ったら、最後にガイアカラー Ex-フラットクリアー プレミアムを吹いて完成です。ちなみに蓄光カラー、蓄光デカールともに上からクリアーを吹いても効果は落ちませんでした。
スケールキットでありながらとても作りやすく、サクサク作業が進んであっという間に完成しました。

青島文化教材社 1/350スケール プラスチックキット
潜水艦 蒼き鋼 イ401
製作・文/不破優
潜水艦 蒼き鋼 イ401
●発売元/青島文化教材社●9350円、発売中●1/350、約35cm●プラキット
©Ark Performance/少年画報社・アルペジオパートナーズ
不破優(フワユウ)
端正なデカールワークとパステル調塗装に情熱を注ぐモデラー。ガンプラでは宇宙世紀もののMSが三度の飯より好き。


















































