数あるバリエーションからフィンランド空軍機を製作
アルマホビーから発売中の1/72スケールのホーカー・ハリケーン。第二次大戦初期のバトル・オブ・ブリテンではスピットファイアとともに救国の戦闘機となったが、数あるバリエーションの中から、フィンランド空軍が購入した初期タイプのMk.Iをチョイス。北欧の空を護った名戦闘機のベストキットをモデリング!
■キットについて
発売されてからだいぶ経ちますが、1/72ハリケーンのベストキットと思われるアルマホビーのキットを作ります。このキットは非常に繊細なモールドで篏合も文句なしなのですが、繊細過ぎて設計に遊びがないぶん組み立てがシビアなものとなっています。ゲート跡の処理などをきちんとやっておかないとあとで痛い目に合います。ラインナップはシーハリケーンを含めほぼすべての型がリリースされましたので作りたい機体は選び放題です。そのなかから今回はフィンランド空軍機を作ることにしました。
■製作
今回のキットはリミテッドエディションですが、エキスパートセットではないのでキャノピーのマスクシートやエッチングパーツは付属しません。エッチングパーツはともかくマスクシートはすべてのキットに付属させてほしいものです。まずは主脚庫から組み立てます。コクピット周辺もそうなのですが、パーツの篏合がかなりシビアなのでゲート跡、エッジの返り、パーティングライン、押し出しピン跡等きちっと整形しておく必要があります。組立説明書では、先に脚柱を取り付ける指示になっていますが以後の作業の邪魔になりますので、脚柱の取り付けは後にします。次にコクピットの組み立てに入ります。シートベルトおよび計器盤にデカールが用意されています。スケールを考えるとシートベルトはデカールで問題ないと思います。フレームパーツなど胴体内部に取り付けるパーツが多いのでしっかりと組みます。操縦桿、フットペダルなど一部のパーツは主翼上面に取り付けます。胴体と主翼を合わせる時に内部パーツが干渉しないよう気を付けます。胴体に垂直尾翼および水平尾翼を取り付け、塗装の準備に入ります。主脚、尾翼、プロペラ、キャノピー、アンテナ等は別途組み立て塗装を済ませ最後に取り付けます。コクピットやラジエーター内部をマスキングしたなら塗装に入ります。
■塗装について
塗装およびマーキングですが、前述したようにフィンランド空軍機で仕上げます。塗装図に掲載されている例1になります。まず機首、胴体後部の帯、主翼下面先端、プロペラ先端の黄色の部分をGSIクレオス Mr. カラーC329で塗ります。黄色で残す部分をマスキングして全体をガイアノーツ サーフェイサーエヴォ ブラックで塗ります。次に下面をMr. カラー C115ライトブルーで塗り、上側面はダークオリーブグリーンと黒の迷彩で仕上げます。このフィンランド空軍のダークオリーブグリーンが難しくキットの指示で調色すると黒との明度差があまり出ません。古い実機の画像でもわりと明度差があるので今回は明るめに調色しました。塗装が終わったらタミヤ スミ入れ塗料黒でスミ入れおよびウォッシングを行い、デカールを貼ります。その後、全体を3/4ツヤ消しクリアーでオーバーコートします。最後に残した小物パーツを取り付けて完成です。
■最後に
キットはかなり繊細で難易度が高いものです。それでもしっかり作ればそれに答えてくれる素晴らしいキットです。ディテールも良いしプロポーションも抜群、それにバリエーションはハリケーンのほぼ全バージョンを網羅しています。型式も塗装も選び放題です。ひとつ欠点を挙げるとすれば、ランナーとパーツをつなぐゲートがその大きさやパーツへの位置にもう少し配慮がほしいところです。これのおかげで、組み立てに少々てこずります。もちろんこれもプラモデルの基本工作だと思えば別に問題にすることもないのですが。
アルマホビー 1/72 スケール プラスチックキット
ホーカーハリケーン Mk.Ⅰ
製作・文/山田昌行
ホーカーハリケーンMk.1(東部戦線)
●発売元/アルマホビー、販売元/ビーバーコーポレーション●5500円、発売中●1/72、約13.5cm●プラキット
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山田昌行(ヤマダマサユキ)
明けましておめでとうございます。今年も作例(とくに変わったマーキングのもの)頑張りますのでよろしくお願いします。
























