HOME記事キャラクターモデル「ゴッドマジンガー」MODEROIDでついにプラキット化! 40年の時を経て甦った巨神に大理石塗装を施し、石像時の姿からの着想で太古の存在感を追求する!

「ゴッドマジンガー」MODEROIDでついにプラキット化! 40年の時を経て甦った巨神に大理石塗装を施し、石像時の姿からの着想で太古の存在感を追求する!

2026.02.09

ゴッドマジンガー【グッドスマイルカンパニー】●赤澤経治 月刊ホビージャパン2026年3月号(1月23日発売)

勇者ヤマトよ、ムーの平和を甦らせろ!

ゴッドマジンガー
特撮

プラキットで甦りし伝説の巨神
ペインティングで際立つ太古の存在感

 “マジンガー”の名を冠しながら、他のマジンガーシリーズとは一線を画す作風で知られるTVアニメ『ゴッドマジンガー』(1984)。本作は古代ムー大陸を舞台に、現代日本から召喚された火野ヤマトが、ムー王国の守護神・ゴッドマジンガーと一体化し、ドラゴニア王国の恐竜軍団と戦うファンタジー色の強い意欲作である。
 その主役たる魔神が、放送から40年の時を経てついに待望のプラキット化を果たした。引き出し式関節による小気味よいアクション性能に加え、表情差分パーツも付属するなど、長年の期待に応える高クオリティな内容となっている。ダイナミックファンならば、万難を排して手に入れるべきアイテムと言えるだろう。
 作例は、ゴッドマジンガーの石像時の姿に着想を得て、各パーツに石目模様やゴツゴツとしたテクスチャーを加える塗装表現を施し、機械ではない“巨神”としての魅力を追求してみた。

●ムー王国の守護神・ゴッドマジンガー。通常時は古びた石像の姿で静かに佇んでいるが、ムーの民に危機が迫るとヤマトと融合。青い鎧をまとう魔神の姿へと変じ、ドラゴニア王国の恐竜ロボットと激闘を繰り広げる。巨腕や脚による豪快な打撃で恐竜軍団を粉砕する他、腰に佩いた「魔斬剣」を用いた剣撃も披露する
●「ゴッドマジンガー」という名称は、もともと『マジンガーZ』に続くTVシリーズ案として検討され、また別の時期には『グレートマジンガー』の後継タイトル案として、幾度となく会議の俎上に載せられてきた由緒正しきタイトルなのだが、いずれも実現には至らなかった。その後、1984年に企画が再始動。TVアニメ、コミック、小説の三媒体同時展開という、当時としては異色の形で世に送り出されることとなった。幻の大陸・ムー大陸を舞台に、巨神と恐竜が激突するという唯一無二の世界観は、いまなお強い個性を放っており、再評価が待たれる作品である

ゴッドマジンガー
前
▲キットは、アニメ設定画を忠実に再現したベストプロポーション。可動のための関節構造が極力目立たないよう配慮された設計が最大の特徴で、目立つ切り欠きはほとんど見受けられない。それでいて可動域は必要十分以上を確保しており、本キットは“決定版”と呼ぶにふさわしい完成度、まさに神クオリティと言える仕上がりとなっている
ゴッドマジンガーが剣を抜こうとしているポーズ
剣を構えたポーズ

▲肩の引き出し関節の恩恵で、鞘から剣を引き抜く仕草をごく自然に取ることができる。付属の表情豊かなハンドパーツの出来も素晴らしい

ゴッドマジンガー
後ろ
ゴッドマジンガー
腰鎧 アップ
▲感動ポイントその1、腰鎧の展開。装甲板の切れ目に沿うかたちで目立たないように可動ヒンジが設けられており、写真のように下側の装甲板をめくり上げることが可能。これにより脚部の可動が大幅に広がるのだ
ゴッドマジンガー
膝裏 アップ
▲感動ポイントその2。設定では青い装甲部がヒザ裏を一周しているが、そのままではヒザ関節と干渉して深く曲げることができない。そのため、キットでは後ろ側の青い部分が下側にスライド(写真右側)、ヒザ関節との干渉から逃がすことができる
ゴッドマジンガー
足 アップ
青い部分の装甲にはターコイズ(トルコ石)風の塗装を遊びで入れている
▲石像の姿からの着想で、青い部分の装甲にはターコイズ(トルコ石)風の塗装を遊びで入れてみた。よく見ると、うっすら石目模様が入っているのがわかるだろうか?
魔斬剣は抜刀、納刀状態がそれぞれ付属
▲魔斬剣は抜刀、納刀状態がそれぞれ付属。柄部分は長さの異なる2種類を付け替えられる。写真の抜き身の剣に装着している柄(長)ならば両手持ちポーズも楽々
“怒り顔”パーツが付属
“怒り顔”アップ
▲劇中で時折見せる“怒り顔”パーツが付属。口元はパーツ状態で塗装済みだが、作例はさらなる迫力重視で剥き出しの白い歯、燃えるように赤い口内を荒々しく塗装で塗り分けた
ゴッドマジンガー
製作過程1
▲塗装中の状態。プロポーションには手を入れず、全身の黒い装甲パーツに溶きパテを塗りたくり、ザラザラとした質感にしている
ゴッドマジンガー
製作過程2
▲胴体の後ハメ加工。腹部前面装甲と胴体の接続ピンを2ヵ所削り落とすだけで、塗装後に組み立てられるようになる
踏み付けシーンを再現したカット
▲劇中ではパンチや踏み付けといった肉弾攻撃を多用していたゴッドマジンガー。キットはそれらのシーンを忠実に再現することができる

 編集部から「マジンガーを塗りませんか?」と突然の連絡があり、「とうとうオレも“鉄の城”を塗る時が来たか!」と喜び快諾したのもつかの間、送られてきたキットを確認したらゴッドマジンガー! これはこれで貴重なキット化だし、うれしいけれども!(笑)。
 とはいえ詳しい設定については知らないので改めて調べてみたところ、ゴッドマジンガーとは兜十蔵博士が創りし魔神……ではなく(しつこい)、ムー大陸を守護する太古の巨神で、普段は石像の姿を取っているとのこと。なるほどそういう目線でキットを観察してみると、ターコイズのような水色と深い青色が印象的に見えてきたので、塗装の際にそういう素材感やエイジング的なニュアンスを込めてみました。
■製作
 キットはプラが厚く、そのため表面のヒケやゆがみがほぼ見られなかったのはうれしいところ、ただ、その厚みの影響か? ダボがやたら硬い印象でした。ここはダボの穴側を軽くドリルやカッターで削って、渋みを調整してやると組みやすくなります。
 関節には引き出し式が多用されており、関節軸のすっぽ抜け防止のためか軸のスライドがキツめに設計されています。ここもダボと同様に軸を軽く削って調整するか、プラを侵さない潤滑油等を塗っておくとスムーズに動かせるようになりますよ。
■塗装
 成型色に近い色を意識して塗ってみました。金、青、水色は光沢、ネイビーブルー+紫っぽいところは、パテを塗り付けてザラザラ石肌表現からのツヤ消しで、水色はマヤ・アステカ遺跡の出土品のターコイズっぽさを感じたので、軽く大理石塗装を施して遊んでみました。
金=GX210番 GXブルーゴールド
青=328番 ブルーFS15050のエッジに2番 ブラックを吹いて、GX103番 GXディープクリアブルーでコート
グレー=14番 ネイビーブルー+CR2番 色ノ源マゼンタ少々
水色=34番 スカイブルーにGX ディープクリアブルーをランダムに吹いたら、乾燥したウェットティッシュをほぐして引き伸ばしたものを貼り付け、その上からスカイブルー+107番 キャラクターホワイト+175番 蛍光グリーン少々で明るい色を作りランダムに吹いて大理石風塗装
光沢=スーパークリアー 光沢でコート
つや消し=スーパークリアー つや消しでコート

グッドスマイルカンパニー ノンスケールプラスチックキット“MODEROID”

ゴッドマジンガー

製作・文/赤澤経治(ensingプロジェクトチーム)

MODEROID ゴッドマジンガー
●発売元/グッドスマイルカンパニー●5900円、発売中●約16cm●プラキット


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ⓒDynamic Planning・TMS/1984

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赤澤経治(アカザワツネハル)

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