HOME記事アニメ・ゲーム【宇宙戦艦ヤマト メカニクス】第15回はガルマン・ガミラス軍の「ゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダル」! 従来のUX 型からいかに進化を遂げたのか気になる性能をじっくりとお届け『宇宙戦艦ヤマト3199』

【宇宙戦艦ヤマト メカニクス】第15回はガルマン・ガミラス軍の「ゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダル」! 従来のUX 型からいかに進化を遂げたのか気になる性能をじっくりとお届け『宇宙戦艦ヤマト3199』

2026.01.22

宇宙戦艦ヤマト メカニクス●皆川ゆか 月刊ホビージャパン2026年2月号(12月25日発売)

宇宙戦艦ヤマトメカニクス15回さむね

宇宙戦艦ヤマト メカニクス

 『宇宙戦艦ヤマト2199』から『ヤマトよ永遠に REBEL3199』までのリメイク版『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場する戦艦などのメカニックを解説する連載。第15回はガルマン・ガミラス軍のゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダル。それまで活躍していたUX型からどこまで進化したのか、その性能を探る。

解説/皆川ゆか


第15回:ゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダル

諸元・性能
艦種: 攻撃型次元潜航艦
全長: 211.5m

砲熕兵器
1550mm 亜空間魚雷発射管×14(艦首)
925mm亜空間魚雷発射管×5(艦尾)
1550mm亜空間魚雷発射管×4(艦尾)
925mm魚雷発射管×4×2(両舷)
上部垂直発射装置×30
下部垂直発射装置×10×2(両舷)
収納式連装電磁砲[陽電子砲切り替え可能]×1
 *砲熕兵器の口径は地球側の換算による数値。

「宇宙戦艦ヤマト3199」ゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダル設定画
「宇宙戦艦ヤマト3199」ゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダル魚雷やミサイルの設定画

艦橋

「宇宙戦艦ヤマト3199」ゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダル場面カット1

 ゼランダル級は、次元潜航艦隊の旗艦として設計されたこともあり、従来のUX型では不十分だった艦隊の指揮機能が向上している。

牽引用ビームワイヤー

「宇宙戦艦ヤマト3199」ゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダル場面カット2

 船体各所には亜空間内でのサルベージ用に牽引ビームワイヤーを備える。UX型の牽引装備が小型艇の牽引に留まっていたのに対し、本艦の装備は本格的な艦隊運用に対応している。

亜空間魚雷

「宇宙戦艦ヤマト3199」ゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダル場面カット3

 UX-01型よりも口径が大きく、発射管数も多い。亜空間推進タービンを持ち、亜空間ミサイル同様、射出後に次元境界面を超えることが可能。


 ゼランダル級攻撃型次元潜航艦ゼランダルは、ガルマン・ガミラス軍の次元潜航艦隊構想の下に建造され、就役した。
 ガミラスは射手座矮小銀河のガルマン星系へ拠点を移し、この星に住むガルマン人とともにガルマン・ガミラスを建国したが、大ガミラス帝国時代の軍事力はなく、多くの植民星をも失ったことで生産力の面でも往時のような規模を示すことはできなかった。このため、ガルマン・ガミラスは艦隊戦略のうえで最優先事項とした次元潜航艦隊の編制に力を注ぐこととした。
 艦隊旗艦としての機能が与えられた本艦は、従来の亜空間深度よりもさらに深い空間を航行可能であり、高い隠密性を備えることが企図された。実現すれば浅部の航行に限られていたUX型よりも長距離を移動できることになり、戦略的により重要な役割を担うことを期待された。また、従来のUX型よりも全長は大きく、通常空間を航行する巡洋艦サイズに近いものとなっている。
 亜空間内で使用されるゲシュ=ヴァール機関の高出力化にともない、ゼランダル級の推進装置はUX型よりも大型化され、リング状の二重反転推進器を採用している。また、後部にはサブノズルを有し、姿勢制御スラスターに加え、次元圧の高い亜空間でも姿勢制御が可能な深深度耐用スラスターも各部に備えている。
 亜空間ではエネルギーが励起する特性上、陽電子砲よりも実体弾に優位性がある。このため、UX型では亜空間魚雷・ミサイルが主兵装となっていたが、ゼランダルは新たに連装電磁砲を搭載した。電磁砲の弾体は、縦400mm幅340mmの扁平な形状を持つ徹甲榴弾で、秒速1万キロを超える初速で射出される。この弾体は炸薬を持たず、運動エネルギーによって標的を貫通し、崩れることで榴弾効果を発揮する。 砲塔は長期間深深度の次元圧に晒されないよう、通常時は収納され、発射時のみ外部に姿を見せる隠顕式とされている。なお、通常空間での砲撃時には陽電子砲として運用することも可能である。
 また、亜空間ミサイル、亜空間魚雷の発射機構もUX型よりも大幅に数を増やした。これらは亜空間から次元境界面を突破して通常空間の標的をも攻撃可能とされている。
 ゼランダル級の特筆すべき点は、陽電子砲に切り替え可能とはいえ、亜空間での使用を前提として電磁砲を搭載したことや、自艦より深い場所にいる敵を狙うために下部垂直発射装置を備えたことである。このことから本艦は設計段階から亜空間内での本格的な戦闘を想定していたことがわかる。これはイスカンダル事変において亜空間内でUX型がデザリアムに襲撃、拿捕されたことも影響している。
 こうした点からガルマン・ガミラスの次元潜航艦隊構想は亜空間を隠密作戦のために通過するだけではなく、この領域を制圧することで戦略的優位を引き出すことを企図したものと考えられる。ゼランダル級の正式な艦種は「攻撃型」次元潜航艦であるが、ガルマン・ガミラスの新戦略からは戦略型次元潜航艦とも言うべき存在として位置づけられよう。


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