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『ウルトラマンA』西恵子氏×『平成ウルトラセブン』鵜川薫氏、『人造人間キカイダー』伴大介氏、『超光戦士シャンゼリオン』『仮面ライダー龍騎』萩野崇氏登場! 「特撮アーカイブ」トークショーレポート【スーパーフェスティバル93】

2026.02.03

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『超光戦士シャンゼリオン』涼村暁役『仮面ライダー龍騎』仮面ライダー王蛇/浅倉威役 萩野崇氏トークショー

▲ 開始早々サバを手渡される萩野氏。この後に萩野氏が発した言葉はもはや書くまでもないだろう

 最後に登場したのは「特撮アーカイブ」2度目の登場となる萩野崇氏! 以前の登壇では『仮面ライダー龍騎』の話が中心であったが、今回はまず30周年を記念したBlu-ray BOXの発売が迫る『超光戦士シャンゼリオン』についての話題から始まった。

 3月に発売される「超光戦士シャンゼリオン Blu-ray BOX」に合わせ、昨年11月にはスペシャルイベントも行われるなど、来たる30周年に向けて盛り上がっている『シャンゼリオン』。30年前当時、萩野は22歳だった。「オーディションの前、事務所で準備稿を読ませてもらった時に、ものすごい面白かったんですよ。本当に燦然と輝くぐらい面白くて。探偵事務所に帰ってきて第一声、床にへなーって座ってる朱美に向かって『なんだお前、座りしょんべんか』って。ヒーローのセリフ1行目ですよ!? ええ!? 何このホン!? と思って。もうずっとふざけ倒してるから何だこれと思って、どうしてもやりたいってオーディション行ったんですよ」。そうして参加したオーディションの会場では、オーディション開始前に白倉プロデューサーに遭遇。「あっ、っていう顔されたんですよ。だから僕はもうオーディション行く前に決まった! と思いました」

▲ 11月のイベントには白倉プロデューサー、脚本の井上敏樹氏(1部のみ)、速水克彦役の相澤一成氏(2部のみ)が集結し、楽屋から懐かしい思い出話がたくさん出ていたそうだ。このイベントの様子は「超光戦士シャンゼリオン Blu-ray BOX」に収録されているので要チェックだ

 主人公・涼村暁のヒーローらしからぬ人間性をはじめ、『シャンゼリオン』は非常に革新的で斬新なヒーロー作品だった。「海外旅行に行って変身して記念撮影してるだけの戦わない回とかありましたね。岡元次郎さん(シャンゼリオン役スーツアクター)がくるっと回ってイェーイ! って。それだけだとアフレコ楽だなあって(笑)」

 ヒーローらしからぬ涼村暁が偶然シャンゼリオンの力を手に入れてしまい、シャンゼリオンになるため訓練していた速水克彦は立場を奪われてしまった。速水を演じた相澤一成氏と萩野氏は11月のイベントで約10年ぶりに再会したと言う。「白倉さんが『君にしてはまだまともだけど』って言うから、えっ相澤さんってまともじゃなかったんですか? って聞いたら『彼はまともじゃないでしょ!』って(笑)。僕は当時はすごく真面目な方だと思ってたんですけど……なんか抜けてるんでしょうね、彼も。だからすごい仲良かったんですよ」。仲の良かったふたりは当時ずっと役名で呼び合っており、数年後に苗字で呼ばれた際は寂しかったと言う。「萩野さんの方から『速水』って言ってみればよかったんじゃないですか?」と聞かれると「いやあ、やっぱ考えてみると四つも年上なんで。ずっと僕、撮影中も敬語も使ってなかったのを許してくれてたんですよ。なんか本当にお兄ちゃんみたいな感じで。僕の方がなんか年とともに、4つも上の先輩にずいぶんな対応をしてしまったなと気づいて(笑)」

 相澤氏に限らず、当時萩野氏は撮影現場でもかなり涼村暁に近い振る舞いをしていたそうだ。「黒岩さん(役の小川敦史氏)にはわりと軽くキレられてましたね。『俺はお前の4つ上なんだよ』と。で僕は『ああ、そうだね。で?』って(笑)」。役について考え演じているうちに、涼村暁そのものになっていったのだと言う。「だんだん長石監督とかスタッフさんが『いいね』って言ってくださるようになるんですよ。それが嬉しくて、もっとよく考えてやって、自分が思ってたことができるようになっていくと、またすごく嬉しくて。だからもう本当に“涼村暁”っていう人になってましたね。本当に楽しかったです」

 『シャンゼリオン』について最後に萩野氏は「すごい時間をかけて作られてますし、こだわってるんですよね。白倉さんにしても井上さんにしても長石監督にしてもスタッフの皆さん、今では天才みたいな領域にいらっしゃるような方たちが若い時に作ってる作品なので、やっぱり今見ても面白いものとか、発見があると思います。僕は恥ずかしくて見れないですけど(笑)、ぜひ観ていただきたいと思います」と語り、前半のトークは一区切りを迎えた。

 ここで後半のゲストとしてお馴染み鈴村展弘監督が登場! 涼村と鈴村のダブルスズムラが並んでトークが始まった。

 話題は『仮面ライダーブレイブ~Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド!~』に浅倉威役として萩野氏が出演した際の『シャンゼリオン』にちなんだシーンから。あれは鈴村監督の発案だったそう。「なにか食べるシーンがあったので、生のイナダを用意して萩野ちゃんそれ食べてって。で、用意スタート! ってやったら、新鮮でなかなか歯が入らないんですよ。もちろんイナダは刺身で食べられる魚なんだけど」「筋肉すごいんですよ! 噛めないの、もう」「だからちょっと切れ目を入れてね。で、味も付いてないからちょっと塩振って(笑)」とかれこれ10年前(!?)となった龍騎以来の王蛇復活時を振り返った。

『仮面ライダー龍騎』放送当時鈴村監督が監督・脚本を務めた『仮面ライダー龍騎ハイパーバトルビデオ 龍騎vs仮面ライダーアギト』に登場した「正義の味方の仮面ライダー王蛇」については「王蛇も岡元次郎さんが演じてるじゃないですか。さっき袖で聞いてて思ったんですけど、くるっと回ってイェイ! って次郎さんあの時勝手にやってたんですよ(笑)。みんな『シャンゼリオン』大好きでしたね」と新たな発見を語った。

 浅倉威を演じる上では大変な撮影も多かったらしく、トカゲを食べるシーンでは「ゴム製のトカゲの中に鶏肉を入れといてくれるんですけど、撮影やってく内に中の肉は焼けるんだけど周りのゴムが溶け出しちゃって。肉とゴムが混ざってゴム臭いんですよ!」とのこと。他にもパスタのムール貝をカラごと食べる、インターホンを押す代わりにドアに頭突きをする(田﨑竜太監督)、苛立ちを表現するためゴツゴツした壁を殴る(石田秀範監督)などなどエピソードが次々に飛び出した。

 そして印象的なテレビシリーズでの浅倉の最期(警察機動隊の一斉射撃を受け死亡)は萩野氏の希望が反映されたものだった。「脚本の小林靖子さんが撮影中にみんなに聞いてたんですよね。自分が1年間演じてきた役をどういう形で終わらせたいですか、みたいな。で、僕ブルース・リーが好きだったんで。ブルース・リーの映画で最後警官隊に突っ込んで死ぬっていうのがあって(『ドラゴン怒りの鉄拳』)、それをやりたいなって。あと『俺たちに明日はない』も最後警察に包囲されてふたりが銃でバーッと撃たれて死ぬっていう終わりなんですけど、そういうのがすごいやりたいなって思って、ライダー同士じゃなく銃に撃たれて死にたいって言ったんです。そしたらまさか本当にそういう形になった」と回想した。

▲ 萩野氏が出演する、暁月 殺陣LIVE project『死闘』は1月17日に大阪のクールジャパンパークTTホールにて上演される。大阪では現在『超クウガ展』も開催中、ぜひ合わせて足を運んでみよう

 『シャンゼリオン』についてたっぷり聞いた前半戦から話が尽きない軽快なトークが続いた後半戦と、笑いが絶えず濃密なトークショーで今回の「特撮アーカイブ」は締めくくられた。今年で30周年の『シャンゼリオン』も、来年で25周年の『龍騎』と続く周年イヤーにまだまだ期待が膨らむところだ!


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