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ソフビ新ブランド「ゴジラCREATION」誕生! 第一弾「ヘドラ」を手掛けた造形作家・Yoshi.氏の特別インタビューもお届け【CCP information】

2026.01.10

CCP information 月刊ホビージャパン2026年2月号(12月25日発売)

CCP Informaion

 特撮&アニメ・コミック作品のハイエンドフィギュアを追究する、愛と気合いのフィギュアメーカー・CCPJAPANの最新情報をお届けしていく当コーナー。今回は、人気ソフビ「ミドルサイズシリーズ」の新ブランド「ゴジラCREATION」の全貌を公開! 第1弾には『ゴジラ』シリーズ屈指の人気怪獣、ヘドラがラインナップされる。今回は本作を手掛けた造形作家・Yoshi.氏のスペシャルインタビューも合わせてご紹介していこう。


「ミドルサイズシリーズ」新ブランド
「ゴジラCREATION」誕生!!

 レトロデフォルメテイストのソフビ「ミドルサイズシリーズ」で好評の『ゴジラ』シリーズに新機軸のブランド「ゴジラCREATION」始動! CREATION (創造) の名の通り、本作は造形師をフィーチャーしたアイテムで、手掛けるクリエイターによる独自解釈や怪獣像などを造形や彩色に色濃く反映させたアイテムだ。第1弾としてヘドラが2種同時に展開。まず最初は、オボロゲVer.のソフビサンプルをご覧いただこう。

ヘドラのソフビフィギュアのメイン画像
▲ コレクション性に富んだ約12cmというサイズ感の中にYoshi.氏の手によるアーティスティックな造形を遺憾なく表現。もちろん彩色に至るまで作り込まれており、グッとその世界観に引き込まれてしまう
ヘドラのソフビフィギュアの全体画像
ヘドラのソフビフィギュアのアップ画像
▲ 左右不均等で張り出した頭部が不気味さを演出。ヘドラの特徴でもある瞳の縁のディテールや赤い眼球など要所を抑えつつも独自のアレンジを盛り込み造形している
ヘドラのソフビフィギュアの背面のアップ画像
▲ 有機ガスが今にもボコッと溢れ出しそうな雰囲気を見事に表現。藻のような肉ひだなど背面の造形も見どころだ!
ヘドラのソフビフィギュアの足元のアップ画像
▲ ドロドロした感じを狙った造形。毒々しさを表現したグロス塗装など、細部にいたるまでヘドラらしい不浄な雰囲気を追求している

ミドルサイズシリーズ ゴジラCREATION ヘドラ1.0 オボロゲVer.

●発売元/CCPJAPAN●6930円、2026年6月予定●1/6、約12cm●原型、彩色/Yoshi.


ムクゲVer.も同時展開!

 同時展開となるムクゲVer.は、おどろおどろしいオボロゲVer.とは打って変わって、庭木などで人気の落葉低木、槿 (むくげ) の花をイメージして製作。淡く優しい色彩が印象的で、まるで人類の陰と陽を表現したかのようだ。ここはぜひとも2体まとめて入手して飾りたい。

ムクゲバージョンのヘドラのソフビフィギュアのメイン画像
▲ 当時社会問題となっていた公害をテーマにデザインされたヘドラ。汚染物質の集合体で醜悪なイメージの強い怪獣だが、本アイテムでは〟人の業を背負わされた儚げな存在〝と独自解釈し、槿の花言葉「繊細な美しさ」を彩色にて表現している
ムクゲバージョンのヘドラのソフビフィギュアの全体画像
ムクゲバージョンのヘドラのソフビフィギュアのアップ画像
▲ 瞳は青色をチョイス。槿らしい涼やかな雰囲気を演出している
ムクゲバージョンのヘドラのソフビフィギュアの背面のアップ画像
▲ シャドー塗装で底紅(花の中心部が濃い状態)を表現

ミドルサイズシリーズ ゴジラCREATION ヘドラ1.0 ムクゲVer.

●発売元/CCPJAPAN●6930円、2026年6月予定●1/6、約12cm●原型、彩色/Yoshi.


造形作家・Yoshi. スペシャルインタビュー

 新ブランド「ゴジラCREATION」は、お伝えしたとおりクリエイターにフィーチャーした作品だ。そこで今回は特別に、ヘドラの造形・彩色を担当した造形作家・Yoshi.氏にインタビューを敢行! 今作のコンセプトや懸ける想いを語っていただいた。

Yoshi.

大阪芸術大学卒業後、ゲーム会社就職を経てフリーの造形作家となる。会社員時代にCGやデジタル造形を手掛け『NieR:Automata』など、さまざまなタイトルでデザイン・モデリングを担当。有機的なメカデザインやクリーチャー造形を得意としており、商業フィギュアの分野でも多数の作品を世に輩出。代表作は同氏のオリジナルコンテンツ『ツムギバコ』のキャラクター、プトゥン。CCPJAPANからは『エヴァンゲリオン』シリーズのアレンジデザイン造形フィギュア等を手掛けている。

—今回製作されたヘドラを造形する上で特にこだわった点をお聞かせください。

Yoshi. ヘドラのソフビはもう世の中にたくさん素敵なものがあるので、その中でどう差別化できるかというのが今回一番チャレンジしたことでした。海坊主感を出したかったので正面から見た印象は大きく変えずに、斜めや横から見た時に顔のおでこが大きく張り出すようにしてぬぼっとした感じを表現しました。体表もヘドロのような藻のような肉のような何か分からないけど不浄なものでできている、というのが伝わる質感にこだわりました。

—本作が氏の東宝怪獣の一般版権フィギュアの原型を担当した初の作品となりましたが、意識した点などはありましたか?

Yoshi. 緊張はしましたがスタチューやガレージキットよりも手に取りやすいソフビで出してもらえるという喜びが大きかったですね。

—ソフビにする上で意識した点などはありましたでしょうか?

Yoshi. あえてソフビっぽい造形や塗装表現にはしないように心がけました。自分がそれを意図的にしたとしても、その良さを引き出せないと思いましたので、手に持った時の満足感を意識しました。あとは、ヘドラというモチーフに向き合って造形を進めましたね。後日「金型大変だったよ」と聞いて申し訳なかったです (笑)。塗装に関しても2種全く別のコンセプトで塗装したので、質感や色味の違いを楽しんでもらえたら嬉しいです。

—ありがとうございます。続きまして、オボロゲVer.の彩色コンセプトなどをお聞かせください。

Yoshi. オボロゲVer.は、ベーシックな彩色にしつつも、色味を抑えて青みを少し強めに入れました。不定形で定義化することのできないヘドラらしい、正に朧げな雰囲気を表現してみました。

—ムクゲ Ver.の彩色はどのようなコンセプトで製作されたのかお聞かせください。

Yoshi. ムクゲの花をモチーフに塗装しました。花言葉は「繊細な美しさ」「デリケートな愛」。醜くとても愛される姿ではないヘドラですが、そもそも人間が原因で生まれた怪獣なのでその存在の切なさもテーマに色を選びました。

—実物(ソフビサンプル)を見た時の感想を伺ってもよろしいですか?

Yoshi. 自分のつけた質感そのままにソフビになっていて、原型とのギャップがないことにとても驚きました。恐らくここまでもっていくことは非常に大変だったと思います。作業してくださったみなさまには大感謝ですね。

—最後にCCPJAPANとのコラボ商品について一言お願いします。

Yoshi. CCPJAPANさんは製品にとても高い意識をもって企画から量産もされている熱意しかないメーカーさんで、こだわりすぎて採算とれてます…? ってこともたびたびあるので少し心配です(笑)。今後も一緒にユーザーの方に喜んでもらえるものを作れたら嬉しいですね。

—本日はありがとうございました。

(2025年11月収録)

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