HOME記事キャラクターモデル『機甲界ガリアン』MODEROIDで本格始動! 先陣を切った「ガリアン重装改」を黒立ち上げとウェザリングで重量感たっぷりの貫禄ある姿に仕上げる!

『機甲界ガリアン』MODEROIDで本格始動! 先陣を切った「ガリアン重装改」を黒立ち上げとウェザリングで重量感たっぷりの貫禄ある姿に仕上げる!

2026.01.13

ガリアン重装改【グッドスマイルカンパニー】●野田啓之 月刊ホビージャパン2026年2月号(12月25日発売)

野田啓之製作「ガリアン重装改」特撮

MODEROID渾身の一作! ウェザリングで重量感たっぷりに仕上げる

 MODEROIDでいよいよ『機甲界ガリアン』本格始動! 主人公サイドの主力メカ3体が立て続けにリリースされる。その先陣を切るMODEROIDガリアン重装改は、基デザインの騎士然とした重厚なスタイリングを再現しつつ、ロボットらしいメカディテールもプラス。ガリアン/ガリアン重装改の選択、変形機構や特徴的な武装も余すことなく再現されており、MODEROIDシリーズの中においても会心の出来といってよい傑作キットになっている。野田啓之による黒立ち上げ&ウェザリングで仕上げられた、伝説の機甲兵の貫禄あふれる作例をご覧いただこう。

野田啓之製作「ガリアン重装改」
▲キットは全高で約18cmとボリュームある造形。どっしりとした力強いプロポーションとなっている。作例はキットを実直に組み、重厚感をより際立たせる塗装で仕上げている。ガリアンはここ10年ほどでキット化の機会に比較的恵まれているため、後発アイテムに求められるハードルは自然と高くなるのだが、MODEROIDはそれに十分に応える完成度といえるだろう
野田啓之製作「ガリアン重装改」背面
野田啓之製作「ガリアン重装改」胸部ハッチオープン
▲胸部ハッチが開閉。内部には球形コックピットが再現されている。各部スリット内に施されたメカディテールもよい塩梅
野田啓之製作「ガリアン重装改」製作中頭部
野田啓之製作「ガリアン重装改」製作中腰

▲作例は後ハメが主な工作。頭部はプラ板で補強を入れることで兜を別パーツ化、腰はフンドシのお尻側をカットすることでそれぞれ後ハメしている

野田啓之製作「ガリアン重装改」ガリアンソード構え
野田啓之製作「ガリアン重装改」納刀

▲ガリアンを特徴づけるガリアンソード。蛇腹の刃はなんとワイヤー素材を一体成型しており、ランナーから切り出すだけで自在に可動する。成型段階から刃が等間隔にセットされているのはかなり嬉しいポイントだ。さらに抜刀ポーズを再現できる専用の短い蛇腹刃まで網羅しているこだわりよう

野田啓之製作「ガリアン重装改」飛装砲装備
野田啓之製作「ガリアン重装改」飛装砲なし
野田啓之製作「ガリアン重装改」飛装砲構え
▲重装改で追加された飛装砲。多重軸で可動する。改装前のガリアンを再現するために穴がない状態のパーツも付属している
野田啓之製作「ガリアン重装改」固定砲台装備
野田啓之製作「ガリアン重装改」盾下アンカー

▲盾下部の杭が可動し、重装砲を用いた固定砲台も再現可能。脚と重装砲をつなぐケーブルもリード線で再現されている

野田啓之製作「ガリアン重装改」飛装改と自走改
▲ガリアンのもう1つの特徴である変形ももちろん再現。基から備えている飛装型、重装改への改修で追加された飛装改/自走改の各形態に変形できる

ガリアン飛装型

野田啓之製作「ガリアン重装改」飛装型

ガリアン飛

野田啓之製作「ガリアン重装改」飛装改

ガリアン自走改

野田啓之製作「ガリアン重装改」自走改
野田啓之製作「ガリアン重装改」製作中盾
▲盾は可動部がはさみ込み式だが、軸を短めにしておけば合わせ目を消したあとにはめ込むことが可能だ
野田啓之製作「ガリアン重装改」製作中機首
▲機首の目は成型都合でシャープさに欠けるため、パテ埋めしてからスジ彫りで彫り直すことで精悍な印象にした
野田啓之製作「ガリアン重装改」改修前脚パーツ
野田啓之製作「ガリアン重装改」改修前脚パーツ2
野田啓之製作「ガリアン重装改」改修前脚パーツ3

▲改修前の、ケーブル基部や自走改の操縦席がない状態の脚パーツも付属。自走改の操縦席はスライド展開し、コンソールも造形されている

野田啓之製作「ガリアン重装改」背面アップ
野田啓之製作「ガリアン重装改」胸部アップ

▲作例は黒立ち上げの塗装とチッピングで長く使い込まれた質感を再現。キットのインテークやスリット内、装甲裏にさりげなく施されたモールドが小気味よい。作例のようにメタリックで塗装すると無骨さが際立つ

野田啓之製作「ガリアン重装改」ポージング例

■はじめに
 私は『ガリアン』の存在をプラモデルで知ったので本編自体をリアルタイムでは観れていないのですが、80年代を象徴するロボットアニメの1つとして認識している作品です。今回のキットについてですが、色分け再現や機構の再現などのためにパーツ量がどっさりで非常に出来がよく、あえて手を入れる箇所はほぼありません。製作は細部のディテールアップや後ハメに終始しました。そのぶん細かいパーツも多いので、作られる方はパーツ紛失等にくれぐれも気を付けて製作に臨まれるのがよいと思います。
■本体
 頭は兜(?)の後頭部側に合わせ目が出るので、合わせ目を整形後に補強を入れて塗装後に顔をはめ込めるようにしました。
 変形時の機首パーツは目の部分が抜きの関係でボヤケてしまっていると感じたので、いったんパテで埋めて目のモールドを彫り直しました。
 腰パーツの合わせ目も意外に気になるので、処理後に目立たない後ろ側のラインでカットし取り付けました。加えて腰のリアアーマーになるウイングパーツは取り付け部を切り欠いて後ハメしています。
 盾の上部の可動部ははさみ込み式となっていますが、取り付け軸を短くしておけば後ハメできます。他の武装も細かい箇所を後ハメすれば問題ないでしょう。
■塗装
 今回はウェザリング仕上げを前提に、いつものようにブラックのサーフェイサーにて下地を作り、黒立ち上げで塗装しました。重厚感と使用感を醸し出せるよう普段よりエッジに下地の黒を若干多めに残しつつ、各色を乗せていきました。
本体赤=シナンジュレッド
本体黄=ガンダムカラー イエロー(1)
本体白=クールホワイト
本体グレー部=スターブライトアイアン
武器、関節部=ガンダムカラー グレー(9)
剣の刃部分=ライトステンレスシルバー
 基本塗装が終わったら、特に角を中心にこれでもか! ってぐらいにチッピングを施し、さらに排気口付近にはスス垂れ等を施し、使い込まれた質感を出した仕上げとしました。

野田啓之製作「ガリアン重装改」

グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット “MODEROID”

ガリアン重装改

製作・文/野田啓之

MODEROID ガリアン重装改
●発売元/グッドスマイルカンパニー●8700円、12月予定●約18cm●プラキット


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ⓒサンライズ

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