SFファン待望! 特撮TVドラマ『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』メインメカ「リアベ・スペシャル」が再キット化! 電飾工作とウェザリングで劇中風に仕上げる!!
2026.01.0370年代SFファン待望の宇宙船をレビュー!
往年のSFメカを中心にプラキットを展開しているHMA。その新作は、1978年の特撮TVドラマ『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』に登場するメインメカ、リアベ・スペシャル!
放送当時にはバンダイから発売されたプラキットが好評を博したが、数十年越しの再キット化となる今回は、撮影用プロップを丹念に研究し、決定版と呼ぶにふさわしい再現度を実現している。スタイルはこのままに塗装でじっくりと楽しみたいところだが、今回は内部スペースに余裕がある点に着目し、後部ノズルの電飾化にチャレンジしてみた。
『宇宙からのメッセージ』映画版・TV版の関係性
アメリカで『スター・ウォーズ』が興行的大成功を収めたのを契機に、国内外で空前のSF宇宙活劇ブームに沸いた1977年。その熱気に呼応する形で翌年公開された映画『宇宙からのメッセージ』は、国産SF特撮としては破格の製作費を投じ、多国籍キャストを起用するなど、意欲的なスケールに挑んだ一作である。その世界観とコンセプトを発展させ、同年には映画の100年後を舞台とするTVシリーズ『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』が放送された。いわば“映画版を土台とした”再構築企画であり、映画のスペースオペラ的魅力をTVフォーマットへと再編したものである。『銀河大戦』にはメインメカのリアべ・スペシャルが映画から引き続き登場したことで人気を確立。さらに、忍者活劇風の激しいアクションといった独自の方向性を確立していった点も本作の特徴だ。
リアベ・スペシャル
カタパルト展開!
コメットファイヤー
ギャラクシーランナー
ノズルの電飾工作
リアベ・スペシャル、またはリアべ号。これを覚えている人は歳がバレますな(笑)。個人的には大好きな宇宙船で、まさか令和の世に再びプラモ化されるとは夢にも思わず、しかもその作例を担当できるとは大変光栄なことです。では早速製作に入りましょう。
形状は入念にリサーチされているようで、ディテールは申し分ないと思います。ただ強度を考慮してか、コメットファイヤー・ギャラクシーランナー両機の折り畳み翼が差し替え式になっています、まずはこれを改造していきます。
ギャラクシーランナーがなかなか手がかかります。折り畳んだ翼の差し込みダボを切り取って機体側に移植、主翼が収まるスリットを作ります。赤い内翼は0.3mmプラ板で作り、主翼付け根、主翼、赤い内翼それぞれを0.5mm真鍮線でつないで可動ヒンジにしました。
コメットファイヤーは差し替えジョイントを利用して、差し込みヒンジの長いものを作りL字に切り欠いて真鍮線でつなぎます。スライドして下方に折れる仕掛けです。
リアベ号本体はほぼストレート組みですが、電飾を入れてみました。エンジン噴射口と機関部窓が光る仕掛けです。電源の出し入れは底部の四角いパネルをノコで切り欠いてスライドフタに。噴射口はおゆまるで型を取り、LEDを通す穴をくりぬいてからクリアーレジンに置き換えます。エンジン内部には8mmの透明プラパイプを仕込み、ペーパーで曇りガラス状にしてから接着、この中にLEDを入れると全体がぼうっと光っているように見えます。
■塗装
ボディカラーは1番ホワイト+8番シルバー+4番イエローを90:7:3で混色したもので塗装。ドッキングベイの赤は、29番艦底色+100番マルーンを1:1で混色。マーキングの赤は3番レッド、黒っぽい部分は301番 グレー FS36081とガイアカラー ガンメタルの使い分けを部位ごとに好みで塗り分け。
汚しは全体にタミヤエナメル塗料のブラックを吹き付けて劇中風に。結構思いっきり汚しています。最後にクリアーパーツを装着しますが、一部合いが悪いところがありますのでご注意を。コメットファイヤーの側面窓がほんの少し大きくて入らないので丁寧に削りながら合わせています。後部艦橋の窓は、窓枠のカーブとクリアーパーツの反りがわずかに合わず浮いてしまいました(私のキットだけの現象かもしれないので仮組みを推奨します)。この場合は、一体になっているクリアーパーツの窓をすべて切り離し、窓枠に1枚ずつ接着することで解決できます。のりしろ部分が邪魔してうまく窓がはまらない場合は、のりしろの干渉部を様子を見ながら削って合わせてやるとよいでしょう。

HMA1/144スケール プラスチックキット
リアべ・スペシャル
製作・文/澤武慎一郎
宇宙からのメッセージ 銀河大戦 リアべ・スペシャル
●発売元/HMA●10450円、発売中●1/144、約18.9cm●プラキット
©石森プロ・東映
澤武慎一郎(サワタケシンイチロウ)
船やSFもの・特撮ものを製作するマルチモデラー。電飾やディオラマも手掛けるなど幅広いテクニックと知識を持つ。
































