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『ザブングル』実験動画2作品おさらい&「SIDE R」スタッフQ&Aをお届け! 展示レポートやテーマソング「乱舞る」の発売もチェック!!【サンライズロボット研究所】

2025.12.27

サンライズロボット研究所 月刊ホビージャパン2026年2月号(12月25日発売)

2602122さむね

 2025年、サンライズロボット研究所から送り出された実験動画2作品、『BLUE GALE XABUNGLE SIDE L』と『BLUE GALE XABUNGLE SIDE R』。今回は「SIDE R」について、神風動画の山腰、髙橋両監督とサンライズスタジオのメインスタッフの方々にお話をうかがった。なお、実験動画2作品は現在もYouTubeのサンライズチャンネルで公開中。

『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-L』ロゴ

 1982年放送のテレビアニメーション『戦闘メカ ザブングル』の世界観と物語をわかりやすく伝えることをテーマにした作品。オープニング、エンディング曲と過去作品の映像を交えつつ、第43話「ヨップ捜せば大混戦」をモチーフにした新作映像を制作している。ここではウォーカー・マシンのサイズ設定を活かし、小型ウォーカー・マシンから超大型ウォーカー・マシンがひとつのシークエンスで活躍。メカの魅力をアピールした。

『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-L』場面カット9
『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-L』場面カット5
『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-L』場面カット1
『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-L』場面カット8
『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-L』場面カット4
『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-L』場面カット
『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-R』ロゴ

 『SIDE R』は『ザブングル』独自要素のひとつである“ユーモア”に着眼。『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のアイドルユニット「放課後クライマックスガールズ」が歌う新曲「乱舞る」をBGMに、人物キャラクターと新装備のウォーカー・マシンが所せましと飛び回る。“今風なアニメ”のニュアンスをあえてフィードバックした、メリハリのついた映像は世界観に見事にマッチしており、可能性を感じさせる作品に仕上げられている。

実験動画『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-R』場面カット14
実験動画『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-R』場面カット10
実験動画『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-R』場面カット4-1
実験動画『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-R』場面カット3
実験動画『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-R』場面カット19
実験動画『BLUE-GALE-XABUNGLE-SIDE-R』場面カット3

「SIDE R」メインスタッフへQ&A

 作画監督  松永辰

①今回はメカを神風動画、人物をサンライズスタジオが担当したそうですが、分担して作業されるなかで、どのようなすり合わせがあったのでしょうか? そこからどのようなアプローチを検討されましたか?

 神風動画さんとのやりとりから瞳の雰囲気を引き継ぐことや、ギャグも意識しながら、周りの輪郭を強調したりシンプルな影の付け方に合わせて、目立ちやすくのびのびと動かせるキャラクターをデザインしました。メカとギャグが絡む作品は他に見かけないと思うので、原作の『ザブングル』を知らない人に観てほしいですね。明るいみんなのいろんな表情が描けて楽しかったです。

②神風動画の表現方法にはどのような印象をもたれましたか?

 ギャグを兼ね合わせつつ、とにかくメカとエフェクトのテンション高めな勢いを出し惜しみせずに最後まで生き生きと全力で走り切っていた印象です。一緒にお任せされたキャラクターも振り落とされないように参加しました。

③完成した映像をご覧になっての感想と、おすすめポイントをお願いします。

 全体的に観ていただきたいのですが、特に敵を羽交い絞めにして放水してるシーンですかね。みんなが集まっている場面は背景と相まってとてもきれいなので、落ち着いたシーンですが目に留めてもらえたら嬉しいです。

 制作デスク  船本孝治

①今回はサンライズスタジオと神風動画の共同制作でしたが、いつもとは異なった点、ユニークに感じた点、苦労があった点などはありましたか?

 作画での表現が多いサンライズスタジオと違い、CGメインでの制作だったため、作画では思いつかないようなアイデアなどがユニークに感じました。
 お互いの表現方法が違うことで意見が割れることもありましたが、それは視聴者の皆様に新しい『ザブングル』という作品を届けたいという気持ちが強かったからなので、今となっては両社情熱を持って良い作品が作れたと思います。

②神風動画の表現方法にはどのような印象を持たれましたか?

 今作に関わった当初は固い表現にならないか少し不安もあったのですが、上がってきた映像を見て、作画的表現の良さとCG表現の良さが融合されてザブングルらしい映像になったことに驚きました。作品の良さを殺さずに、CGという手法でいろいろな表現ができるクリエイターの方達の技術と熱意に心を打たれました。

③完成した映像をご覧になっての感想と、おすすめポイントをお願いします。

 『ザブングル』は根強いファンの方達がいる型破りな作品だと思っています。
 今回のSIDE Rはその掟破りが大好きな方達が面白いと感じてくれる映像になっていると確信しました。この作品が世代を超えて多くの人達に届き、ザブングルという作品を知っていただけるきっかけになればと思います。個人的おすすめポイントは今作用に起こされたかわいくて魅力的なキャラクターたちと、ザブングルとウォーカーギャリアの新武装で敵を薙ぎ払うところです。装着シーンは男のロマンです。よね……?

 企画開発  池谷浩臣

①今回はサンライズスタジオと神風動画の共同制作でしたが、いつもとは異なった点、ユニークに感じた点、苦労があった点など、はありましたか?

 Vコンテが上がってくるたびに画が更新されていて、監督おふたりのイメージの明確さが見ていて楽しかったです。

②神風動画さんの表現方法にはどのような印象を持たれましたか?

 メカの動かし方、パーツの変形のさせ方など、アクションからの逆算のように感じられます。

③完成した映像をご覧になっての感想と、おすすめポイントをお願いします。

 キャラクターもメカも楽しそうに動いているところ。『ザブングル』という作品のなかにあふれている生命力のようなものが表現されていると感じております。


TAMASHII NATION 2025 サンライズ研究所コーナーPICK UP

 11月14日から16日まで東京・秋葉原で開催された「TAMASHII NATION 2025」で展示されたサンライズロボット研究所関連展示を振り返ってみよう。

超合金魂アイアン・ギアーとティンプ仕様のアイアン・ギアー
▲超合金魂アイアン・ギアーとティンプ仕様のアイアン・ギアー。左のアイアン・ギアーは魂ウェブ商店販売アイテムとしてリニューアル再販が決定している。
『SIDE-R』仕様の超合金魂ウォーカー・マシン
▲『SIDE R』仕様のウォーカー・マシンはオプションセットとして単品売りとなる予定
SMPザブングル&ウォーカーギャリアセット(仮)
▲SMPザブングル&ウォーカーギャリアセット(仮)。かつてスーパーミニプラとして発売されたウォーカー・マシン2体に新装備を加えたもの。現在企画中

テーマソング「乱舞る」発売!!

放課後クライマックスガールズ「乱舞る」ジャケット

 放課後クライマックスガールズが歌う、実験動画『BLUE GALE XABUNGLE SIDE R』テーマソング「乱舞る」が『戦闘メカ ザブングル』の主題歌「疾風ザブングル」のカバーバージョンとともにリリース。 初回限定盤にはドラマパートが収録され、LPサイズジャケット仕様となっている。

「乱舞る」がただいま先行配信中!
コチラからチェック!

THE IDOLM@STER SHINY COLORS 乱舞る / 疾風ザブングル

●発売元/バンダイナムコミュージックライブ●3850円(初回限定盤)、1760円(通常盤)、2026年1月14日予定


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