HOME記事ガンダムSDガンダム部門 【 金賞 】 は「武者頑駄無 黒漆塗赤糸威大鎧」!! 刺繍糸を利用した鎧の表現やスタイリングセンスで武者頑駄無の新たな可能性を見せる。オラザク2025で受賞作品を掲載【第28回全日本オラザク選手権】

SDガンダム部門 【 金賞 】 は「武者頑駄無 黒漆塗赤糸威大鎧」!! 刺繍糸を利用した鎧の表現やスタイリングセンスで武者頑駄無の新たな可能性を見せる。オラザク2025で受賞作品を掲載【第28回全日本オラザク選手権】

2025.12.07

[SDガンダム部門]金賞 月刊ホビージャパン2026年1月号(11月25日発売)

金賞

imapresso製作「武者頑駄無-黒漆塗赤糸威大鎧」

[SDガンダム部門]

武者頑駄無 黒漆塗赤糸威大鎧

imapresso(大阪府・50)

BANDAI SPIRITS プラスチックキット LEGEND BB 武者頑駄無使用

 応募作品全体のレベルが一際高い印象のSDガンダム部門で金賞を獲得したのは、鎧の表現に糸を使うという独創的なアプローチに挑戦したimapressoさんの「武者頑駄無 黒漆塗赤糸威大鎧」。SDならではのかっこよさを追求した絶妙なアレンジセンスと工作力は、我々に武者頑駄無の新たな可能性を見せてくれました。

■精悍な顔に惚れました。SDとしてのバランスも良いですね(太田垣)
■刺繍糸を利用した鎧の表現がとても新鮮で目を惹きました。本体のスタイリングもカッコイイ(木村)
■鎧の素材感が素晴らしく、工芸品の感があります!(清水)
■こだわりポイントが刺さりました。その発想力とセレクトしたSDガンダムの親和性も然ることながら、鎧への深い造詣も垣間見られ、感動しました(BNF)

imapresso製作「武者頑駄無-黒漆塗赤糸威大鎧」前
imapresso製作「武者頑駄無-黒漆塗赤糸威大鎧」背面
imapresso製作「武者頑駄無-黒漆塗赤糸威大鎧」別ポージング
imapresso製作「武者頑駄無-黒漆塗赤糸威大鎧」鎧刺繡アップ
imapresso製作「武者頑駄無-黒漆塗赤糸威大鎧」俯瞰横寄
imapresso製作「武者頑駄無-黒漆塗赤糸威大鎧」刀構え

受賞コメント/imapresso

このたびは、オラザク選手権 SDガンダム部門金賞という栄誉ある賞をいただき、ありがとうございます。imapresso(イマプレッソ)と申します。
 HJ誌との出会いは89年4月号、ボトムズが表紙でした。見たことのない模型世界の広がりを知り、興奮して誌面を捲ったことを覚えています。最近25年ぶりに模型を再開して、今はその楽しさに夢中です。
■一次突破を目指して
 初参加の昨年は片隅に小さく掲載されました。それだけでも嬉しいのですが、やっぱり悔しいものです。それから一次突破をするには「明確なコンセプト、初見のインパクト、唸るアイデア、それらを形にする技術」が必要だと感じ、自分の現技術で一番完成度が高くなりそうだったのがこの武者頑駄無の案でした。
■コンセプト
 戦国時代の鎧武者姿をデフォルメ風に落とし込んだキャラが武者頑駄無。キャラクターデザインとしてSD風に省略された鎧兜部分を作り込む、というのがコンセプトです。鎧兜が基デザインよりリアルに寄るので、それにともない頭部を瞳のあるSDタイプからSDCSのRX-78の頭部に差し替え。リアルグレードSD武者頑駄無を目指しました。肩アーマーを大袖(おおそで)に差し替えるのは最初に決めた方向。脚を幅増しして力強く。シルエットは横に張り出したものから塊感のある形に変化しました。
■糸で編む
 実際の鎧兜同様に装飾部を糸で編み込んで表現。ここが最大の見せ場であり、一番難航した工程でした。太さ、色、素材感、加工性などを考慮すると良い糸が見付からず苦労。行き着いたのは刺繍糸。それを細かくほぐして鎧に編み込みました。背中にも総角・掛緒・水呑緒といった紐を磁石で取り付けています。製作にあたり戦国の鎧に関して結構調べたので詳しくなりました(笑)。
■最後に
 いつも優しく模型製作を見守ってくれている妻や、展示会を通じて出会った方々、出会った時の興奮を今も伝えてくれるHJ誌とオラザク選手権関係者の皆様、本当にありがとうございました。
 模型って楽しいね!


\銀&銅賞はコチラ!!/

ⓒ創通・サンライズ

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