HOME記事キャラクターモデル『トップをねらえ2!』から「バスターマシン7号」がMODEROIDで登場!! 魅力満載の本キットを瞳デカールへのペイントを駆使して伝説のバスターマシンの活躍を追想!

『トップをねらえ2!』から「バスターマシン7号」がMODEROIDで登場!! 魅力満載の本キットを瞳デカールへのペイントを駆使して伝説のバスターマシンの活躍を追想!

2025.12.18

バスターマシン7号【グッドスマイルカンパニー】●ネコアシ 月刊ホビージャパン2026年1月号(11月25日発売)

ネコアシ製作「バスターマシン7号」文字入り

伝説のバスターマシン、模型化ですっ

 2000年代のアニメシーンに偉大な足跡を残した快作『トップをねらえ2!』(2004)より、作中最強のバスターマシン「バスターマシン7号」がプラキット化。劇中で印象的なバスタービームやバスターミサイルといったアクションを再現できる他、彩色済みフェイスパーツと瞳デカールの組み合わせにより多彩な表情演出も可能という、ガールズプラモとしての魅力も併せ持つ注目キットだ。作例はネコアシが蛍光塗装や瞳デカールへのペイントを駆使し、作中の活躍を追想しやすいように愛情を込めてフィニッシュしている。

ネコアシ製作「バスターマシン7号」
ネコアシ製作「バスターマシン7号」背面

▲記憶喪失の少女・ノノの本来の姿であり、宇宙怪獣群「バスター軍団」の中枢端末を担う自律人型人工知性体。現存する最古のナンバーを持つ「最強のバスターマシン」と呼ばれ、ヒトと変わらぬ大きさながらその実力、戦闘能力は人類史上のどの兵器にも劣らないという

ネコアシ製作「バスターマシン7号」手首アップ
▲手首部分の関節はデザイン上省略されているが、前腕部のロール軸で手首の可動を補うことができる
ネコアシ製作「バスターマシン7号」設定基準かかと
ネコアシ製作「バスターマシン7号」自立重視大型かかと

▲︎かかとは設定通りの形状(写真左)と、自立できるように大型化した状態(写真右)のどちらかを選んで取り付けられる

ネコアシ製作「バスターマシン7号」フェイスパーツ覚醒リタッチ瞳アップ
▲第4話でノノが覚醒するシーンで帝国宇宙軍の紋章が現れた瞳を、デカールの上からのリタッチで再現した
ネコアシ製作「バスターマシン7号」フェイスパーツ覚醒
ネコアシ製作「バスターマシン7号」フェイスパーツ
ネコアシ製作「バスターマシン7号」フェイスパーツ叫び
ネコアシ製作「バスターマシン7号」フェイスパーツ叫び右目線
ネコアシ製作「バスターマシン7号」フェイスパーツ笑顔
ネコアシ製作「バスターマシン7号」フェイスパーツ笑顔左目線

▲フェイスパーツはキット付属のアイプリント済3種の他に、付属デカールで目線違いを追加。先述の覚醒顔、叫び顔(右目線)、笑顔(左目線)の3つをデカールとリペイントで追加した他、すべての顔に薄くチークを施した(笑顔はチークデカールも追加)

ネコアシ製作「バスターマシン7号」腕組み姿勢
▲両腕を肩から外し、専用パーツに交換することで象徴的な腕組みの姿勢に。両脚から出現する「脚部三重六連装ミサイルサイロ」×8も差し替えで再現できる
ネコアシ製作「バスターマシン7号」髪
▲︎ノノのピンクの髪から豹変、燃えるように発光して逆巻くバスターマシン7号の頭髪。キットは髪の付け根に可動軸があるので髪の毛を逆立てた姿にできる。作例はバーチャロンカラー ビビッドオレンジで基本塗装後、ガイアカラー 蛍光オレンジでグラデーション塗装。ブラックライト照射でその色合いを表現できるようにした
ネコアシ製作「バスターマシン7号」フィジカルリアクターアップ
ネコアシ製作「バスターマシン7号」製作途中フィジカルリアクター

▲手首と胸のフィジカルリアクターはクリアーパーツをはめ込むとあまり見えなくなってしまうが、設定通りに赤・青・緑の3色で塗り分けた

ネコアシ製作「バスターマシン7号」ミサイル口
ネコアシ製作「バスターマシン7号」製作途中ミサイル口マスキング塗装

▲ミサイルサイロは付け根にボールジョイントがあり多少の角度を付けられる。発射口は残念ながら色分けされていないので、我こそはという方は作例を参考にマスキング塗装してみよう

ネコアシ製作「バスターマシン7号」製作途中クリアパーツ
▲脱着可能な頭部バイザーや足裏のクリアーグリーンのパーツはそのまま使用。ゲート跡が目立つので、ガラスヤスリで磨いて目立たなくした
ネコアシ製作「バスターマシン7号」製作途中ハンドパーツ
▲︎握った形状のハンドパーツは成型都合でモールドの甘い箇所があるので、人差し指〜親指の側面を彫り込んだ(写真右側が加工後)
ネコアシ製作「バスターマシン7号」製作途中太モモ
▲太モモとスネ正面の合わせ目を接着して処理。ヒザ関節と各部の赤い半月状パーツははさみ込み構造のため、塗装後に接着してから合わせ目処理を行っている
ネコアシ製作「バスターマシン7号」製作途中腕組みパーツ
▲︎腕組みパーツの肩関節は見た目を優先してパテで段差を埋めた(写真右側が加工後)
ネコアシ製作「バスターマシン7号」ポージング例
ネコアシ製作「バスターマシン7号」バスタービーム

▲肩と股関節が引き出し式で見た目以上に動かしやすいので、代表的な必殺技シーケンスをひと通り再現可能。このために、人差し指と中指を突き出したハンドパーツが用意されているのがありがたい!

ネコアシ製作「バスターマシン7号」イナズマキック
▲︎ゲームなどで見られる単独の蹴り技もバッチリ。MODEROID ディスヌフ発売の暁には、映像中の「イナズマァァァァァ! ダブルゥゥゥゥ! キィィィィィィィィィィィック!」も再現してみたい!(グッスマさんぜひディスヌフ製品化を!)

■はじめに
 ノノちゃん、もといバスターマシン7号です。同じく鶴巻(和哉)監督の『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』が話題になった年にキット化されることに運命を感じますね。僕もちょうど『トップをねらえ!』シリーズを観返したところだったので、興奮冷めやらずといった感じで取り組ませていただきました。
■工作
 プロポーション、ディテールともに良好なので大きく手は加えず、気になる部分の修正をメインに行っています。
 付属の腕組みパーツは上腕からヒジにかけての白色部分の塗り分けラインにスジ彫りを追加。脚が左右はさみ込みで目立つ合わせ目が出るのですが、構造上後ハメが難しかったので先に内部パーツを塗装・マスキングしてから組み込み、合わせ目消しと塗装を行っています。各ハンドパーツはモールドが甘い部分があったので彫り込んで力強い印象に。
■塗装
 髪は燃えるような感じを出したかったので、彩度の高い蛍光色を使ったグラデーションに。左胸と両腕部のフィジカルリアクターは内部を水性シルバーで塗り、中心部をそれぞれ赤、緑、青の蛍光エナメル塗料で塗り分け。
 バスターミサイルはハイキューパーツの円形マスキングシールで発射口を塗装。100ヵ所近くありますが、自分の力を最後まで信じてやり遂げました。
 フェイスは付属の3種の他に、付属デカールで目線違いを追加。さらに覚醒シーンでの瞳に帝国宇宙軍の紋章が現れたものをデカールの上からのリタッチで再現してみました。(実際にはこのシーンではフラタニティ制服なのですが……気にしない!)
■カラーレシピ
白=CL08番 ナッツホワイト
赤=ガイアカラー 名鉄スカーレット
濃赤=ダグラムカラー ダークレッド
青=バーチャロンカラー マーズディープブルー
髪=バーチャロンカラー ビビッドオレンジ→蛍光オレンジでグラデーション
マフラー=ガイアカラー FS36622グレー
■おわりに
 ディスヌフも欲しいと思うネコアシでした。

ネコアシ製作「バスターマシン7号」

グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット“MODEROID”

バスターマシン7号

製作・文/ネコアシ

MODEROID バスターマシン7号
●発売元/グッドスマイルカンパニー●7900円、発売中●約16cm●プラキット


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ⓒ2003 GAINAX/TOP2委員会

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