MG Ver.Ka最新作として2026年2月に発売となる「フルアーマーZZガンダム」。その開発過程を追いかけていく連載が今回よりスタート！　「全日本模型ホビーショー」のレポートや機体設定を紹介しつつ、BANDAI SPIRITS ホビーディビジョンの企画担当、福田瑞樹氏にキット仕様についてヒアリングしてみた。

■本アイテムの立ち位置
本アイテムはMG Ver.KaのZZガンダム系列としては、ダブルゼータガンダム、強化型ダブルゼータガンダム、FAZZに続く4体目のアイテムとなる。おおまかには強化型ダブルゼータガンダムにカラーを変更したFAZZの外装を装着したものになるが、ランナーごと成型色を変えるだけでは成立せず、細かな調整を必要としている。また、当時のMG フルアーマーZZガンダムでは腹部外装が青いパーツだったが、本アイテムでは明貴美加氏が描いた設定画に合わせて白いパーツになっている。今回、カトキハジメ氏の提案により白と青の両パーツが付属しており、設定画版と当時のMG版を選択して組み立てることが可能だ。さらに、設定的に着脱できない仕様になっているFAZZとは異なり、本アイテムでは仕様として強化型ダブルゼータガンダムへの換装も可能となっている

■新規マーキングデカールが付属
マーキングは新規デザインの水転写式デカールが付属する。分かりやすい違いでいえば、FAZZにあったハイパー・メガ・カノンのペガサスIII所属を示す「PG」や胸部の機体番号「04（04、05、06の選択式）」がなくなっている点だが、スネ下部の「ZZ FAZZ」が「ZZ FA-ZZ」になっていたりと、細かな違いを探してみるのも楽しい

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「全日本模型ホビーショー」で完成見本展示!!

　2025年10月18日・19日に開催された「第63回全日本模型ホビーショー」では商品化決定の発表後、初めて立体物展示が行われた。大物アイテムだけあってコーナーも大きく取られ、マーキングデカールを貼った状態の完成見本を中心に、マーキングを貼らずにスミ入れのみを施した状態を2体、計3体の完成見本が展示された。

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機体解説：
フルアーマーZZガンダムとFAZZの違い

　フルアーマーZZガンダムは『機動戦士ガンダムZZ』の終盤に登場した機体。ネオ・ジオン軍の重MSに対抗すべく、ZZガンダムの基本能力を向上させた強化型ZZガンダムに追加パーツを装着し、防御面と攻撃面をさらに強化している。FAZZは『ガンダム・センチネル』に登場。フルアーマーZZガンダムの評価試験の一環として試作された機体。検証機のため頭部と腹部のハイ・メガ・キャノンは射撃不可のダミーで、外装の着脱や分離・変形機構は搭載されておらず、装甲材質も品質が低いものが使用されている。

■FA-010S フルアーマーZZガンダム

＼企画担当インタビューはコチラ／

公開は本日（2025年12月23日）の20時から！

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