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シュトラール軍の巨大揚陸艇をMAX渡辺が激作! さらに横山宏が『Ma.K.』新製品を使用した作例を披露!!【Ma.K in SF3D】

2025.12.11

Ma.K. in SF3D●横山宏、MAX渡辺 月刊ホビージャパン2026年1月号(11月25日発売)

フォトストーリー1-MAX渡辺製作「シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT」

シュトラール軍の大型揚陸艇登場!!

 今回は事前にアイテムを決めずに好きなアイテムを持ち寄るフリー特集。
 MAX渡辺は全長約48cmの1/72魚雷艇S-100を改造し、同スケールのP.K.A.14体を搭載した巨大揚陸艇を激作!! 規格外の力作を堪能していただきたい。
 横山宏は2025年10月の全日本模型ホビーショーで展示された『Ma.K.』新製品の中から1/35ホルニッセ、1/20シュトゥルムフォーゲル、1/35陸戦ガンスをチョイスし披露する。
 奇しくも今回の作例はすべてシュトラール軍兵器。新旧織り交ざった個性的で魅力的なそれぞれの機体をご覧になって『Ma.K.』の魅力を再認識してほしい。


シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT 製作/MAX渡辺

MAX渡辺製作「シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT」
▲レベル製1/72ドイツ魚雷艇 S-100をシュトラール軍の揚陸艇に改造したS-BOOT(シュトラール・ブート)。全長約48cmで1/72スケールで出力したP.K.A.14体を搭載する。グレー系とブルー系の折線迷彩が長大な機体を引き締める
MAX渡辺製作「シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT」俯瞰
▲後方からの全体像。船体中央部の左右に配置されたP.K.A.はすぐに上陸できる体勢でハンガーに固定されている
MAX渡辺製作「シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT」船頭
▲1/20ノイスポッター、グローサーフントなどのシュトラール系パーツをデコレート。前方を視認するP.K.A.も確認できる
MAX渡辺製作「シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT」船尾
▲挿し色のグリーンが鮮烈。後部機銃は1/20ホルニッセのものを改造
MAX氏が2014年に製作しテングモデラーズ第3回作品展「船モケイ」で展示したレベル1/35 シュネルボートS-100。全長約1m
▲MAX氏が2014年に製作しテングモデラーズ第3回作品展「船モケイ」で展示したレベル1/35 シュネルボートS-100。全長約1m!!
フォトストーリー3-MAX渡辺製作「シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT」
MAX渡辺製作「シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT」横
▲P.K.A.は1/35のキットデータを1/72に縮小し透明で出力。キャノピーは成型色を活かした塗装に

■やっと秋キタ!! エ? 冬!?
 トレーニング量より酒量が勝り、腹部がフックラし始めたプチメタボ模型芸人MAX渡辺です(汗)。基礎代謝が落ちてるなぁ~、筋肉量増やさんとなぁと思いつつ、飯が美味い、酒が美味い、痩せるわけない(汗)。一気に涼しくなりましたね日本、いや関東。カラダがようやく気候に慣れてきましたが、あまりに唐突に冷え込んだので風邪を引く、体調崩してるヒトが散見されています。皆さんもお気をつけくださいね。
■今回のお題は「好きに作る」
 新製品ラッシュがひと段落したこのタイミングで編集部で話し合い。たまには何も決めずに各々好きなコトをして持ち寄ろうということになりまして。アレもイイなぁコレも良いなぁと夢想思い巡らしつつ数日。ふと目に止まったのが作りかけで放置することリアルに10年の1/72シュネルボート。オフィス引越しのゴタゴタで細かいパーツを紛失してしまい、塗り出し一歩手前で時が止まってしまった怨念のカタマリです。棄てるに捨てられず、さりとて組み進めるのにまた同じキットを購入するのもシャクでずっと目の届くところに置いてあったのでした。
■小林誠ネタ、いただきます♪♪
 ある日何の気無しに蔵書をパラパラめくりふと目に留まったのが小林誠著「飛ぶ理由」。そこには黒く塗られ数機のヴァンシップを載せたシュネルボートが♪ さまざまなパーツをスクラッチし思い思いの何かを組み上げる手法は一括りには出来ない違いが見られます。この頃の誠さんは選定したキットをほぼそのまま使って自らの世界に放り込みシーンにしてしまう闊達かつ奔放な表現を採っていました。「コレだ!! いただき♡」と。シュネルボートを成仏させる術が見つかったのです! 丸っとパクらせていただきました♪♪ 速攻でせどさんにメッセ。
「ホルニッセに載せるP.K.A.を1/72スケールで出力お願い♡」
 抜けてきたスーツの可愛らしいこと!
「コレ、透明で12、いや16機出してください♪ そうだ、ただ突っ立っているのも心許ないからスーツを固定するハンガーみたいのもお願い♡」といつもの無茶振りシャチョーモデリングとなりました。
■シュネルボート大好き♪
 何を隠そう、シュネルボートは大好物でして。12年くらい前に『Ma.K.』専門模型店なるものが水道橋にありまして、センセとも行ったことがあったんです。その時の店長さんに「『Ma.K.』だけじゃ続けていけないから他のプラモデルも扱いなさい」とアドバイスしていたのが記憶に鮮明に。後日再び訪れたそこに1/35イタレリ製「シュネルボート」が♪ 「コレまんま『Ma.K.』じゃん! カッケー♡」と即購入! 気合いで組み上げ塗り上げて伝説の模型展示会「TENGUモデラーズ舟モケイ」に出展しました♪ 後にも先にも本気モードの艦船模型はコレひとつキリです(汗)。と、まぁそんなわけで1/35はデカすぎて倉庫行きとなり、手元に飾るなら1/72よねと組んだRevell製ですが前述のような有様だったのでした。
 組み立て途中でホゾ穴だらけの船体に『Ma.K.』キットのパーツやスケールキットのパーツをペタペタとデコレート。両舷には1/32タミヤ製F-14トムキャットの兵装懸架装置のパーツを貼ってボリュームアップしてみました。どんな推進装置が『Ma.K.』的にはイイかなぁとしばし考え、ホバーも思い浮かべましたが今回は不採用。スクリューはやめてジェット推進的な何かをひねりました。プラパイプとせどさんの机にあった使途不明の出力パーツを拝借して。P.K.A.は窓をゾルでマスキングしてサーフェィサー→銀→黒にサンドカラーをエアブラシ。
 船体はグレー2色とライトブルーで気ままにスプリンター迷彩。たくさんいたらイイなぁと大好きな「31」番と水モノらしくサイレーンのデカールを貼ってウェザリングカラーでウォッシングして完成です!
 いやぁ、いつも楽しいけど今回はまた違う脳汁が出て楽しかったです♪ またやりましょうねぇ♪♪(MAX渡辺)

MAX渡辺製作「シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT」

レベル 1/72スケール プラスチックキット ドイツ魚雷艇 S-100改造

シュトラール軍 大型揚陸艇 S-BOOT

製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝、せど

次ページ──横山宏作例

© Kow Yokoyama 2025

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