「CB750 フォア2“カフェ・カスタム”」×女性ライダーフィギュア! カスタムバイク模型製作のポイントとフィギュア改造のコツを注目のオートバイモデラー・saruruが解説!
2025.11.23バイク模型は、ライダーがいるともっと楽しい!
自作のバイク模型にライダーフィギュアを合わせて、それを野外の借景で撮影する。そういった作品でいま注目を浴びているのがsaruru氏の作品だ。しかも製作するバイク模型はすべて実在するカスタムビルダーが製作した個性派ぞろい。今回はそんな作品のなかからスタンダードな“カフェ・レーサー”スタイルの一台を紹介しよう!
■カスタムバイクについて
これは私が初めて作ったカスタムバイクの模型です。実車はデンマークのFrederik Christensen氏が個人で2年かけてカスタムしたもので、HONDA CB750Four-2をベースとし、低いセパレートハンドル、シングルシートにフェンダーレスといわゆる「カフェ・レーサー」と呼ばれるスタイル。非常に完成度が高く、一眼見てぜひ模型で再現したいと思いました。
■模型について
しかし実車がベースにしているCB750Four-2も、また人気車だったCB750Fourですらも、当時はプラモデルがありませんでした。そこで青島文化教材社からスカイネット名義で発売されていたミニカーの1/12CB750Fourを分解してエンジンを流用することにしました。またタミヤから発売されていた1/12CB750Fのキットからフレームや足周りを流用して合体させることにしました。
あとは実車のカスタム同様に使えるパーツはなんでも他キットから流用しました。たといえば小径ライトやウィンカー、チェーンガードのないチェーン&スプロケットなどは青島文化教材社の1/12 KawasakiZ750FX FULL TUNEから流用しています。フロントフォークだけは低くスタイルが決まるものがなかったので真鍮パイプで径の合うものに差し替えてます。パワーフィルターはレジンブロックから彫刻刀で加工したものでいったん完成させたのですが、精度的に気に入らなかったので、その後導入した3Dプリンターでプリントしたものに差し替えてあります。マフラーはφ2.6mm被覆線にレジンから旋盤で削り出したサイレンサーを装着して仕上げています
■仕上げについて
塗装はいたってスタンダードにタンクをイタリアンレッドをグロスで塗装、その他フレームはツヤの違う黒で塗り分けます。私の場合ライダーも作るのを常としていますので、おねえさんライダーを改造して仕立てました。最後に野外で借景撮影して完成です。
1/12 スケール セミスクラッチビルド
CB750 フォア2“カフェ・カスタム”
製作・文/saruru
CB750フォア2“カフェ・カスタム”
●セミスクラッチビルド●1/12、約17cm
カスタムバイクの作り方がよくわかる!
ここで紹介したCB750フォア-2以外にも、全11台のカスタムバイクを掲載。いずれも著名なカスタムビルダーが手掛けた実車をモデルに再現したものだ。市販のスケールモデルをベースに、ときには他メーカーのパーツを流用し、ときには3Dプリントで自作パーツを製作するなど、多彩な改造工程を紹介している。さらに各バイクにはライダーフィギュアも合わせて製作され、野外でのロケーション撮影を作者自身が行っている点も本書の大きな特徴である。
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saruru
6月に愛車の'96 DUCATI 900SSをユーザー車検で通したのですが、その後暑くてまったく乗れていません。冬になる前にツーリングに行きたいと思ってます。






















