HOME記事スケールモデル【スケール新情報】ピットロード「P-1」早くもバリエーション違いが登場!ファインモールド「航空自衛隊 F-104J 戦闘機」2種にAFVでは「M1128 ストライカーMGS」や「T-60 軽戦車」がキット化!

【スケール新情報】ピットロード「P-1」早くもバリエーション違いが登場!ファインモールド「航空自衛隊 F-104J 戦闘機」2種にAFVでは「M1128 ストライカーMGS」や「T-60 軽戦車」がキット化!

2025.11.15

Featured new Products! 今月の注目 月刊ホビージャパン2025年12月号(10月24日発売)

海上自衛隊 P-1 哨戒機 対艦・対潜兵装付き

最新P-1が早くもバリエーション展開

海上自衛隊 P-1 哨戒機 対艦・対潜兵装付き

 P-3Cの後継機としてアメリカ海軍がB737をベースに対対潜機材を搭載したP-8ポセイドンを開発したのに対し、海上自衛隊はまっさらの新型機P-1を開発した。現在生産が進められており、現時点では48機が調達されている。そのP-1最初となる本格的キットがピットロードから本年7月に発売されたが、早くもバリエーションが登場した。と言っても基本的には前作と変わらず、機首下面にウェポンペイを追加したのが変更点だ。詳細は不明だが、公表されている画像には対潜魚雷3本が描かれているので、少なくともこれはセットされるのであろう。1/144スケールだが、全幅24.6cm、全長26.4cmとかなりのボリュームで、後縁フラップと前縁スラットは選択式とされ、塗装の便を考慮してホイールとタイヤは別パーツとされているのはありがたい。さらに機首に専用の錘が用意され、透明部品にはマスキングシートがセットされている念の入れようだ。同じスケールでアオシマから発売されている、一部のコンポーネントを共通化した航空自衛隊のC-2と並べるのも楽しかろう。

海上自衛隊 P-1 哨戒機 対艦・対潜兵装付き

●発売元/ピットロード●価格未定、12月予定●1/144●プラキット


ファインモールドから嬉しいクリスマスプレゼント!

 1/72スケールのF-104Jのキットとしては、ハセガワの傑作が存在するのだが、発売からかなりの時間を経ており一部の省略や現在の目では少々ディテール感に欠けるという判断からか、ファインモールドがまっさらの新キットをリリースする。まず特筆できるのは、各部を可能な限り薄く仕上げたことで、特に主翼前、後縁の薄さは驚異的だ。さらに一体成型された胴体後部が取り外し式とされ、省略はあるものの、エンジンの後半部がパーツで用意されている。またY型のインテークダクトが再現され、主翼の取り付け角を正しく表現するため、胴体に加えてダクトにも差し込み口を用意することで、正しい角度に接着することができるのはありがたい配慮だろう。加えて胴体下面を別パーツとし、排気スリットが正しく表現されていることや、バルカン砲未装備機体用として、砲口のフェアリングもパーツ化されていることも特筆できよう。デカールは203飛行隊が2種と、204、207飛行隊がセットされている。古い機体ではあるが今でもその先進性は群を抜いており、最新のキットで再現できるのはとても嬉しい。

航空自衛隊 F-104J 戦闘機“戦競”

航空自衛隊 F-104J 戦闘機“戦競”

航空自衛隊 F-104J 戦闘機“戦競”

●発売元/ファインモールド●4950円、12月予定●1/72●プラキット

航空自衛隊 F-104J 戦闘機“栄光”

航空自衛隊 F-104J 戦闘機“栄光”

航空自衛隊 F-104J 戦闘機“栄光”

●発売元/ファインモールド●4950円、12月予定●1/72●プラキット


M1128 ストライカーMGS(2010年以降型)w/MILES

完全新金型のM1128 ストライカーMGS

M1128 ストライカーMGS(2010年以降型)w/MILES

 アメリカ陸軍が旅団戦闘チー厶構想として立案した計画から誕生した装輪式装甲車シリーズがストライカーで、スイスのモア社の手になるピラーニャIIIをベースに、アメリカ陸軍の要求を加味して開発された基本型である兵員輸送車を母体とし、さまざまなバリエーションが生産されている。今回ライフィールドがキット化したのは、自動装填式の105mm砲を搭載した火力支援車M1128MGSで、内部再現は省略されているものの、各部のハッチは開閉選択が可能で、前4輪はステアリングができ、サスペンションには金属製のコイルスプリングが用意され、105mm砲は3Dプリンター製とされている。まだアナウンスはないものの、今後バリエーション展開がなされるのではないか。

M1128 ストライカーMGS(2010年以降型)w/MILES

●発売元/ライフィールドモデル、販売元/ビーバーコーポレーション●13310円、10月予定●1/35●プラキット


T-60 軽戦車

ソ連製軽戦車T-60を1/48でキット化

T-60 軽戦車

 ソ連の地勢的な条件から、湖沼などを浮航走行ができるT-30軽戦車を開発し、その後段階的にT-40、60と発展していった。今回 キット化されたのはその中のT-60で、20mm機関砲を装備し装甲と合わせて非力な車両ではあるが、6045両が生産され1944年に入っても前線での使用が続けられている。元々が小柄な車体を1/48 というスケールで再現しているので、本当に手のひらサイズだ。キットはスポーク式の転輪を採用したT-60だが、今後転輪を鋳造製に改め前面装甲を25mmから35mmに強化したT-60Aに発展するのであろう。当然ながらパーツ数は少ないが、転輪と履帯は3Dプリンター製がセットされている。さらに小型のキットにもかかわらず、専用のエッチングパーツが同梱されているのはありがたい配慮だろう。

T-60 軽戦車

●発売元/GMUモデル、販売元/ビーバーコーポレーション●8470円、10月予定●1/48●プラキット

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