HOME記事イベント2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦第57回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 フォトレポート

2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦第57回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 フォトレポート

2025.11.08

ST1000

▲ 序盤トップに立った國峰は、2番手以下を引き離しにかかるが3周目に転倒してしまった

 ポイントランキングトップの#3羽田大河(Astemo Pro Honda SI Racing)がトップで1コーナーに進入。だが直後のS字で國峰啄磨(TOHO Racing/ホンダ)が羽田のインをついてトップに浮上する。その後方ではランキング2番手につける#33亀井雄大(RT Japan M Auto and Kamechan/ホンダ)が3番手に浮上する。國峰はハイペースで後続を引き離すが、3周目の逆バンクでまさかのスリップダウン。同じ周に亀井は羽田をかわしてトップに立つが、羽田もその背後に食らいつく。3番手には#6井手翔太(AKENO SPEED・RC KOSHIEN)が続く。

 亀井は5周目、トップを走行中にスプーンコーナーでクラッシュしてしまう。かわって羽田がトップに立つが、後方から井手が距離を詰める。さらには羽田のチームメイト、#5荒川晃大も3番手に浮上し、上位2台に迫ってきた。
 7周目のデグナーカーブ、井手は満を持して羽田のインに飛び込んでトップに立つ。だが羽田もバックストレートでトップスピードを生かしてトップを奪取。荒川も先行する2台をキャッチアップし、三つ巴のバトルが勃発する。8周目には井手がトップに立つと、9周目にはスパートをかけて羽田との距離を広げにかかる。3番手の荒川も羽田をかわして2番手に浮上して井手を追うものの、井手はペースを崩すことなく走り切り、荒川に約2秒の差をつけてクラス初勝利を飾った。羽田は3位でゴールし、チャンピオンが確定した。

▲ クラス初優勝を飾った井手。ヤマハ車が同クラスで優勝するのは2021年以来となる
▲ レース終盤、荒川が羽田をパスして2位でチェッカー
▲ レース中盤にトップに立った亀井も、雨に足をすくわれてしまった
▲ チャンピオンフラッグとともにピットに戻ってきた羽田

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