【完結記念】新型パワードスーツ「S.A.T.O.」&ヴィネットを原作者であり造形家の「歌田年」自らが製作!【マルゾン 転生したらまるでゾンビを知らない世界でした】
2025.11.10マルゾン記念銅像&S.A.T.O.【スクラッチビルド 1/12】●歌田年 月刊ホビージャパン2025年12月号(10月24日発売)

HJweb連載完結記念!!
原作者特別製作!!
HJwebにて好評連載中の歌田年・作『マルゾン 転生したらまるでゾンビを知らない世界でした』がついに完結。そこで完結企画として、造形家でもある原作者自ら製作した銅像風(緑青仕上げ)ヴィネットを特別掲載! さらに第10回から登場した新型パワードスーツ「S.A.T.O.」も立体にて公開する!!
ZIM
S.A.T.O.
■構想を練りながら粘土を練る
また出てきてしまいました。HJweb連載の拙作『マルゾン 転生したらまるでゾンビを知らない世界でした』はお楽しみいただいていますでしょうか? 知らない人は今スグ検索!
……さて、NiθさんによるZIMのデザイン(前後立ちポーズ/未公開)は、私のリクエストである「ゴリラっぽさ」がよく表現されていました。特に可動式のフェイスマスク(バイザー)がゴリラの顔面に似せてあったのには感激しました!
私は小説の構想を練る際に石粉粘土を練る習慣があるンですが、次回作を考えながらNiθさんのデザイン画を眺めつつ粘土を捏ねていたら、いつの間にか出来てしまったのがコレなのです(実は10月号の大森詩記さんより先)。お陰でさらにデザインに対する理解と思い入れができました。
粘土製のメカはどうしても素描的になってしまうので、開き直って銅像のようにしてみました。一応、運搬を考えて細かいパーツを分割し、マグネットを埋め込んで着脱できるようにしています。賑やかしにゾンビも3体製作しました。スタイロフォームを芯にそれっぽいベースを作って配置しています、ゾンビだけに(ハイチ……)。
そうこうしているうちにNiθさんの超クールなティザービジュアルも完成してきました。すると、なんとポーズがクリソツではないですか! これぞシンクロニシティ! 幸い左右反転世界ということでティザーのほうは逆フリになったので、丸カブリにはなりませんでした。
また、ZIMの機密をハインライン社のライバル会社サトーコーポレーションが盗んで製造したS.A.T.O.にも換装できるよう、パーツを追加製作しました。よりマッチョ体型で固定武装もあるという設定なので、増加装甲や武器の付いた両腕等も新造。頭部のイメージはZIMのゴリラに対してマンドリルとしました。また、挿絵担当の矢沢俊吾さんによるラフ画も参考にしています。
■お手軽緑青仕上げ
塗装ですが、サーフェイサーを吹いたあとに缶スプレーのカッパーで全体を下塗り。そのあとにアクリルガッシュの白・緑・黒を適量混ぜて緑青色を作り、水で薄めて全体に筆塗り。乾いてから水を含ませた綿棒で適度にハゲチョロ表現(銅の地金が見えている)を施しました。最後にアクリルガッシュの黒や白を水でごく薄く溶いたもので適所にウェザリング。これでお手軽に「緑青を吹いた銅像」が表現できます。
というわけで原作者デシャバリ企画でした。WEB連載のほうもいよいよクライマックス! そちらもシクヨロ!
1/12スケール スクラッチビルド
マルゾン記念銅像&S.A.T.O.
製作・文/歌田年
衝撃のクライマックス!!
『マルゾン』本編は
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ⒸToshiUtada 2025
歌田年(ウタダトシ)
小説家・造形家・編集者。代表作は模型ネタ満載の『紙鑑定士の事件ファイル』シリーズ(宝島社)等。




























