HOME記事キャラクターモデル初プラキット化「グッカー」をMAX渡辺&横山宏が早速製作! 『Ma.K.』新製品一挙紹介や作例を使用したフォトストーリーもお届け!!【Ma.K in SF3D】

初プラキット化「グッカー」をMAX渡辺&横山宏が早速製作! 『Ma.K.』新製品一挙紹介や作例を使用したフォトストーリーもお届け!!【Ma.K in SF3D】

2025.11.10

Ma.K. in SF3D/グッカー【ウェーブ 1/20】●横山宏、MAX渡辺 月刊ホビージャパン2025年12月号(10月24日発売)

横山宏&MAX渡辺製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」

グスタフの強行偵察型、満を持して登場!!

 今回は初のプラキット化となったグッカーを特集!! グッカーは『Ma.K.』が復活した1998年に夜戦仕様機として発表されたグスタフの強化型で、ウェーブの新規設計プラキットでグスタフ系スーツが2011年に発売されて以来、キット化が待望されていた機体。発表から27年、ウェーブ製新規金型のグスタフ系キットとして14年越しの発売となった。
 MAX渡辺は横山宏のパッケージモデルを参考に同部隊の塗装で2体製作。横山氏の作例と合わせグスタフの強行偵察型であるグッカーの魅力を堪能してほしい。


シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー 製作/MAX渡辺

MAX渡辺製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」2体
▲横山氏の6番機と同じカラーリングの僚機として製作した2体のグッカー
MAX渡辺製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」頭頂部
▲6番機と同じ書体の2と5のデカールはハセガワ1/20マスカレードから流用。大きい番号はボディ側面から上面の曲面に貼られている
MAX渡辺製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」俯瞰
▲マイルドなオリーブグリーンと緑の識別帯が調和するMAX氏のグッカー。オレンジに塗られたヘルメットが目を惹く
MAX渡辺製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」と横山宏製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」比較
▲横山氏製作の6番機(写真左)との比較。横山氏が屋外で撮影した画像やパッケージ写真を見て塗装したため、明度や彩度に違いが出ている
MAX渡辺製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」背面
▲グスタフではメッシュ付きの冷却ファンだった部位は廃熱制御コンバーターに換装されている
MAX渡辺製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」レーザーアップ
▲レーザーには新型の照準器が追加されている。キャノピー以外の透明パーツはクリアーオレンジで塗装
MAX渡辺製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」特撮

■マラソンシーズン到来!! けれど……
 ようやく、待ちに待った、涼しいと言える秋がやってきました。2025年令和7年の夏も歯応えゴリバリの猛暑でしたね。生き延びられてよかったよかった! そんな猛暑にもかかわらず、ゴハンがそしてお酒が美味しくて肥満体スレスレの模型トライアスリート芸人MAX渡辺ですよ。トライアスロンシーズンひと段落、涼しくなってマラソンの季節です♪ このトレーニング不十分、不満足なコンディションで走れるのかMAX!! とラン仲間の天の声に耳を塞ぎつつ、今回も参りましょ~♡
■グッカー キター!!
 グスタフバリエーション最後発(?)のグッカーでございますね。もしや初プラモデル化だったりしますかKATOOOサン!! (KATOOO註:1998年発表の最初のG型バリエーションで初プラキット化) 完全新規金型によるフルリニューアルグスタフも、気付けばもう10年選手だったりしますよね。もう随分と長いお付き合いの気がしますねぇ。いったいいくつ塗ったろう……数えてみようかな。それにしても、時が経つのは本当にもう……。
■グッカーといえば まずはセンセの真似っ子せねば、ね、皆さん♪
 グリーンの識別帯がメチャクチャイカすんですよ♪ 緑色ですよミドリ色!! なのにカッコイイとか意味が分からない。けれどカッコイイと感じてしまうのだからもうお手上げです!! ボクの記憶が確かなら(怪しいにもほどがある)グリーンの帯を最初に採用したのはハセガワ1/20ファルケ・エクサイマーレーザーだったかと。「下地にオレンジを塗っておくと補色の効果で発色よくなるで~」とセンセが教えてくれたんですよね。過去を振り返れない模型芸人が強く胸に刻んで忘れない至言です。
 さてそんなマシーネラーなら絶対挑戦したいミドリベルトのグッカー!! まずはコレをやらないことには始まりません♪ センセの屋外撮影画像、パッケージアートを参考に塗りましたよ! 我ながらコレは上手いこと似せられたゼッ!! センセの塗った作例と並べても瓜二つに違いないぜっ! と勇んで撮影に臨みました。そしたらですよ。全然違うんでヤンの(汗)。大ショック。今まで作例お借りしてソックリに塗って並べたり、前もって現物を見てその記憶を頼りに塗ったり……今回は驚くほど異なる答えが出たんです。明度も彩度も……光の下で、カメラを通して撮られた画像と現物とはコレほどまでに趣を異にするのかと愕然。しかし得難い経験と知見を得ることができました。本物の飛行機や戦車やクルマなんかも、現物の色がこうとわかっていてその通りに忠実に再現しても、そのモノが持つ「印象」を「表現」することはできないのだと。被写体までに存在する「空気」と当たる「光」を勘案してこそ、そのモノが持つ姿を表現できるのだと改めて思い至ることができたのでした。うーん深いな♪ 名匠本松昭茂カメラマンの特撮画像に痺れつつ、上空に飛ぶホルニッセに想いを馳せてしみじみ思う秋の日でございました。(MAX渡辺)

MAX渡辺製作「シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー」

ウェーブ 1/20スケール プラスチックキット

シュトラール軍 装甲戦闘服 G4/R1型 グッカー

製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝、堤啓介、仁平哲也

P.K.A. Ausf G4/R1 グッカーパッケージ

P.K.A. Ausf G4/R1 グッカー
●発売元/ウェーブ●4620円、発売中●1/20、約12cm●プラキット

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© Kow Yokoyama 2025

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