これを読めば最新玩具のトレンドがわかる!?「東京おもちゃショー」で展示されていた気になるアイテムを生粋の玩具コレクター・高井近志がピックアップ!
2025.10.06
DANGAN EXPRESS 月刊ホビージャパン2025年11月号(9月25日発売)
夏の総決算!東京おもちゃショーレポート
「東京おもちゃショー」の魅力といえばバンダイ、タカラトミーという大手おもちゃメーカーの派手なプロモーションに心奪われるが、DANGAN的には、それ以外のメーカーがお目当てだったりする。普段は知ることのできないアイテムの発見、気になるアイテムに直接、メーカーの人にお話を聴けちゃう貴重な機会であったりする。そんなわけでおもちゃショーで見かけたDANGAN的に気なるアイテムを紹介していきたい。
▲バンダイが11月から展開する『ちびっこバス タヨ』。15年以上の歴史を持ち世界中で人気を呼んでいる韓国発のキャラクター。日本展開の玩具は細部を日本の安全基準に調整するなどのローカライズも行われているのでコレクター的にも要チェック。これまで培った豊富な商品資源を持つので今後の展開が楽しみだ
▲今年生誕55周年を迎えるトミカは、ブースの入り口に各国産自動車メーカーのデザイナーによる55周年記念カラーリングの実車を展示。こうした展示が楽しめるのもおもちゃショーならではの光景だ
▲車に興味がなくてもついつい集めてしまうのがドリームトミカのシリーズだ。11月には『魔法少女まどか☆マギカ』のトミカの発売をアナウンス
▲全世界の怪獣ファン注目のシリーズがバンダイから発売中の「ゴジバースト」だ。全高約8.5cmのゴジラを中心に展開するフィギュアで、オリジナルのガトリングガイガンなどのバリエに加えて、花獣形態のビオランテやショッキラスをラインナップするところに本気を感じさせる。現在、バトルムービーも配信中なのでそちらもチェックしておきたい
▲創業70年以上の歴史を誇る幼児向け自転車メーカーの老舗アイデスが電撃的に発表したのがジュニアバイクの「ミライドS」。かつて自転車業界を席巻し、少年マンガ雑誌の表4広告を賑わせたスーパーサイクルの文脈を最新の技術でリランチ。防水加工も施されているので耐久性も期待できる。スマホと組み合わせると夢の世界が広がりそうだ
▲オモチャ好きにとって見逃せないのがアンパンマン系のアイテム。今年の注目はバンダイの「まげて!のばして!くっつけて!くねくねチューブメカシリーズ」! サイズ感、触り心地、ギミックの秀逸さが見事に融合した逸品となっている。セガフェイブから発売される「運動・知育・遊びもいっぱい!GoGo!アンパンマンサイクリング」なども画期的なアイテムとして話題を呼びそうだ
▲パーティゲームなど、買ってみないと楽しさが伝わらないアイテムも実際に触ったり、なんならテストプレイできるのもこうした見本市の楽しみ。ジーピーゲームでは仮面ライダーを題材としたカタンやショーギを発表。アクリルスタンドのコマが嬉しい
▲数あるレゴ互換のブロック玩具を展開しているメーカーの草分け的存在であるセンボブロックは、ブラインドタイプのミニフィグを中心に出展。ロボットオモチャファンにはおなじみのメタルカードボット等を展開中だ
▲メタルプレートで組み上げるパズルも短期間で劇的な進化を遂げて、より凝ったデザイン&ギミックを盛り込みアート作品といっても良い完成度に到達している。このブースでは日本での販売代理店を求めての出展とか
▲モンスモトはバンダイ以外にもJUMPA TOYSのブースでも展示。こちらでは実演コーナーで遊ぶ以外にも特製のシールが貰えてしまうのだ。このビックリマンシール的なスタイルがたまらないので、これだけでも発売してほしいところ
▲フックトイでも知られるマルカは、本当に使うことのできる「お宝発見!金属探知機」を発表。鉄、アルミ、銅などの金属に反応するというスグレモノで『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』のキンミッケルにあこがれた世代にはたまらないアイテムとなっている
▲パイロットインキは温度で色が変化するお風呂用オモチャの「かえちゃOh!」で「最強恐竜」シリーズを新たにリリース。「まほうのティラノサウルス 恐竜バトルフィールドセット」の練り込まれたプレイバリューは感動モノ
▲ラトビアのEWA エコ・ウッド・アートというメーカーの木製パズル。カラフルなプリントで楽しませてくれる木のパズル以外にも、動力を組み込んで動く木製キットなども展示。こうした異国の玩具文化に触れることができるのもおもちゃショーの魅力
▲中国のメーカー・ロボタイムはウッドパズルを展示。塗装済みのパーツを組み立てるだけで雰囲気たっぷりのドールハウスを完成させることができる。昔ながらのホビーと最新技術が見事に融合したアイテムで、ガールズプラモとの相性もすこぶるよさそうだ
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高井近志
時代とともにその開催スタイルを変化させてきた「東京おもちゃショー」。昨年より開催を夏に変更しており、今年も夏休み中の開催に。会場を見渡すと欧州系のメーカーが減った印象を受ける。こういうところにもウクライナ戦争の影響があるのかもしれないと思いつつ。
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