ギミック満載な「Figure-rise Standard アマテ・ユズリハ(マチュ)」を、成型色活かしの部分塗装で見映えも組み替えも両立!【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】
2025.09.16アマテ・ユズリハ(マチュ)【BANDAI SPIRITS】●Rikka 月刊ホビージャパン2025年10月号(8月25日発売)
ギミック満載キットを成型色活かしで楽しむ
人物キャラクターをプラキット化するFigure-rise Standardより、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』主人公のマチュが発売となった。ハロやリュックなどの付属品に加えて、デザイン上で特徴的な髪のハイライトをパーツ分割で色分けし、豊富な差し替えパーツで制服姿や逆立ち姿勢まで再現できるなど、見どころ満載のキットとなっている。Rikkaによる作例は、成型色を活かしながら細かな箇所を部分塗装できっちり仕上げることで、差し替え仕様をしっかり楽しみつつ模型的にも見映えをアップさせるように製作している。
■宇宙(そら)って自由ですか?
毎週毎週予想もつかない展開で楽しませてくれた『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』より、主人公のアマテ・ユズリハを製作しました。今回は(極力)成型色を活かそうというテーマでしたので、とりあえず胴体部分は塗装せずに進めようと思いつつ、実際やってみたところまあまあ塗る結果になってしまったな…という感じでした。
最初の打ち合わせから髪は塗ることになっていたので、裏側からはめ込む形で表現されているハイライト部と髪の毛全体の合わせ目・段差消しはやってみようと思っておりまして、流し込み接着剤で固定した後に瞬間接着剤で隙間を埋めてヤスリでならし、ハイライト部分をマスキングして髪色を塗っています。髪の先端部分にはアニメで描かれているように、下地ピンクの上に蛍光ピンクを吹き、蛍光が目立ちすぎないように髪色で境界をぼかしています。ピアスはエナメル塗料のレッドで筆塗りです。
ネクタイは成型色の赤活かしで黒ストライプ部分だけを塗装しています。
一番難儀したのはスカートで、軟質素材なのでゲート跡がどうしても残る&塗装が難しく、フィニッシャーズのマルチプライマーを下地に吹きつけてから塗装してみたものの塗膜のひび割れが出たりしたので、ウレヒーローなども使いつつ何とか…という感じでありました。
最近のこの手のキットには付き物の付属品の塗装は、リュックはアニメを一時停止しながらこうだろうという感じで頑張って塗り分けし、ハロも表面をツルツル光沢にしてあげました。「マチュ、ツルツルダゾ」。帽子は合わせ目を隠すように成型色に寄せた塗料を調色して塗り、胴体も同じく合わせ目隠し、あとはシャドウだけ吹きました。
ガールズプラモ製作の際、肌は基本的に成型色をいつも利用するので、いつもどおりシャドウをクリアーペールレッドで入れています。
放映中、毎週楽しませてくれた『GQuuuuuuX』の作例に関われていい思い出になりました。
「いつかまた会えるって、ガンダムが言ってる」

BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット“フィギュアライズスタンダード”
アマテ・ユズリハ(マチュ)
製作・文/Rikka
Figure-rise Standard アマテ・ユズリハ(マチュ)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●4180円、発売中●約11cm●プラキット
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Rikka(リッカ)
普段はキャラクターモデルをメインに活躍。最近は3D造形やドール衣装にミニ四駆など、何でもござれの万屋のような様相に。