こだわりのメタリックグリーンで「IMS サイレンF型 ラルゴ・ケンタウリ」を塗装! 決意の皇帝色を見よ!【ファイブスター物語】
2025.09.18サイレンF型=ジュノー 2989=ラルゴ・ケンタウリ【ボークス 1/100】●nishi(ニシ) 月刊ホビージャパン2025年10月号(8月25日発売)
玉虫色の装甲を美しいメタリックグリーンで仕上げる
コーラス3世のジュノーンと激闘を繰り広げた、サイレンF型ラルゴ騎がボークスIMSに登場。星団歴2989年、ジュノー星ハグーダ領アトキにおけるコーラス・ハグーダ戦争の決戦で、かつての若きコーラス王に自身のプライドを傷付けられたラルゴが、復讐のために孔雀色の皇帝色に塗り替えた騎体だ。作例はキットの素性はそのままに“孔雀色のメタリック装甲で、玉虫色の輝きを放つ”という記述を参考に、メタリックグリーンで塗装。ラルゴの決意の証である孔雀色の皇帝色を美しく表現している。
■ボークス IMS 1/100 サイレンF型=ジュノー 2989= ラルゴ仕様
IMSサイレンFの第2弾となるこのキットですが、設定仕様と本編仕様のどちらかを選択式で製作できる内容となります。今回はジュノー2989アトキ戦に登場した本編仕様のラルゴ・ケンタウリ騎(孔雀色)を製作することにしました。
キットは、内部フレームを引き出すことによって立てヒザをつくことができ、腕の関節もこの構造によって可動範囲が格段に向上しています。プロポーションに関しても完璧ではないでしょうか!
仮組みの段階でも軸の調整は必要ですが。ストレスフリーで組むことができ、難易度は初期のIMSに比べて格段に下がっています。また、テンションが必要な部分はボークス独自の新機軸ABSOMEC機構により、股関節や足首など、ビスを締めることで調整することが可能です。
■塗装しながら組み立てる
構造上、合わせ目が出る部分が頭部や脚部に見られますが、戦闘機のキットと同じ手法を取っています。後ハメ加工もいいのですが、強度の問題を鑑みて、今回は塗装したパーツを組み込んでからマスキングそして合わせ目処理したパーツを塗装、という流れです。ただほとんどの外部装甲は裏表ともきっちりモールドが再現されているので(これが本当に素晴らしい!)、塗り分けも必要となってきますが、塗装と組み立てを交互にコツコツ進めて徐々にカタチになっていくのは、この手法の醍醐味ではないでしょうか。
■モールドの彫り直し
意外と塗り分けの部分が多いのですが、この部分にスミ入れをするためスジ彫りを追加。これだけでも結構な労力なのですが、やるとやらないでは仕上がりに大きな差が出ます。また腹部などエッジのゆるい部分は1ブロックずつ整面し、スミがしっかり入るようにスジ彫りしています。
■塗装
さて、孔雀色とは孔雀青と孔雀緑のような色合いで振れ幅も大きいので、成型色を基準とした青緑を2種類の違った色でキャンディ塗装することにしました。
どの作例もあまり瓶出しの色をそのまま塗ることはほとんどないのですが、今回の孔雀色は瓶から出しままの塗料を使ってレシピを簡素化しました。
下地はブラック、ベース色はGSIクレオスのGXメタルイエローグリーン。その上からガイアノーツのクリアーブルーを好みの青緑になるよう塗布。クリアーコートしてツヤありにし、場所によっては青が強かったり緑が強かったりと、そういった変化が楽しめるように仕上げました。

ボークス 1/100スケール プラスチックキット “INJECTION ASSEMBLY MORTAR HEADD SERIES” サイレンF型 =ジュノー 2989=ラルゴ・ケンタウリ(限定版)使用
サイレンF型
=ジュノー 2989=
ラルゴ・ケンタウリ
製作・文/nishi
IMS サイレンF型 =ジュノー 2989=ラルゴ・ケンタウリ(限定版)
●発売元/ボークス●14850円、発売中●1/100、約25.4cm●プラキット●原型/造形村F.S.S.プロジェクトチーム
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