4足歩行スーツ特集!! MAX渡辺&横山宏による「シュトゥルムケーファー」&「グラジエーター」作例とフォトストーリーをお届け! さらにWF2025[夏]レポートも掲載【Ma.K in SF3D】
2025.09.16Ma.K. in SF3D/シュトゥルムケーファー、グラジエーターG1/G2【海洋堂 1/35】●横山宏、MAX渡辺 月刊ホビージャパン2025年10月号(8月25日発売)
Ma.K. in SF3D Photo Story 「双子の姉妹」
シュトラール軍の新型4足装甲戦闘車シュトゥルムケーファーが単独哨戒中に消息を絶った。最後にパイロットからエンジントラブルによる擱座の報告を受信した地点に同型の新型機2両が向かったが、周辺に僚機の姿は見当たらない。捜索領域を拡大して砂漠地帯に踏み入ると、同じ顔をした2人の少女が近づいてきて立ちはだかった。
「ねえ、あっちのほうにおんなじ4本足の戦車が転がってたよ」
「本当か? 詳しく教えてくれ」
2人の少女は双子の姉妹だった。確認したわけではないが誰が見ても双子にしか思えないほど顔立ちも背格好も似ていたからだ。彼女たちが言うには、パイロットはおらず、壊れているようには見えないがひっくり返ってまったく動かないらしい。2機のシュトゥルムケーファーは教えてもらった地点に急ぐが、教えてくれた直近の道標すら見当たらない。双子の姉妹に騙されたとわかるまで1時間も経っていた。
シュトラールの新型機が擱座している情報を入手した傭兵軍のグラジエーター部隊は敵の最新機を回収すべく夜明け前の砂漠を3機編成で進んでいた。
「民間の情報提供者によると、このあたりには嘘を教える小さな双子の姉妹がいるらしいぞ」
「前方に人影発見! どうやら子供みたいだ」
同じ背格好の子供2人が小走りに近づいてきた。
「あんたたち傭兵軍だろ。俺たちの兄ちゃんはコンラート・アムゼルっていう傭兵軍の強い兵士で…」
兄の自慢話を始めるエディを姉のパメラが遮る。
「4本足がひっくり返ってるところはあっちよ」
2人は姉弟で、兄と敵対するシュトラールの兵士に嘘を教えて混乱させていたという。弟は姉に変装して驚かせるイタズラも楽しんでいたらしい。
WF2025[夏]『Ma.K.』アイテムレポート
2025年7月27日に千葉・幕張メッセで開催されたワンダーフェスティバル2025[夏]に参加した企業ディーラー、一般ディーラーの中から『Ma.K.』アイテムの一部を紹介!
ウェーブ
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© Kow Yokoyama 2025