HOME記事ガンダム「PGU νガンダム」の魅力を徹底深掘り! フィン・ファンネルや武装の詳細と気になる工夫点についてのQ&Aをお届け!【RX-93 νガンダム開発記録 第3回】

「PGU νガンダム」の魅力を徹底深掘り! フィン・ファンネルや武装の詳細と気になる工夫点についてのQ&Aをお届け!【RX-93 νガンダム開発記録 第3回】

2025.09.13

PERFECT GRADE UNLEASHED RX-93 νガンダム 開発記録 Vol.3【BANDAI SPIRITS 1/60】 月刊ホビージャパン2025年10月号(8月25日発売)

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」サムネイル

PERFECT GRADE UNLEASHED
RX-93 νガンダム開発記録 Vol.3

 全ガンプラブランドの最高峰たる“PERFECT GRADEUNLEASHED”の最新アイテムであり、ガンプラ45周年の集大成として開発が進められている「RX-93 νガンダム」。そこに込められた最新技術やこだわり、開発者の想いなど、本アイテムの魅力を徹底的に深堀りしていくのが「PERFECT GRADE UNLEASHED RX-93 ν ガンダム開発記録」である。第3回は、本アイテムの3つのコンセプトのなかで、第2の柱たる「大型モデルならではの造形によるフィン・ファンネル&武装」を解説していこう。

前回はコチラ


POINT.02
大型モデルならではの造形による
フィン・ファンネル&武装

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」
▲すべての武装を搭載した状態。ビーム・ライフル、ニュー・ハイパー・バズーカ、シールド、ビーム・サーベル×2、フィン・ファンネル×6を装備する
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」背面
▲フィン・ファンネルを含む全高は、約55.7cmという大迫力のボリューム

専用台座が付属

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」専用台座
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」専用台座使用

▲キットには安定してディスプレイするための専用台座が付属。支柱にフィン・ファンネル用の保持パーツを取り付けることで、さらに安定度が高まる

 BEAM RIFLE 

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」ビームライフル
▲νガンダムの主攻撃兵装。最大出力なら同時代の戦艦の主砲並の攻撃力を持つ。バースト・セレクターを搭載しており、単射と速射の切り替えが可能
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」ビームライフル可動
▲フォアエンドは前方に、キャリング・ハンドルは上方向にスライド可動。Eパックが着脱可能になっている
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」ビームライフル構え

 BEAM SABER 

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」ビームサーベル
▲バックパック右側にマウントされたメインのビーム・サーベルの他に、左前腕に予備のビーム・サーベルを搭載。メインのビーム・サーベルは曲刀型のビーム刃を発生させ、グリップエンドからは短いビーム刃を発生させることができる

 SHIELD 

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」シールド
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」シールド裏

▲νガンダムの主防御兵装。裏側に4発のミサイルとビーム・キャノンを搭載。劇中ではミサイルはギラ・ドーガに囲まれたとき、ビーム・キャノンはギュネイのヤクト・ドーガのファンネルを迎撃する際に使用した

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」ポージング例

 NEW HYPER BAZOOKA 

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」実弾兵装
▲νガンダムが装備する実弾兵装。口径は280mmで最大装弾数は5発。未使用時はバックパックにマウントされている。劇中ではバックパックにマウントしたままでの射撃や、ワイヤーを使用しての有線遠隔射撃など、トリッキーな攻撃を見せた
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」サポートアーム展開
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」サポートアーム

▲こちらがサポートアーム。複数の可動軸が仕込まれており、アームを展開させることで右下の画像のように装備ポジションまで移動させることが可能

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」バズーカマウント
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」バズーカマウント前

▲PGU νガンダムではオリジナル解釈のサポートアームを介してバズーカをマウントする

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」バズーカ構え
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」バズーカ構え後ろ

劇中での描写

『機動戦士ガンダム-逆襲のシャア』カット場面1
▲クェスが搭乗するα・アジールとの戦闘で、動きの速いファンネルに対応するため、ビーム・ライフルを速射に切り替えた。また、キャリング・ハンドルの上側を左手で抑えることで連写によるブレを軽減させるという、細かな兵器運用描写も印象深い
『機動戦士ガンダム-逆襲のシャア』カット場面2
▲この時代のビーム・サーベルは攻撃時のみビームを発生させる間歇式を採用している。劇中クライマックスではシャアのサザビーとの一騎打ちで、サザビーのビーム・トマホークを上回るパワーを見せた

 FIN FUNNEL 

「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」フィンファンネル可動
▲νガンダム最大の特徴とも言えるフィン・ファンネル。小型ジェネレーターを搭載しており、高い威力のビーム攻撃と、1回のチャージで他のMSが搭載するファンネルよりも長い時間の稼働を可能としている。スライド・回転機構で3形態を再現。後部のバーニアやビーム発生部のパネルなど、見た目を変化させる機構が追加されている
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」フィンファンネル
「PERFECT-GRADE-UNLEASHED-νガンダム」フィンファンネルコの字

▲3ヵ所の連結パーツで安定性を確保し、連結パーツは収納時のカバーで見映えも考慮されている

劇中での描写

『機動戦士ガンダム-逆襲のシャア』カット場面3
▲ラー・カイラムの格納庫内で整備中の様子。最初の出撃時には間に合わず、その後ロンデニオン入港時に納入され、νガンダムに搭載された
『機動戦士ガンダム-逆襲のシャア』カット場面4
▲α・アジール、ヤクト・ドーガ、ギラ・ドーガに囲まれた際、アムロの精神にサイコミュが反応し、5基のフィン・ファンネルによるバリアを発生させるなど、未知の力を発揮した

COMMENT

(BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン開発担当)


Q:フィン・ファンネル装備時の全体バランスや重量対策は専用台座と、さらにフィン・ファンネル保持用のサブアームを付けることでカバーしていますが、バックパックのフィン・ファンネルマウント部やフィン・ファンネル同士の接続にもかなりの負担がかかると思います。こちらはどのような工夫がなされているのでしょうか?

 材質、取り付け構造を工夫しました。フィン・ファンネルマウント部、フィン・ファンネル同士の接続に関しても差し込み式では保持が難しいため、スライドやパーツ展開によるはめ込み式にして、容易に外れないような構造にしています。材質に関しても、強度対策として、当初は金属パーツも検討しましたが、量産性、今後の商品展開を考慮したときの拡張性に難があり見送っています。代替としてPOM材を使用することで解決しました。

PERFECT GRADE UNLEASHED νガンダム

●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●66000円、2026年1月予定●1/60、約36cm●プラキット

次回は
内部フレームの
秘密に迫る!!


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