“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会フォトレポート
2025.08.168月2日(土)トップ10トライアル
ポールポジションを争うトップ10トライアル。ホンダとヤマハのスーパーラップ対決が観客を大いに沸かせた
予選上位10チームによるトップ10トライアルは、各チームの2名のライダーが1周を全力でアタックし、最終的なグリッドを競う。ただひとり、一切の邪魔が入らない状態でのアタックとなるためスーパーラップが期待される。まず10位から5位までのチームのライダー2名が走り、その後トップ5がアタックする。
最初のライダーは予選10位のATJ鈴木光来。そしてBMWのマーカス・ライターバーガー、HARC-PROの阿部恵斗が続き、予選7位、DUCATIのレオン・ハスラムが2’06.323で暫定のトップに。Astemo Hondaの野佐根航汰も6秒台に入れるが、レオンやライターバーガーを上回れない。再び10位のライダーが走り出し、BMWのマイケル・ファンデルマークがここまでで最速の2’05.508を記録。しかし続くHARC-PROの國井がすぐさまファンデルマークのタイムを更新する。6~10位終了時点のトップはHARC-PRO、2番手にBMWがつける。
続いて上位5チームのセッションがスタート。予選5位のハニカ(YART) が6秒台前半のタイムを記録。そしてモトGPライダーのジャック・ミラー(YAMAHA)は序盤から他を圧倒するスピードを見せ、4秒台前半も確実かと思われたがAstemoシケインで転倒してしまう。AutoRace UBEのバズも6秒台後半とタイムが伸びない。そして予選1位、 HRCの高橋は、ここまでで最速となる2’05.223を記録する。2人目のセッション、YARTのマービン・フリッツが5秒台を記録。続くYOSHIMURAのダン・リンフットは渥美同様タイムが伸び悩む。そしてYAMAHAの2人目のライダー、ロカテッリが2’04.316という驚異的なタイムをたたき出して暫定のトップに躍り出る。続くのはAutoRaceUBEの浦本。計時予選で1番時計だったが、惜しくも4秒台には入れられない。トップ10の大トリはHonda HRCのザルコ。セクター1とセクター3を最速タイムで回ると、セクター4もミスなくまとめ上げ、ロカテッリをコンマ026上回る2’04.290というスーパーラップを記録してポールポジションを獲得した。2番グリッドにYAMAHA、AutoRace UBE が3番グリッドで続く。以下HARC-PRO、BMW、YART、YOSHIMURA、DUCATI、ATJ、Astemo Hondaの順となった。