HOME記事イベントワンフェスにタローマン襲来!「大長編タローマン 万博大爆発」ステージレポート

ワンフェスにタローマン襲来!「大長編タローマン 万博大爆発」ステージレポート

2025.08.15

 ワンダーフェスティバル2025[夏]公式ステージにて15時から開催されたタローマン スペシャルステージの様子をお届け。
 司会はひとつ前に行われていたステージ「関智一・冨士原圭希 変身ラジオinワンフェス~企業戦士よ、ソフビをつくれ~」から引き続き出演となるRKB毎日放送の富士原圭希アナウンサーが務めた。

トークセッションでは藤井亮監督と海洋堂・宮脇センムが登壇。8月22日(金)に公開を控える映画について語った。

 まずは放送から忽ち世間の注目を集めたTVシリーズ『TAROMAN』の成り立ちについて冨士原アナウンサーから質問。「展覧会 岡本太郎」に際して番組の制作依頼を受けた藤井監督が「特撮番組」というフォーマットを選んだ理由は、太陽の塔をはじめとした岡本太郎の作品を見て「これは怪獣だな」としか思えなかったからだという。

▲ 70年の大阪万博に36回通ったという宮脇センムも「パビリオンは怪獣だった」と回想

そして多くの人が気になっているであろう「なぜタローマンが映画に?」という疑問をぶつける冨士原アナウンサー。監督曰く、やはり万博開催というタイミングが大きかったようだ。本作は「万博に対して岡本太郎はどう思っていたのか?」をぶつけたいという思いで制作されたという。

▲ 5分番組のテンションで105分という長尺を走り切ったという本作。「だいぶ疲れると思います」と監督も宮脇センムも太鼓判
▲ 奇獣「駄々っ子」Tシャツを着てきた藤井監督。このイラストは藤井監督が自ら描いたもの

 海洋堂から発売予定の「タローマンベンダブルアクションフィギュア」は予約段階ですでにものすごい人気を博しているようだ。曰く当初の周りの反響はひややかなものだったそうだが、「タローマンの動きにもマッチして、まさに1970年代のようなフィギュアができた」と宮脇センムも出来に満足している様子。
 さらに映画がドカンとヒットすれば、奇獣コレクションやタローマンでたらめ8兄弟の商品化チャンスもあるという宮脇センム。「映画は素晴らしいですから、絶対ヒットしますよ」と、宮脇センムが映画を激賞した。

続けて映画ならではの制作の苦労を語る監督。……するとそこに、無理矢理未来を見せて人を無気力にする奇獣「未来を見た」が乱入! センムには海洋堂の来年度の決算、監督には映画の客入りを見せて両者を意気消沈させてしまう。

 無気力感に包まれてしまったステージ上。そこにタローマンが登場! でたらめな動きで会場のムードを支配した。

▲ でたらめな動きをするタローマン
▲ タローマンの動きは逐一冨士原アナウンサーが実況

▲でたらめな動きをするタローマン

▲ でたらめな動きをするタローマン

 タローマンを応援するよう促す「未来を見た」。会場の応援を受け、タローマンは力を失ってしまう。タローマンは人から応援されることを良しとしないのだ。

▲ 力を失ったタローマン

しかしふたたび立ち上がりでたらめな動きをするタローマン。それに合わせて大権威ガ・ダーン太陽仮面サンタワー関智一が登場!

▲ 「好かれるやつほどだめになる、そう岡本太郎も言っていた!」と関智一
▲ タローマンフィギュアで観客を釣るタローマン

 おもむろにタローマンの歌が流れると、サラリーマンも乱入してみんなでダンス。何となくいい雰囲気になったところで締めの空気に。「こんなにバカなショーは初めてだよ」と宮脇センムも呆気にとられた様子。

▲ サンタワーからマスクオフして現れた藤井監督の挨拶でステージは幕を閉じた

 このステージにでたらめな映画『大長編 タローマン 万博大爆発』8月22日(金)公開予定。他にない映画体験を求めて劇場に行こう。

©2025『大長編タローマン万博大爆発』製作委員会

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