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映像&設定画から「HG GQuuuuuuX」をさらに作り込み!読み取れる細部のディテールを1/144の限界まで再現!

2025.07.20

gMS-Ω GQuuuuuuX【BANDAI SPIRITS 1/144】●JUNⅢ 月刊ホビージャパン2025年8月号(6月25日発売)

GQuuuuuuXのプラモデルのメイン画像

映像&設定画からHG GQuuuuuuXをさらに作り込み!

 今回はJUNⅢによるHG GQuuuuuuXの作例をお送りしよう。キットは設定画から読み取れるディテールを1/144の限界まで再現。自由度の高い股関節・肩関節周りの設計で可動範囲も広く、アンテナの開/閉状態を再現できる頭部や、コア・ファイターを再現できる機首パーツなど付属品も充実しており、細身な見た目に反して非常に充実した仕様となっている。作例ではより細部までディテール再現を突き詰めて完成度をアップさせている。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”

gMS-Ω GQuuuuuuX

製作・文/JUNⅢ

HG GQuuuuuuX
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●2200円、発売中●1/144、約13cm●プラキット


GQuuuuuuXのプラモデルの全体画像その1
▲ TV放送開始より一足早く発売されたことでも話題となったHG GQuuuuuuX。作例はディテール再現度の向上と劇中描写再現の追加をテーマに製作している
GQuuuuuuXのプラモデルのアップ画像その2
GQuuuuuuXのプラモデルのアップ画像その1
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その1
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その2
▲ ツノは内側から削り込んで見た目の肉厚を薄くし、プラ棒と0.3mm真鍮線でボルトディテールを追加。襟はパーツの色分けを利用してバルカン砲を再現。開閉は襟パーツを丸ごと差し替えて再現している
GQuuuuuuXのプラモデルの全体画像その2
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その3
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その4

▲ 腰の白いパーツ裏は肉抜きを整形。意外と見えてしまう所なので効果は高い。背中のブースターはポリパーツ接続に変更して後ハメしている

GQuuuuuuXコアファイターのプラモデルの画像
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その5

▲ ブースターに機首パーツを取り付けるとコア・ファイターに。機首はキャノピー上のガードバーを金属線で再現。また円形ディテールをプラ丸棒でシャープに作り直している

GQuuuuuuXのプラモデルの全体画像その3
GQuuuuuuXのプラモデルのパーツの画像
▲ 胸部中央のパーツは2セット用意し、ポメラニアンズのマークの有無を差し替えで再現できるようにした
GQuuuuuuXのプラモデルのアップ画像その3
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その6
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その7

▲ 上腕の赤ラインのパーツは肉厚を薄くして設定のイメージに近付けた。ハンドは隙間に入れる指パーツを追加して見映えをアップ

GQuuuuuuXのプラモデルの全体画像その4
GQuuuuuuXのプラモデルの全体画像その5
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その7
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その8

▲ ヒザ当ては黒い部分の面積が広くなるようにプラペーパーを貼って設定画により近づけた。靴部は裏の肉抜きを埋め、脚側の接続軸の補強を最小限までカットして精密感を上げている

BEFORE

GQuuuuuuXのプラモデルの脚の加工のビフォア画像

AFTER

GQuuuuuuXのプラモデルの脚の加工のアフター画像
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その9
▲ 外観上の特徴である脚の桁は補強を削り落としてシャープな印象に。赤いパーツは後ハメ化するとともに、桁の補強を削ったぶんを埋めるようエポパテで整形している
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その10
GQuuuuuuXのプラモデルの製作の画像その11

▲ トメノスケ・ヒート・ホークはケーブル部を0.8mm真鍮線と1.5mmプラ棒で細く作り直し。印象が非常に引き締まるのでおすすめの工作ポイントだ。シールド裏は肉抜きを整形し、マウントパーツの〇モールドをポンチで抜いたプラ板に置き替えてシャープ化

GQuuuuuuXのプラモデルの全体画像その5
▲ 渡辺圭介製作の軍警ザク 特殊部隊仕様と対決。マチュの初戦の相手でもあるので、この機体のキット化も期待したいところ

■はじめに
 今回はTVの放送に合わせてHGに追加要素を入れて製作しています。第8話ぐらいまでの描写を参考にしているのですが、その後だとどうなっているんでしょうか…(第5話で使ったダミー風船(?)はさすがに時間が…ぐはっ!)。

■工作
 頭部はアンテナの裏面にボルトを追加。プラ丸棒を土台にすることで厚みを稼ぎ真鍮線を差し込む余地を確保しています。
 胴体は襟内部に隠れている武装をパーツの差し替えで再現しました。差し替えしやすさを考慮して襟の接続軸を短くするなどの調整を行っています。
 腕部は前腕の合わせ目を設定画に合わせて消しています(劇中では合わせ目と同じパネルラインがあるけどね)。上腕の赤いラインはパーツを0.5mm削って細くし、腕の長さが変わらないように上腕上側の白いパーツを0.5mm伸ばしています。平手は指の付け根に補強部があるので丁寧に削り取っています。
 脚部はヒザのパイプが円柱状になるように削り込んで、太モモ裏の凸ディテールは設定に合わせて凹モールドに彫り直し、太モモの合わせ目はディテールに合わせて分割を変えて後ハメすることで消しています。スネの桁は補強を削って、赤いパーツ側の隙間をエポパテで埋めています。スネも分割を変えて中のグレーパーツが後ハメできるようにしました。
 ビーム・サーベルやトメノスケ・ヒート・ホークの刃はシャープに整形。ビーム・ライフル後方の黄色いパーツはプラ棒で〇ディテールを入れました。

■塗装
 配色は設定画を参考にして塗り分けています。塗料はMr.カラー、フィニッシャーズカラーを使用。
白=ファンデーションホワイト(90%)+ブルーグレー(10%)
白(薄い水色)=ファンデーションホワイト(50%)+ブルーグレー(50%)
青=ライトブルー(ブルーインパルスカラー)+フタロシアニンブルー+ミディアムブルー
頭部赤=モンザレッド+マルーン+ピンク
暗い赤=マルーン+ディープレッド+ピンク
黄=黄橙色+ピンク+ニュートラルグレー
グレー=グレイッシュブルー+ネイビーブルー
ダークグレー=ネイビーブルー+ミディアムブルー+ニュートラルグレー
 赤いラインの一部はマスキングして塗装しています。肩などのラインは付属のマーキングシールを使用しました。シールの余白が多い箇所は切り取っています。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”

gMS-Ω GQuuuuuuX

製作・文/JUNⅢ

HG GQuuuuuuX
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●2200円、発売中●1/144、約13cm●プラキット

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