HOME記事ガンダムキット本来の造形を活かしながら、細部のディテールアップや可動工作で「軍警ザク」の真髄を魅せる【機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)】

キット本来の造形を活かしながら、細部のディテールアップや可動工作で「軍警ザク」の真髄を魅せる【機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)】

2025.07.12

MS-06-SSP 軍警ザク【BANDAI SPIRITS 1/144】●かいん (firstAge) 月刊ホビージャパン2025年8月号(6月25日発売)

ディテールアップで魅せる軍警ザクの真髄

MS-06-SSP POLICE ZAKU

軍警ザクのプラモデルのメイン画像

 警察機らしい独特の意匠を持ち、劇中イメージを再現する豊富なマーキングや可動式のモノアイ、クリアーパーツ仕様の非常用回転灯など、細部までこだわりが詰まったキットとして立体化されている軍警ザク。製作は、精緻かつ実直な工作で知られるかいん氏。設定画とキットの違いに注目しつつ、装甲裏や肩アーマー、脚部のディテールに徹底的に手を入れ、つま先の可動工作などの機能面も拡張して製作している。キット本来の造形を活かしながら、より情報密度を上げるアイデアに注目してほしい。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”

MS-06-SSP 軍警ザク

製作・文/かいん(firstAge)

HG 軍警ザク
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン●2200円、発売中●1/144、約13cm●プラキット


軍警ザクのプラモデルの全体画像その1
▲ 軍警ザクは、「警察」と書かれたシールドや非常用回転灯、電磁警棒といった装備が印象的な軍警察仕様のザク。一年戦争時に投入されたザクと基本構造は同じだが、警察機らしい意匠によって独自の存在感を放っている
軍警ザクのプラモデルの全体画像その2
軍警ザクのプラモデルのアップ画像その1
軍警ザクのプラモデルの製作の画像その1
軍警ザクのプラモデルの製作の画像その2

▲ 口元のダクトは内側を削り込んでシャープに整形し、奥のダクト部はプラ板にスジ彫りしたものを使用。ひさしのモールドは開口し、側面の丸モールドは凸から凹に変更している。モノアイはレール部にディティールを彫り込み、レンズ部はメタルリングとUVレジンを使用して精密感を強調している

軍警ザクのプラモデルの製作の画像その3
軍警ザクのプラモデルの製作の画像その4

▲ 胸サイドアーマー裏は元パーツのディテールを参考に、イラストレーターで作図して0.3mmのプラ板で裏打ちを製作。リブは0.25×1.5mmのプラ板を貼り付けて再現している。湾曲している内側の形状に対応するため薄めのプラ板を使用した

軍警ザクのプラモデルの素組みと作例の比較画像
▲ 素組み状態(左)と比較すると、渋めのカラーリングと追加ディテール、半光沢仕上げによって印象が大きく変化していることがわかる。密度感と品のある質感を両立している

ⓒ創通・サンライズ

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かいん

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