『復讐のレクイエム』版ザクIを「HG ザクII F型 ソラリ機」からお気楽セミスクラッチ!ウェザリング仕上げの“旧ザク”をご覧あれ【機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム】
2025.07.21
MS-05A ザクI【BANDAI SPIRITS 1/144】●らいだ~Joe 月刊ホビージャパン2025年8月号(6月25日発売)
『復讐のレクイエム』版のザクIをお気楽にセミスクラッチ!
動画配信サービス・Netflixで配信中の『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』。今回は同作の登場モビルスーツから、ザクIの作例を紹介しよう。同機のキットはまだ発売されていないものの、「HG ザクII F型 ソラリ機(復讐のレクイエム)」(以下、ソラリ機)とディテールが共通する部分が多いため、比較的スクラッチ難易度は低めといえる。そんなこんなで、「かんたんお気楽ウェザリング」をモットーとするらいだ〜Joe(本作の作例を過去2回担当済という筋金入りの作品ファン)が、ラフに楽しみながら製作したウェザリング仕上げの“旧ザク”をご覧いただきたい。
▲ザクIは、ジオン軍が開発した人型量産兵器のうち、もっとも早くに正式採用された機体。後継機の登場により一線を退きつつあるが、東欧の戦線に参加した機体が確認されている
▲ベースとなったソラリ機と比較。頭部アンテナ、シールド、各部の動力パイプを撤去すればおおむねザクIの形状に。頭部と左ショルダー・アーマーの形状修正がやや手間がかかる箇所だろうか
▲ソラリ機のアンテナやパイプなどのディテールを埋めて、中央モノアイガードや後頭部の張り出しをプラ板で付け足している
▲右肩には、プラ板とシュシュの網目部分を組み合わせて即席装甲を追加した
▲ソラリ機のショルダー・アーマーは複雑なディテールが入っていたので、エポパテの盛り削りで改造
▲スカートアーマーには、「HGザクII F型 ルショーン機&無識別型ザクII ルショーン機(復讐のレクイエム)」に付属する極小チェーンを流用し、チェーンカーテンを足した
▲靴部分には薄く伸ばしたエポパテを貼り、生乾きのうちに精密マイナスドライバーで模様を刻んでツィンメリット・コーティング風モールドを追加した
▲ロングライフルはスコープ部分に市販パーツをはめ込んでクリアーパーツ化
▲エピソード6に登場したオデッサのザクIは、一般的なザク・マシンガンを装備していた。作例はケイル機のロングライフルと175mm無反動砲(マゼラ・トップ砲)を他キットから流用し、ザクIの在りし日の活躍を妄想(?)
▲175mm無反動砲は映像中には登場しないものの、「きっとこの世界でも擱座したマゼラ・アタックから主砲を外して再利用しているんだろうなぁ」などと妄想しながら持たせてみた
▲おまけで輸送トラックを自作。トミーテック「はたらくのりもの:自衛隊某愛訓練現場編 特大型トラック」を基に、運転席周囲にエポパテを盛って丸みを追加。幌の骨組みは0.5mm真鍮線、幌は不織布に水で溶いた木工用ボンドを染み込ませたもので再現した
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ⓒ創通・サンライズ
らいだ〜Joe(ライダージョー)
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