HOME記事スケールモデルNISSAN フェアレディ240ZG【OPEN THE BOX 気になるプラモを開けてみよう】

NISSAN フェアレディ240ZG
【OPEN THE BOX 気になるプラモを開けてみよう】

2021.07.07

FairladyZ タミヤとたどる“Z”の記憶 月刊ホビージャパン2021年8月号(6月24日発売)

NISSAN フェアレディ240ZG【OPEN THE BOX 気になるプラモを開けてみよう】

タミヤとたどる“Z”の記憶

 GT-Rと並ぶ日産を代表するスポーツモデル、フェアレディZ。なかでも優れた性能と欧州車に負けない美しいフォルムを誇り、デビューから50年を経た現在も旧車ファンに愛され続ける名車「フェアレディ 240ZG」がこの夏、タミヤの1/24スポーツカーシリーズで待望のキット化を果たした。そこで今回は、Zシリーズの最高峰といえる「フェアレディ 240ZG」の新作キットレビューに合わせ、同じくタミヤから発売中の歴代モデルも製作。現代も受け継がれるZの遺伝子を模型を通して感じていただきたい。

TAMIYA 1/24 scale plastic kit
NISSAN FAIRLADY 240ZG
modeled by Hiroshi HATANAKA
(MOMOFUKU MOKEISYA)

TAMIYA 1/24 scale plastic kit
NISSAN FAIRLADY 300 ZX TURBO
modeled by Eiji HIROMURA

TAMIYA 1/24 scale plastic kit
NISSAN 350Z Track
modeled by Yousuke TAKEUCHI

TAMIYA 1/24 scale plastic kit
NISSAN 370Z
modeled by Yousuke TAKEUCHI


どんどん進化するタミヤのカーモデル!
今一番HOTなスケールモデル「240ZG」に触れてみよう!!

 新旧問わず気になるプラモの箱を開けてみようという本連載。今回はタミヤの1/24スポーツカーシリーズの最新作「NISSAN フェアレディ240ZG」をご紹介します。最近の新商品スープラ、マクラーレンセナ、そして今回の240ZGと新作ごとにタミヤのカーモデルがどんどん面白くなっています。「車模型って組むだけじゃダメなの?」「塗るのは大変なの?」「細かいパーツとか神経使いそう」というさまざまなイメージに向き合った開発がされており、しかも接着や工具を使う楽しみ、塗装する楽しみというプラモの本当の楽しさを味わえるようになりました。このプラモを作らないなんてもったいないと本当に言える車模型の誕生です。それでは「OPEN THE BOX 240ZG編」、GO!!!!!!

NISSAN フェアレディZって?
 当時のアメリカ日産の社長、片山豊氏が企画を主導した究極を表す「Z」の名が与えられたスポーツカー。その国内専用の最上級モデルがキットになっている240ZGです。登場時は最高速度210km/hで、当時の日本車最速記録を叩き出しています。1973年の「昭和48年排出ガス規制」を受けて生産は終了。

組むだけなら3時間くらいでいけます!

▲ボディはさまざまな塗装が楽しめるように発色しやすい白成型色。黒やシルバー、メッキパーツ、クリアーパーツとボリューム満点ですが、驚きの精度で組み上がっていくのでサクサク進みます

組むだけで幸せなかっこよさ!

▲こちら静岡ホビーショーで展示されたキットをそのまま組んだもの。美しい白成型色に銀の成型色とメッキが映え、この状態で素晴らしいかっこよさ。もう1個買って素組みで置いておきたいです

車模型の黒成型色パーツはお宝です

▲車模型はセミグロスブラックで塗装する指示が多いのですが、まさにこの黒成型色がセミグロスブラック。成型色を活かして塗り分けても良いですし、目立たない塗り分けなら、パーツのままでもOK。今回私はこの黒いパーツは一切塗っていません

驚異のメッキパーツ!

▲窓枠やヘッドランプカバーリムはメッキ仕様の別パーツ。ボディ塗装時の塗り分け作業が必要なし!

シルバー成型色がアクセントになる!

▲外装部分がボディと一体成型ではなく、細部まで分かれています。これにより塗装後に接着することができマスキングの手間もありません。シルバーの成型色になっているので、素組みでもアクセントになり充分にかっこいいです

大満足のエンジン

▲ボンネットは開閉し、エンジンを見せることができます。直列6気筒エンジンはとても精密!

プラモとどのようなテンションで接したいかに応えてくれるカーモデル
 ボディとインテリア用に2色の缶スプレーを塗っただけの240ZG。細かいことはせずに、あなたが好きなボディの色を塗るだけでも本当にかっこよくなります。また組み立て、塗装におけるストレスをなるべく少なくするように考えられたキット構成は、作り込みたい人にとってもありがたいものになっています。写真の状態からデカールやインレットを貼る作業ももちろん可能です。模型とどのテンションで接したいか……その声に耳を傾けてくれるカーモデルです。

白ランナーを小分けにすると
塗りやすい!

▲白ランナーがボディやボンネット内のパーツになります。このパーツ、枠ごとにニッパーで小分けにすると缶スプレーだけで塗り分けられます

本体色で塗るパーツをセレクト!

▲説明書を確認して、本体色で塗り分けられるものを小分けに。ランナーがパーツの持ち手にもなります

ブラックで塗るパーツ

▲こちらのほとんどはセミグロスブラックで塗り分けが指定されているパーツ

シルバーとブラックで一気に塗っていきます!

▲準備が完了したら本体色と黒で塗っていきます。本体色はシルバーリーフをセレクト。あなたの好きな色を塗ってみて!(シルバーリーフの商品詳細はこちら) (セミグロスブラックの商品詳細はこちら)

塗り分け完了!

塗り分け後組み立て
▲全部塗り分けました。後はガンガン組んでいきましょう

インテリアってどうします?

▲インテリアをセミグロスブラックで塗っておくと、覗き込まない限り雰囲気を損なうことはありません。細かく塗り分けるのが難しいな〜って思う人はとりあえずセミグロスブラックを塗っておくというのはありだと思います

2色で「Z」を楽しめました!

▲車模型の楽しみ「ボディを自分の好きな色に塗る!」ということがストレスなく楽しめます。しかも世界的超名車である「フェアレディZ」で味わえるんです。楽しさ爆発です

塗っていないエンジンの見え方

▲エンジンパーツはシルバー成型色のまま。エンジンは細かい塗装指示がありますが、パーツ自体が非常に美しいので、塗らないでボンネットに収めるだけでも素敵な見映え

文・写真/三環しおん

1/24 スポーツカーシリーズ No.360
1/24 NISSAN フェアレディ 240ZG
●発売元/タミヤ●4620円、発売中●1/24、約17.9cm●プラキット

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三環しおん

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