HOME記事スケールモデル第一次世界大戦中に建造されたモニター艦「HMS ロード・クライヴ」を1/350でリリース!エアフィックス「ウェストランド ウェセックス HC.2」、「スピットファイア Tr.9」など注目のスケールモデル最新情報をお届け!

第一次世界大戦中に建造されたモニター艦「HMS ロード・クライヴ」を1/350でリリース!エアフィックス「ウェストランド ウェセックス HC.2」、「スピットファイア Tr.9」など注目のスケールモデル最新情報をお届け!

2025.06.18

Featured new Products! 今月の注目 月刊ホビージャパン2025年7月号(5月23日発売)

HMS ロード・クライヴ

対地攻撃用のモニター艦をキット化

HMS ロード・クライヴ

 沿岸からの対地攻撃を目的として第一次世界大戦中に建造されたモニター艦を1/350でリリース。乾舷が低い平甲板型船体にマジェスティック級戦艦から流用したBL12インチMkVIII連装砲塔を装備した。キットは1918年に後部砲塔がBL18インチMkI砲に換装された姿を再現。小さな船体に載った巨大な砲塔、不釣合に高い見張り所のマストがアンバランスな印象だが、模型的にはそれが逆に魅力的なポイントとなりそう。錨鎖用の金属チェーンとエッチングパーツも同梱。

HMS ロード・クライヴ

●発売元/ホビーボス、販売元/童友社●18480円、7月予定●1/350●プラキット


エアフィックス新作は複座スピットとウェセックス!

ウェストランド ウェセックス HC.2

ウェストランド ウェセックス HC.2

 第二次大戦後、アメリカ陸軍初の本格的な多用途ヘリコプターとして開発されたH-34は、アメリカはもとより西側各国に広く輸出されたが、イギリスではライセンス生産権を取得してウェセックスの呼称で配備を進めた。エンジンなどが異なるため各部に変化が生じており、そのためかこのスケールでのキットはいにしえのフロッグと比較的新しいイタレリしか存在しない。いずれも入手が困難なため今回エアフィックスがリリースしたことを喜ぶモデラーも多いはずだ。フィットはエアフィックスの最新作らしくていねいな仕上がりでコクピットやキャビン内もこのスケールとしては極めて詳細に再現されている。またキャビンのスライドドアも開閉が選択でき、テイルブームとローターの折りたたみも選ぶことができる。完成品の写真を見る限りでは問題はないようで機体全面にモールドされたリベットはヘリコプターらしさを再現している。パーツ点数は128点とさほどではないが完成度は極めて高い。

ウェストランド ウェセックス HC.2

●発売元/エアフィックス、販売元/GSIクレオス●5720円、9月予定●1/72●プラキット

スーパーマリーン スピットファイア Tr.9

スーパーマリーン スピットファイア Tr.9

 スピットファイアは後席を追加した複座の練習機型で、製造に入ったのが1945年からなのでイギリス空軍での使用は短期間に終わったが、英連邦各国に輸出され、さまざまなマーキングを楽しむことができる。このキットもそのあたりを考慮したのかイギリス空軍2種に加えウルグアイ空軍という珍しいものがセットされている。

スーパーマリーン スピットファイア Tr.9

●発売元/エアフィックス、販売元/GSIクレオス●6930円、9月予定●1/48●プラキット


カモフ Ka-52“アリゲーター”攻撃ヘリコプター

ロシア製攻撃ヘリコプター

カモフ Ka-52“アリゲーター”攻撃ヘリコプター

 このところウクライナ戦争で話題となっているカモフの複座攻撃ヘリコプターKa-52が中国のドリームモデルからリリースされた。ロシアでは世界最強の攻撃ヘリコプターと宣伝しているが、ウクライナでは多くの機体が撃墜されており、少なくとも防御力に関してはアパッチより劣っていることが世界中に知れてしまった。キットは完成写真が公開されており、これを見る限りではその完成度は高いようだ。また本機の特徴である射出座席はエッチングパーツでディテールアップできる他、コクピットやロケット弾ポッド、各種センサーなどは3Dプリンターで成型されたものがセット。デカールは4種が用意されている。

カモフ Ka-52“アリゲーター”攻撃ヘリコプター

●発売元/ドリームモデル、販売元/ビーバーコーポレーション●12430円、6月予定●1/72●プラキット


ソ連 B-4 203mm榴弾砲 M1931“スターリンの鉄槌”

スターリンの鉄槌を1/72で

ソ連 B-4 203mm榴弾砲 M1931“スターリンの鉄槌”

 毎日の激しいロシアとの戦闘にもめげず、ウクライナのプラモ業界は盛んなようで今回もまた新キットがリリースされた。エースはユニークなアイテムをキット化しているが、今回登場するM1931 203mm榴弾砲B-4もそのひとつで、履帯自走式かと思いそうだが、実際には他の火砲と同様に牽引式で、不整地での行動を可能とするため履帯を採用したにすぎない。小さなスケールではあるが結構パーツは多く牽引時と射撃時を選択して製作することができ、後方に牽引するリンバーも用意されている。また履帯は連結式を採用しており、外側の転輪を一体化するなど組み立ての容易さも図られている。このスケールでは初めてのアイテムで、そのスタイルと合わせコレクションでは異彩を放つ存在となろう。

ソ連 B-4 203mm榴弾砲 M1931“スターリンの鉄槌”

●発売元/ACE、販売元/ビーバーコーポレーション●7700円、6月予定●1/72●プラキット


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