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初のファンミーティング『ちびゴジラの逆襲』怪獣島住民集会 2025! 豪華声優陣&監督が登壇したトークショーレポート!

2025.06.06

 TVアニメ『ちびゴジラの逆襲』初のファンミーティングイベント「怪獣島住民集会 2025」がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて5月31日(土)に開催された。ちびゴジラ役の福山潤、ちびメカゴジラ役の松岡禎丞、ちびモスラ役の高橋李依、ちびラドン役の下野紘、そして新海岳人監督が登壇。老若男女に愛されたアニメの1年間の振り返りやファンからの質問コーナー、そして7月からのテレビシリーズ最新作放送を初めとした新情報の解禁と盛りだくさんのイベントとなった。
 本記事ではイベントのステージのレポートをお届け! 笑いに包まれたキャスト・監督の『ちびゴジラ』トークを見て行こう。


豪華キャスト陣&監督の『ちびゴジラ』トーク!

 ちびゴジラ役の福山潤が司会を務めこの日のイベントは進行。登壇したキャストたちの挨拶に、集まったファンも元気な声で応えた。
 最初のコーナーは「怪獣島活動報告会」。この1年間の『ちびゴジラの逆襲』の活動のダイジェスト(数々のコラボやグッズ、豪華なゲスト声優など)がスクリーンに映し出され、さらに事前に行われていたキャラクターやエピソードの人気投票の結果も発表! 人気キャラクターの1位はちびラドン、さらに人気エピソードでも1位と3位にちびラドンのエピソードが選ばれた結果には、監督やちびラドン役の下野紘も驚きを見せる。「意外ですね。いじられることで人気を得ているようなので、これからも全力でいじられていこうと思います。いじりを全力で受け止めて、落ち続けていきます(下野)」。

 話題になった天の声としての山寺宏一のゲスト出演について監督から「東宝さんと一緒に声優さんを選んでるんですけど『ほんとうに一言で顔も出ない声なので誰でもいいですよ』って僕が言ったら『じゃあ山寺宏一さんにしましょう』って(笑)。『誰でもいい』で山寺宏一さんを呼ぶスタッフ陣です」と驚きの裏話が明かされる。出てほしいゲスト声優を聞かれた高橋は「じゃあレジェンドの、野沢……ま……?」と答え、「レジェンドで野沢さんって言ったら1人しかいないから!(福山)」「絶対金ピカになりそう(松岡)」と新たな展開の期待に盛り上がった。

 『ちびゴジラ』出演の反響について、普段あまり出演作への反応がない松岡の父も本作を家族で楽しんで観ているとのこと。「自分に塩対応な父親が自分の作品をずっと観てるっていうのは嬉しいですね(松岡)」。
 この1年で15位以上の作品とコラボしていた『ちびゴジラ』だが、新たなコラボの希望を聞かれた監督は「バスケットボールが好きなのでBリーグとコラボしてみたいなって思います。僕の推しチームはアルバルク東京です!」と語った。

 続いてのコーナーは「住民大討論会」! 事前にファンから送られた感想や質問などを紹介し、それにまつわるトークをしていった。ちびモスラとちびメカゴジラの関係性の話題になると福山が「もし今後進展があるなら、ライバルが出てきてほしい」と話す。「現段階(のキャラクター)だと可能性があるのはビオ姉さん(ちびビオランテ)くらいですかね。ちびメカゴジラが悩んでるのを相談しに行って……」と下野が想像を広げるとちびモスラ役の高橋も「いい!」とテンション高く同意。それに対しちびメカゴジラ役の松岡は「沢城さん(ちびビオランテ役・沢城みゆき)は声に色気がありすぎて、相談に乗ってもらってたらコロッといきそう」と話し、この先の展開の期待に大いに話が盛り上がった。
 ちびラドン役の最初のイメージを聞かれると下野は「僕のいちばん最初のアプローチは『ちびまる子ちゃん』の花輪くんです。そういうニュアンスでいたんですけど、扱われ方は全然違った(笑)」と答える。その後ちびラドン役で力を入れたのは「いかに『ラ、ドーン!』(ちびラドンが落下するときの声)に命を懸けるか」だと言う。監督はそんな下野の「ラ、ドーン!」について「収録した後のボリューム調節がいらないくらい完璧に『落ち』を表現してます」とその完成度を絶賛した。
 ファンからのメッセージでも「3分間のアニメで毎回30分アニメくらいカロリーを使っている」と言われるちびメカゴジラ役の松岡。今までで特に大変だったのは初回の収録だという。監督も「初回収録前にある程度各キャラクターのイメージは固まってたんですが、松岡さんは思ってたのの倍きたなと思いました(笑)」と当時の驚きを語った。

 今後のグッズ展開の話になると福山は「ちびゴジラから昭和ゴジラ、平成ゴジラ、シン・ゴジラってどんどん被せていってマトリョーシカみたいになってるフィギュアがほしい。それぞれが好きな時代のゴジラの状態にして並べて飾るんです。俺は買う」とシリーズの枠を超えたアイデアを語った。
 『ちびゴジラの逆襲』の脚本を初めて読んだときの感想を質問されるとまず福山は「脚本は明らかにシュールコメディなんだけど、アニメの前は「ちびゴジラ」の世界にシュールコメディの印象がなかったからどこまでやっていいのか、可愛いと面白いの間を表現するためにいろんなパターンを考えていきました」と初期の役作りを語った。さらに松岡は「『やるしかねえ』と思いました。もうそれだけです」とハイカロリーな役への覚悟を見せていた。
 そしてそれぞれの担当キャラクターと似ているところを聞かれると、高橋は「ヲタク的な趣味があるところ、好きなものを語るときに早口になるところ」が一緒だと(早口で!)語る。下野は「いじられるところ」、さまざまな家電の機能が搭載されているちびメカゴジラと体温の高い松岡の共通点は「ストーブかもしれないですね。『松岡くんがいるだけで現場の温度が上がるんだよね』って何回も言われたんですよ。しかも精神的なことじゃなくて物理的に温度が上がってる。だからいつも終わった後すぐ外飛び出すんですよ」。メカさながらに「冷却」をしている様子が明かされた。最後に福山は「楽しい方向にすぐ行こうとすることと、破壊衝動。会話の流れをすぐに壊したくなる」と話し、登壇者からも共感がの声が上がった。

 最後は登壇者による締めの挨拶。松岡「『ちびゴジラの逆襲』という作品は大変なんですけど、やってるとなぜかすっっごいストレス解消になるんですよ(笑)。これからもずっと続けていきたいし、最新作も始まりますので今後も『ちびゴジラの逆襲』の応援をよろしくお願いします」。高橋「アフレコでもテストも本番もブーンと走り切って『お疲れ様でした!』という感じでいつも気持ちよくお仕事させていただいてます。この気持ちいい作品がまだ3クール分あるということで、楽しみにしていただけたら嬉しいです。これからみんなの朝を盛り上げたいなと思います!」。下野「ランキング1位にまだ戸惑いを感じているんですけど……そりゃあ嬉しくないわけがない! 新シリーズが始まって主題歌もついて、『ちびゴジラ』キテるんじゃね? とすごく感じてます。僕はなにかと同時上映で映画やれたらいいなって思ってます! そこまでいきたいので、引き続き『ちびゴジラの逆襲』とちびラドンのことを応援してください!」。監督「自分の監督作品が毎週テレビで流せるのってほんとうに幸せなことだと思っております。『ちびゴジラの逆襲』を作ってるのは僕だけじゃなくて、ほんとうにたくさんのスタッフさんやキャストのみなさんなどに助けてもらって作っています。またこういう機会が持てることを祈って頑張っていきます」。最後に福山が「『ちびゴジラの逆襲』の大変は“良い大変”なんです。楽しいし、もっともっと観ている人たちが楽しくなるにはどうすればいいか相談しながらやれて、皆さまにお届けするまでの間に我々もすごく笑顔で作品を作っております。ぜひまた我々と一緒に楽しい一日の幕開けを始められたら幸せです。これからも『ちびゴジラの逆襲』応援よろしくお願いします」と締め、大盛況でイベントは幕を閉じた。


TVアニメ『ちびゴジラの逆襲』シリーズ最新作は7月2日(水)より放送開始!

 TVアニメ『ちびゴジラの逆襲』シリーズ最新作は7月2日(水)より毎週水曜あさ7時5分~、テレビ東京系列「おはスタ」番組内で放送を開始予定。放送後にはちびゴジラ公式 YouTubeチャンネルにて全話無料配信中だ! クセ強怪獣たちが怪獣島で繰り広げる約3分間の“凝縮”エンターテイメントを楽しもう!

© TOHO CO., LTD.

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