HOME記事キャラクターモデル「工房いやさか」のラビドリードッグを、原型を担当した松村氏自ら製作！カラバリ＆ウェザリングでキットの魅力をアピール【ボトムズ】

「工房いやさか」のラビドリードッグを、原型を担当した松村氏自ら製作！カラバリ＆ウェザリングでキットの魅力をアピール【ボトムズ】

2025.06.09

X・ATH-02-DT ラビドリードッグ【工房いやさか 1/24】●松村年信　月刊ホビージャパン2025年7月号（5月23日発売）

開発者自らカラーバリエーション＆ウェザリングで仕上げる

　マックスファクトリー1/24 ストライクドッグを使用してラビドリードッグを再現できる改造キットが、静岡県磐田市を拠点とするガレージキット・フィギュアの企画、販売などを行う新進気鋭のメーカー、工房いやさかよりリリースされた。新進気鋭といっても代表は本誌で90年代にエースモデラーとして活躍した松村年信氏。プロモデラーから原型師に、そしてその後マックスファクトリーに所属するなど、数々の経験を経て現在に至る実力派だ。今回は原型を担当した松村氏自らが製作した作例を紹介。制式採用のライトパープルカラーにハードウェザリングで、キットの魅力をアピールする。

▲レンズユニットはバイザーに沿って左右にスイング可能。レンズはクリアー成型で再現されている

▲左腕は形状の異なるアイアンクロー周りを新規パーツで再現。クローは設定通り展開し、11ミリ機関銃が露出する

新規造形のハンディソリッドシューター — ▲ハンディソリッドシューターも新規造形。シャープな造形が目を惹く

▲脚部はスネ以下が新規パーツで砂漠走行用サンドトリッパーを装備。サンドトリッパーのディテールも細やか

▲ミッションパックの機雷投下装置は設定通りに開閉可能。ハッチの開閉に合わせて内部パーツが連動して展開する

▲こちらはメーカー塗装見本。商品をプレーンに見せるため、ウェザリングは最低限に留めている

　ご無沙汰しております。作例掲載は何十年ぶりかで、初めての方もお久しぶりな方も何卒よろしくお願いします。現在、工房いやさかの屋号で各メーカー様のお仕事やボトムズ関係のガレージキットを中心とした自社商品の開発などしております。
　今回マックスファクトリー製のストライクドッグを使用したラビドリードッグをキット化したので、メルキアカラーとして作例製作をさせていただきました。
　外装だけでいえば半分くらいがレジンキットに変わっていますが、ほとんどストレスなく基キットに組み込んでいただけるかと思います。この作例も一切の加工はなくストレートにキットに組み込み塗装しただけです。今回は目的が参考用完成品ではないので、派手めにダメージを入れ、特にシチュエーションを考慮せず単品で使い込まれた感がある様にしました。
　下地からケープを吹き本体色はエッジに下地を少し残しつつ、明度を変えて2 色ほど吹いてチッピングを施しています。その後Mr.ウェザリングカラーを使って全体を調整しツヤ調整で完成となります。
　基キットの良さに引っ張られ、当時欲しかったラビドリードッグが出来たなと思っております。弊社サイトより通販していますので、何卒よろしくお願いいたします。