ボークスHSGK「ゲートシオンマーク2 スピード・ブリンガー」本誌モデラーによる作例が完成!塗装後の磨きなしでソリッドに仕上げる【ファイブスター物語】
2025.06.11ゲートシオンマーク2 スピード・ブリンガー【ボークス 1/72】●nishi 月刊ホビージャパン2025年7月号(5月23日発売)
■ボークス 1/72 ゲートシオンマーク2 スピード・ブリンガー
『F.S.S.』に登場するキャラクターはどうしてこうも魅力的なのでしょうか。スピード・ブリンガーを目にしたとき、ついにあのデザインがGTMに落とし込まれたかと狂気乱舞したものです。
キットは各要所(バスターランチャー、腹部、ヒール)に金属線がインサートされていて、強度と精度が必要な軸部分はしっかりサポートされています。ボークスの固定ポーズキットは本当に組みやすくパーツの精度も高いので、仮組み状態でもしっかり自立するのは驚きです。どのカラーリングにするか迷いましたが、馴染みのあるオレンジの入ったカリギュラ仕様で製作しました。
■組み立てと表面処理
パーツ点数が多くひたすら磨く作業が続くので忍耐勝負です。表面が結構ざらついているので、240番の紙ヤスリから始めると作業は早いですが、削り過ぎて面構成を変えてしまわないように注意が必要です。仕上げをどうするか(ソリッド・半透明・クリアー)によって最終の番手は変わってくるのですが、今回は透けのないソリッドカラーに決めていたので最終は600番で終えています。
表面処理をしつつ仮組みも同時進行で真鍮線はパーツの大きさに合わせて0.5mm~2.0mmを使い分けています。転倒防止に補助の支柱を作ることもできますが、しっかり自立するのは本当に驚きです。
■塗装
まずレジンキットは離型剤が残っている場合があるので、これを落とす必要があるのですが、ボークスのキットはその必要がほとんどありません。それでも削りカスや手の脂分を洗い流すのにパーツ洗浄したほうが安心です。最近の流行りで自分はさっとシンナーで洗い流してしまいます。乾燥も早いですしね、プラでやっちゃ駄目ですよ!
基本的にレジンはラッカー塗料が食い付きませんので、塗装前にプライマーを塗布する必要があります。プライマーはいろいろと試しましたが、フィニッシャーズのマルチプライマーは最強ですね。マスキング後に塗膜ごと持っていかれることもなく、しっかり定着してくれますのでオススメです。
カラーは説明書のレシピを参考に好みに調色しました。フレームに使用したシルバーはガイアノーツのダークステンレスシルバー。鉄道模型用とありますが、落ち着きのある良い色でお気に入りです。基本塗装はソリッドでまとめてみました。
磨きなしでどこまでキレイな塗膜になるか挑戦しましたがどうでしょう? 以上nishiでした!

ボークス 1/72スケール レジンキット“HIGH-SPEC GARAGE KIT”
ゲートシオンマーク2
スピード・ブリンガー
製作・文/nishi
ゲートシオンマーク2 スピード・ブリンガー
●発売元/ボークス●132000円、抽選販売(第3期まで終了)●1/72、約58cm●レジンキット●原型/大石凡(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)
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nishi(ニシ)
関西在住、キャラクターモデラーのエース格。メカ、ガールズプラキットの双方を得意とする。