HOME記事ガンダムガンダム・フレーム新MGキット「ガンダム・ヴィダール」をパーツ整形などを中心に製作！ フレームのワンポイント塗装でディテールをより際立たせる【鉄血のオルフェンズ】

ガンダム・フレーム新MGキット「ガンダム・ヴィダール」をパーツ整形などを中心に製作！ フレームのワンポイント塗装でディテールをより際立たせる【鉄血のオルフェンズ】

2025.06.21

ASW-G-XX ガンダム・ヴィダール【BANDAI SPIRITS 1/100】●渡辺圭介　月刊ホビージャパン2025年7月号（5月23日発売）

渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」特撮

待望のガンダム・フレーム新MGキット！　ワンポイント工作でさらに完成度をアップ

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』より、仮面の男ヴィダールが駆るガンダム・ヴィダールがMGで発売された。2019年発売のガンダム・バルバトス以来、2体目のガンダム・フレームMGである。フレームの多くの部分をバルバトスと共通にしつつ、構造のアップデートで可動範囲が拡大。足部ハンターエッジなど特徴的な武装の機構はもちろん、完成後にはほぼ見えないコックピット内部の設定ギミックなどまで徹底再現されている。渡辺圭介による作例はパーツ整形などを中心に率直にキットを製作。細部まで再現されているキットをリスペクトし、細やかなひと手間を交えて完成させている。

渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」
▲アリアンロッド艦隊で調整されていたガンダム・フレーム。その正体はガンダム・キマリスを偽装した機体で、アイン・ダルトンの脳を利用した「阿頼耶識 typeE」を搭載している。キットはMGらしいハイディテール化がなされており、特徴的な各部のスリットをヌキにすることで立体的に表現している。作例はモールド彫り直しやメタリック色によるフレームのワンポイント塗装でキットのディテールをより際立たせた
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」背面
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」ツノ製作途中
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」頭部製作途中
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」頭部素組み比較
▲頭部は中央2本のツノにプラ材を貼って削り出しシャープに整形。トサカのツノ周辺はMG独自のアレンジが入っているが、好みでツノ形状やモールドを設定準拠にしている
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」後頭部素組み比較
▲両肩など一部の穴が開いているシリンダー受けはプラ棒でふさいでいる。加工時はシリンダーの可動を狭めてしまわないように注意しよう
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」バックパック
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」バックパック中央部製作途中
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」バックパック中央部製作途中2

▲バックパック中央部分は銀シールとモールド入りクリアーパーツの二重構造だが、クリアーパーツの太めのゲートが少々厄介。作例はモールドをマスキングテープで保護しつつ慎重に整形し、ガラスヤスリでキズ消しして仕上げている

渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」コックピットアップ阿頼耶識 typeEの非発動
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」コックピットアップ阿頼耶識 typeEの発動
渡辺圭介製作「ガンダム・ヴィダール」阿頼耶識 typeEの発動／非発動コックピット比較

▲キットは阿頼耶識 typeEの発動／非発動をコックピットシートの選択式で再現できる。作例は両方を製作した。キット本来の仕様ではないが、外装を外せるようにしておけば完成後も交換は一応可能

次ページ──武装類詳細

ⓒ創通・サンライズ

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渡辺圭介（ワタナベケイスケ）

渋めの仕上げを得意とするベテランモデラー。豊富なテクニックを持ち、キットレビューからスクラッチまで幅広く活躍している。

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