「ブレイバーン」がMODEROIDに推参!!よりマッシブに仕上げるパーツ分割のアイデアや工作のコツをたっぷりお届け!!【勇気爆発バーンブレイバーン】
2025.05.30
ブレイバーン【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2025年7月号(5月23日発売)
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▲作例の頭部と設定画を比較。エッジ部分はピンバイスで穴を開けてから0.3mmの真鍮線を埋め込み、瞬間接着パテを盛って削り出すことでシャープに整形。写真では塗装を落とした状態で加工しているが、キットには塗装済みのフェイスパーツが付属するため、塗装せずともハンサムなブレイバーンが手に入る
▲本編での登場回数は少なかったマスク状態だが、フェイスパーツとしてしっかり付属する
▲マスク状態の作例頭部と設定画を比較。後頭部も作例と設定画を比較。成型の都合で厚くなった部分を削り込み、シャープな印象に仕上げている
▲いわゆる“ω”の口をした柔和な表情のパーツも付属
半球クリアーパーツを磨いてプラ板をはさんで存在感アップ!
▲半球形のパーツは成型の都合上完全な球面を作れないため、本作例ではヒジやヒザの円形パーツを削り込んで球状に整形している。180〜400番で順に削ったあと、やれた2000番程度のスポンジヤスリで磨き、仕上げにタミヤ コンパウンドでツヤを出している。作業時は、内径に合わせた丸棒に両面テープで固定して持ち手にしている。丸棒がなければ、割りばしを削って代用するのもおすすめ
▲また、作例ではクリアーの球面の存在感を強調するため、はめ込む接面部にプラ材をはさんで高さを出している。また、クリアーパーツの内側が暗くなる箇所には白いプラ材を入れたり、裏側から白を塗ったりして明るく見えるようにしている。キットには光を反射するホイルシールが付属するため、貼るだけで簡単にかっこよくなる
▲キット(左)と加工済みの脚部(右)を比較。目立つ合わせ目は目立たない位置に分割ラインを逃がしたり、後ハメ加工によって塗装後も美しく組み立てられるようにしている
▲キットの素組み(左)と塗装後の脚部(左)を後方から撮影。中央の分割ラインを処理することで完成度が大きく向上している
▲変形後に目立つ足裏も見映えを意識して加工。かかとの内側をくりぬいてエッジを薄く削り、アウトラインはプラ板で整えている
▲腕部の後ハメ加工では、ブレードの接続ピンを切り取って、塗装後にも組みやすいようにしてから合わせ目を消している。また軸関節の処理では、棒状の受けパーツや軸そのものを加工するのではなく、浅く作られているピン側の受けを切り離しておき、塗装後に差し込めるようにして強度を確保している
▲スラスター部分も同様に後ハメ加工を実施。強度が不安な細軸にはネオジム磁石を複数使用し、根元と先端の両方でしっかり固定できるようにしている
▲特に脚部の可動域は広く、劇中で印象的だったあぐらのポーズも再現可能。劇中再現が意識された模型の構造は嬉しいポイントだ
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Ⓒ「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会
tauyo(タウヨ)
2025年1月号でオラザク選手権一次審査を通過し、2月号で作例デビュー。そして4月号では表紙モデルを担当。精度の高い工作と清潔感のある仕上がりが持ち味の新進気鋭のモデラー。
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