カドプラ『とある科学の超電磁砲T』御坂美琴 DX ver.が発売!肌や服などキットの部位ごとに成型色を活かした適切な工作を解説!
2025.05.21常盤台の超電磁砲、プラモで登場!
今回は「カドプラ」シリーズ第2弾となる「御坂美琴 DX ver.」を担当させていただきました。「ガールズプラモスタイル#03」掲載のインタビュー記事によれば「シールレス&塗装済みパーツで初心者でも気軽に楽しめる」というシリーズコンセプトがあるそうですので、作例でも極力そこは大切にしつつ、「ちょい足し」で完成度を高めてみました。
肌パーツの処理
プリント済のフェイスパーツの出来がすこぶるよいので肌色の成型色はそのままに、合わせ目を目立たなくする作業を行いました。ゲート跡とパーティングラインは各種ヤスリで丁寧に処理し、最終的には3000番あたりのスポンジヤスリをかけておけばOKでしょう。一部に存在するパーツの合わせ目はガイアノーツの「瞬間カラーパテ」各種を混ぜて目立たない色を作って接着。ならしたうえで目立つゲート跡や合わせ目に、成型色と近い色の塗料を調色してごく薄く吹いています。肌パーツの合わせ目を消したあと、少し陰影を加えて立体感を足すと仕上がりがよくなります。今回はGSIクレオスの「ラスキウスデコ」をくどくならない程度に使用してみました。
コスチュームの処理
制服や水着のパーツにはしっかりと下地処理を行い、一部の浅いモールドを彫り直してカッチリさせます。そのうえで柔らかくグラデーション塗装を施し、スミ入れします。また、パーツの合わせ目の一部は接着せずにスポンジヤスリでエッジを落とすことで「服の縫い目」に見えるようにしました。制服の胸には校章がプリントされているので、こちらはそのまま活かしています。
カラーリング
肌色=ラスキウス 鴇羽色+ホワイトピーチ(少量)+クリアーペールオレンジ(ごく少量)
髪=ココアブラウン→サンディブラウン→セールカラーでグラデーションのあと、クリアー+クリアーレッド・クリアーイエロー(少量)で赤みを追加
制服ベスト=ウッドブラウン→セールカラー
コスチューム白=Ex-ホワイト+ボトムズカラー パープルグレー
スカート=ニュートラルグレーⅣ+ボトムズカラー パープルグレー(少量)
短パン=ライトガルグレー+ホワイト(少量)
水着イエロー=HJモデラーズカラー03 マイスターイエロー(ハイライト部分は+ホワイトを若干量)
おしまいに
「カドプラ」、人気キャラが非常に高いレベルでプラモ化されており、こうなったらあのキャラもこのキャラも…と夢が広がりますね。今後も目が離せないシリーズになりそうです。それではまた。nikhでした。

KADOKAWA ノンスケール プラスチックキット
“KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES”「とある科学の超電磁砲T」御坂美琴 DX ver.使用
御坂美琴
製作・文/nikh
KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES 「とある科学の超電磁砲T」御坂美琴 DX ver.
●発売元/KADOKAWA●9900円、発売中●約16cm●プラキット
ガールズプラモスタイル#06
2420円(税込)
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Ⓒ2018 鎌池和馬/冬川基/KADOKAWA/PROJECT-RAILGUN T