HOME記事ガールズプラモ「30MP 後藤ひとり」をパーツ整形やグラデーション塗装により、キットの良さを最大限に活かす。初ステージが再現できる“完熟マンゴーのダンボール”もスクラッチで製作【ぼっち・ざ・ろっく！】

「30MP 後藤ひとり」をパーツ整形やグラデーション塗装により、キットの良さを最大限に活かす。初ステージが再現できる“完熟マンゴーのダンボール”もスクラッチで製作【ぼっち・ざ・ろっく！】

2025.05.17

後藤ひとり【BANDAI SPIRITS】　月刊ホビージャパン2025年6月号（4月24日発売）

30 MINUTES LABEL新ブランドアニメ『ぼっち・ざ・ろっく！』後藤ひとり、デビュー！

　極度の人見知りで陰キャな女子高生、後藤ひとりが《結束バンド》というバンドに加入し、メンバーたちとともに成長していくアニメ『ぼっち・ざ・ろっく！』。劇場総集編をはさみ、第2期製作も決定した大人気作より、主人公・後藤ひとりが、30 MINUTES LABEL新ブランド「30 MINUTES PREFERENCE」で登場！　キットはこれまでBANDAI SPIRITSが培ってきたガールズプラモの技術をいかんなく投入。タンポ印刷済みフェイスパーツ2種に豊富な水転写式デカール、ポージングを助ける軟質素材のスカート3種、豊富なハンドパーツ、さらに幅広い可動域も相まって、劇中のさまざまなシーンに対応している。作例はキットの素性を最大限に活かし、パーツの整形やグラデーション塗装でさらなるクオリティアップを図っている。

BANDAI SPIRITS ノンスケールプラスチックキット
“30 MINUTES PREFERENCE”

後藤ひとり

製作・文／なつきハマーンカーン

30MP 後藤ひとり
●発売元／BANDAI SPIRITS ホビーディビジョンクリエイション部●4840円、発売中●約14cm●プラキット

後藤ひとりのプラモデルの全体画像その1 — ▲ ひょんなことから“バンドを組めばみんなにちやほやされる”と思い、父から借りたギターで練習を積む後藤ひとり。その成果もあり、ネット界隈ではギターヒーローとして知る人ぞ知る存在に。しかし、極度の人見知りで陰キャなため人に話しかけることができず、常にひとりぼっちな日々。そんな彼女を救ったのは、伊地知虹夏と山田リョウたち《結束バンド》だった…。後にリョウに“ぼっちちゃん”というあだ名を授かり、バンドのリードギター担当として活躍（？）していく

いいいいイキってすみません…

後藤ひとりのプラモデルのパーツの画像 — ▲ ギターは、美しいグロス成型はそのままにゴールドや弦を丁寧に塗り分け、ストラップは印刷済みの軟質素材で、長さを違うものが2種付属。エフェクターボードも細部を筆で塗り分け。「おにころ」の空き瓶はパーティングラインを消し、ラベルの水転写式デカールを貼っている

後藤ひとりのプラモデルの水転写式デカールの画像 — ▲ 水転写式デカールには17種もの表情を用意。ぼっちちゃんらしい変顔が満載でさまざまなシーンに使えそうだ

後藤ひとりのプラモデルの全体画像その5 — ▲ 文化祭ライブではギターの弦が切れるハプニングに見舞われるが、SICK HACKの廣井きくりが持ち込んだ「おにころ」の空き瓶を利用したボトルネック奏法で乗り切ったぼっちちゃん。そんなアニメ第1期のクライマックスシーンを再現できる、しゃがみ用のパーツや小物類も用意されている（写真では劇中をイメージして空き瓶を2個転がしているが、キットは1個のみの付属です）

▲ 肌はガイアノーツのサフレスピンクとサフレスオレンジを2:1で調色したもので陰影だけ付けて成型色を活かした透明感のある仕上げとしている

▲ 髪の毛の成型上どうしても出てしまうパーティングラインやリブなどはきれいにヤスリがけを行い、自然な流れに見える様に処理している

後藤ひとりのプラモデルの全体画像その6 — ▲ 前髪は通常のものに加え、しゃがんだり俯いた際に使えるパーツも用意されている。演奏の際は俯くシ－ンの多かったぼっちちゃんにはナイスな配慮！

皆さん、下北盛り上げていきましょう！

▲ ぼっちちゃんといえば、初ステージでの完熟マンゴーのダンボール！ということで、ぼっちちゃんがすっぽり収まるダンボールをスクラッチ。1ｍｍのプラ板で箱組みをしたあと、フタは0.5ｍｍのプラ板で0.75ｍｍのプラ棒をはさみ込んで断面を表現。ガムテープ部分は本物のガムテープを細切りにして使用。「完熟マンゴー」のロゴは自作デカールにて対応している

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なつきハマーンカーン

　メーカーの完成塗装見本なども手掛けるフィニッシャー。キャラクターからスケールまで幅広いテクニックを持つ。

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