HOME記事キャラクターモデル5月30日(金)まで受注中の庵野秀明氏監修「1/700 宇宙戦艦ヤマト」を先駆けキットレビュー!! 各部のシャープ化と電飾加工でキットの魅力をさらに引き立てる!

5月30日(金)まで受注中の庵野秀明氏監修「1/700 宇宙戦艦ヤマト」を先駆けキットレビュー!! 各部のシャープ化と電飾加工でキットの魅力をさらに引き立てる!

2025.05.19

宇宙戦艦ヤマト【バンダイナムコフィルムワークス 1/700】 月刊ホビージャパン2025年6月号(4月24日発売)

更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」特撮

庵野秀明氏監修の1/700スケール宇宙戦艦ヤマトが装いも新たに単独商品化!

『宇宙戦艦ヤマト』TV放送50周年を記念して、2008年2月に発売された「宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX」同梱の特典プラモデル「1/700 宇宙戦艦ヤマト」が、庵野秀明氏監修のもと成型色を一新。描き下ろしパッケージも加え新たにリリースされる。完全受注生産を予定しており、受注期間は2025年3月15日(土)よりスタート、5月30日(金)23時59分まで行われている(商品お届けは2026年1月30日(金)を予定)。

「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」
「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」左側面

※成型色は調整中になります。仕様は変更となる場合がございます。

1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]

●発売・販売元/バンダイナムコフィルムワークス●8800円、5月30日(金)23時59分まで受注中、2026年1月30日(金)お届け予定●1/700、約38cm●プラキット●A-on STORE(https://a-onstore.jp/)、プレミアムバンダイ(https://p-bandai.jp/a-onstore/)、ヤマトクルー(https://yamatocrew.jp/shop/html/products/detail.php?product_id=1927&admin=2)、EVANGELION STORE オンライン(https://www.evastore.jp/)にて完全受注販売

A-on STORE
プレミアムバンダイ
ヤマトクルー
EVANGELION STORE オンライン

※最新の情報・詳細は商品販売ページをご確認ください。
※予約期間内であっても、予定数に達した場合、販売を終了させていただくことがございます。予めご了承ください。
※予約期間終了後も在庫分がある場合は販売を行います。
※商品写真・仕様は、開発中のものです。商品仕様等は予告なく変更になる場合があります。
※店頭やイベント等で販売する可能性があります。
※お届け月を変更し、ご注文を承る場合があります。


各部のシャープ化と電飾加工でキットの魅力をさらに引き立てる

 発売に先駆け『宇宙戦艦ヤマト』直撃世代の月刊ホビージャパンプロモデラー・更井廣志によるキットレビュー作例をお届けする。基本的には成型の都合による部分をシャープ化&整面、陰影を強調したカラーモジュレーションと軽いウェザリング塗装で仕上げつつ、おまけで100円ショップで購入した電池式ローソクを分解して取り出したLEDユニットを組み込み、メインおよびサブエンジンノズルを発光させている。また、アンテナパーツも現在販売検討中のサイズダウン&ディテール変更した3D出力品に置き換え、庵野秀明氏が理想とする宇宙戦艦ヤマトのイメージにさらに近づけている。

【カラーリングデータ】

■ブルーグレー=ガンダムカラーMSファントムグレー+純色シアン少量
■赤=艦底色+シャインレッド 
■赤ハイライト部分=エヴァレッド
■波動砲シャッター部・メインノズル=タミヤメタリックグレイ+本体色ブルーグレー
■メインノズル内部=上記の色→ビスマスパール(金属感を演出)
■館長室窓=クリアーブルー
■第一第二艦橋窓=クリアーブルー+クリアーグリーン(少量)、裏にラピーテープ
■艦橋後部展望室窓=メタリックブルー+シルバー
■主砲の測距儀=GXメタルパープル
■砲口内・パルスレーザー先端=フラットブラック

更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」
▲作例は成型色のイメージを踏襲すべく、TVシリーズのブルーグレーをイメージしてカラーを調色している。組み立て時のサイズは全長38cm×高さ12cmほどで、専用台座はおよそ全長11.5cm×高さ6cmとなっている
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」背面寄左側面
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」艦橋のレーダー正面
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」艦橋のレーダー製作途中
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」艦橋のレーダー製作途中2
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」艦橋のレーダー
▲︎艦橋のレーダーは、キットのものよりひと回り小さい3Dプリントのものに交換。この置換パーツは、庵野秀明氏と本プラモデルのオリジナル原型を製作した真鍋正一氏の監修で製作されたもの。サイズの小型化だけでなく、背面ディテールの追加などいくつかブラッシュアップが施されている。この置換パーツはトライスターオンラインストア〈https://tristar.base.ec〉にて近日販売とのこと。詳細はストアサイトをご覧いただきたい
トライスターオンラインストア

■ 電飾加工

更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」エンジンアップ
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」サブエンジンのみ点灯
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」製作途中メインエンジン、サブエンジンに計3個LEDを組み込み
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」スイッチは左舷中央のバルジパーツ(ネオジム磁石で取り外し化)を外すと2個現れる

▲メインエンジン、サブエンジンに計3個LEDを組み込み。LEDは100円ショップの電池式ローソクのもので、オレンジ色も炎の様に揺らぎ劇中のイメージにピッタリ。スイッチは左舷中央のバルジパーツ(ネオジム磁石で取り外し化)を外すと2個現れる仕組みに。メイン、サブで別々に発光可能にした。電池交換時はメインノズルと船体下部後半の大型パーツD1を外す

更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」製作途中副砲
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」副砲

▲︎副砲はキットのままでは真横を向けられないので、基部をそれぞれ1mmほど前に移動させた

更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」左側面
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」右側面前方
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」ガイドウォール下側のライン
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」製作途中ガイドウォール下側のライン
▲︎ガイドウォール下側のラインは、先端から後方に向けて直線でつながるように整形。ロケットアンカーはシャープになるよう加工した
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」各部パルスレーザー
▲︎各部パルスレーザーの砲口は黒く塗り潰して奥行きを演出。主砲・副砲の砲口はピンバイスでさらに深く彫り込んでいる
更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」左側面前方

■はじめに
 念願の宇宙戦艦ヤマトの作例! しかも庵野秀明氏の夢であり理想のヤマトキットの、放送50周年 庵野秀明プロデュース版! ということで、『宇宙戦艦ヤマト』ファンとして本当に嬉しい限りです。今回の作例ではキットの魅力をさらに引き立てるべく、船体本体(特に艦首から中央部分)の徹底的な整面、各部のシャープ化とエンジン部の電飾を行いました。また、塗装も光と影を演出して立体感・細密感を強調し、ウェザリングはスケールを考慮して繊細でリアル感あるものとしています。

■工作・加工点
 艦橋アンテナ3つをシャープ化しました。ランナーに付いたままのほうが加工しやすいです。艦橋は下部側面に合わせ目を消す箇所があります。そこに関わるパーツA9は第二艦橋のクリアーパーツをはめる部分の下のラインで分割、後ハメ加工を施しました。レーダーは提供いただいた新規の3Dプリントのものを使用(※販売方法は現在検討中)。小型化されてバランスが良くなっています。裏側のモールドも素晴らしいです。
 主砲・副砲は元々ある砲口の穴をさらに深くしています。ドリル刃は基の径よりわずかに細いものを使用したほうがよいです。副砲の位置はキットのままでは真横を向けられないので、それぞれ1mmほど前進させました。
 ガイドウォール下側ラインは先端から後方に向けて直線でつながるようにしました。
 補助エンジンはクリアーパーツと赤の成型色パーツの2種を組み合わせて使用しています。ロケットアンカーはシャープ化しました。

■仕上げについて
 全長約270mという戦艦の巨大感と立体感を表現すべく、カラーモジュレーション技法にて光と影を強調。またウェザリングは1/700というスケールを考慮し、繊細かつ丁寧に施しました。2008年発売版のパッケージに使用されているスタジオぬえ(作画・宮武一貴氏/彩色・加藤直之氏)のイラスト(小学生の時に見て衝撃を受けました!)や1/500宇宙戦艦ヤマトのパッケージ画の雰囲気も盛り込んでいます。

■おしまいに
『宇宙戦艦ヤマト』との出会いが私を模型好きにしてくれました。今も人生に大きな影響を与えてくれています。ありがたい限りです。

更井廣志製作「1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]」

バンダイナムコフィルムワークス 1/700スケール プラスチックキット

宇宙戦艦ヤマト

製作・文/更井廣志

1/700スケールプラモデル 宇宙戦艦ヤマト[放映50周年 庵野秀明プロデュース版]
●発売・販売元/バンダイナムコフィルムワークス●8800円、5月30日(金)23時59分まで受注中、2026年1月30日(金)お届け予定●1/700、約38cm●プラキット●A-on STOREプレミアムバンダイヤマトクルーEVANGELION STORE オンラインにて完全受注販売


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© 東北新社/著作総監修 西﨑彰司

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