HOME記事フィギュア1/12可動フィギュアの常識を塗り替える!?超精密な『ダークナイトライジング』バットマンが新発売!【INART】

1/12可動フィギュアの常識を塗り替える!?超精密な『ダークナイトライジング』バットマンが新発売!【INART】

2025.04.25

INART-Batman(The Dark Kinight Rises)【クイーン・スタジオ 1/12】 月刊ホビージャパン2025年6月号(4月24日発売)

超精密バットマン、ここに降臨

クイーン・スタジオが、1/12フィギュアの常識を塗り替える!

 中国・杭州に本拠を置くスタチューメーカー、クイーン・スタジオ。精密なスタチューで知られる同社が、アクションフィギュアも手掛けているのはご存知だろうか。とても1/12とは思えない超精密なバットマンのフィギュアを例に、クイーン・スタジオの高すぎるポテンシャルをご紹介しよう。(文/しげる)


バットマンのメイン画像

 2010年代以降、大きく解像度が上がった映画キャラクターのフィギュア。俳優本人の肖像権を取って製造されることは当たり前になり、「生き写し」といっても過言ではないクオリティの商品が多く発売されている。


 そんな状況の中、頭ひとつ抜けた製品作りを続けているのが、中国の杭州で活動するクイーン・スタジオだ。ライフサイズバストなど大型商品がメインだった同社だが、1/6スケールのアクションフィギュアブランドINARTを設立。サイズが小さくなっても(といっても全高30cmほどだが)、高い造形力を発揮してきた。
 そんなINARTが、1/12スケールフィギュアという新たな挑戦に乗り出した。第1弾商品となったのは、クリスチャン・ベールが演じた『ダークナイト ライジング』版バットマン。そのクオリティは、このページの写真を見てもらえればお分かりいただける通り、とんでもなくハイレベル。まるで映画の中から抜け出してきたような佇まいだ。


 可動についても妥協なし。全身を覆う装甲は動きを阻害しないように配置され、バットラングやEMPライフルを構えるポーズも余裕で決まる。まさに1/12スケールフィギュアの常識を刷新するようなクオリティなのだ。


 この出来映えの良さからすれば、ちょっと不釣り合いなほど価格が安いのも大きな魅力。ぜひ手にとって、1/12フィギュアによる表現の最前線を体験してほしい。


スケールは1/12!

バットマンの全身画像
▲ 全高約16.5cmと、ごく標準的な1/12フィギュアのサイズ感となっているこちらのバットマン。小さいサイズながらプロポーションは劇中のクリチャン・ベールほぼそのまま。全身を覆う装甲のモールドや部位ごとの塗り分けも精密で、写真だけだとサイズ感がわからなくなるほどだ。繰り返しになるけれど、マジで1/12スケールのフィギュアなんですよ、これ…
バットマンのアクションポーズ画像 その1
バットマンのアクションポーズ画像 その2
▲ アクションフィギュアということで、可動のほうもなかなか良好。関節部分が極力目立たないようになっている設計にも関わらず、劇中さながらのアクションポーズを決めることができる。両手でEMPライフルを構えるポーズだって、余裕で取れちゃうのだ

INART-Batman(The Dark Knight Rises) 1/12 Collectible Figur

●発売元/クイーン・スタジオ、販売元/Toy-Wave Japan●12100円(通常版)、13750円(デラックス版)、6月発送予定●約16.5cm


デラックス版には激似すぎるヘッドも付属

DX版のバットマンの画像 その1
DX版のバットマンの画像 その2
▲ こちらはデラックス版(税込み13750円)の商品内容。フィギュア本体、取り外し可能なケープと交換用ハンドパーツや表情パーツ、スティッキーボムのランチャーやグラップルガンといった基本的な付属品に加え、マスクを外した頭部パーツと展示用のスタンドがついている
DX版のバットマンのマスクを外した頭部の画像
▲ デラックス版のマスクを外した状態の頭部がこちら。皮膚の質感や髪のモールドなどとても1/12サイズとは思えない精度で、クリスチャン・ベールに激似!

ほぼ実物! あまりにそっくりすぎるクイーン・スタジオのスタチューとは

キャットウーマンの1/3スタチューの画像

 2018年に設立され、オリジナルキャラクター「シーガー・ザ・ストームロード」の立体化から事業をスタートしたクイーン・スタジオ。その製品の大きな特徴が、実物そっくりのクオリティだ。
 その実例のひとつが、写真の『ダークナイト ライジング』版キャットウーマンの1/3スタチュー。1/3という巨大なサイズを活かし、同作でキャットウーマンを演じたアン・ハサウェイの体格やスーツのディテール、さらに植毛によって髪の質感まで生き写しのごとく再現されている。まさに「ほぼ実物」と言っていいクオリティなのだ。マーベルコミックスやDCコミックスの映画作品を題材とした他の製品も、1/1から1/4程度と軒並み巨大。それなりのお値段だが、大きさと出来の良さを考えれば妥当! というのが、クイーン・スタジオのスタチューなのである。


 そのノウハウを活かした1/12フィギュアとなる、今回のバットマン。本物がそのまま小さくなったようなクオリティなのも納得なのだ。


© THE DARK KNIGHT TRlLOGY and all related characters and elements (C)& TM DC and Warner Bros. Entertainment Inc. WB SHIELD: (C)& TM WBEI. (s25)

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しげる

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