畠中祐(土門竜介役)× 上村祐翔(揚羽 武役)が語る! 『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド』対談インタビュー完全版!!
2025.04.08──ディレクションで印象に残っていることはありますか?
上村 総監督の福井(晴敏)さんが「『ヤマト』は歴史ある作品かもしれませんが、上村さんと揚羽に通じる部分がきっと出てくると思います。気兼ねなく自由に演じてみてください」とおっしゃられて、その言葉が支えになりました。また、祐くんや同世代のキャストが多く、新人クルーたちの空気感が形成されていて。入念な役作りというよりは、現場の雰囲気に合わせていくことで、不安は解消されていきました。
──上村さんと揚羽に通じる部分を挙げるとすれば?
上村 不器用なところは、少しは通じるところはあるのかなと思いました。第三章でも語られますが、過去の土門との関わり方も、歯車がかみ合わずに誤解が生じてしまった部分もあって…。人に対する接し方については、揚羽を通じて考えることは多いですね。
──揚羽には原作の優秀なパイロットや御曹司というイメージで見られることも多いと思います。
上村 そこは特別に意識することはなかったですね。優秀で御曹司という印象があるのであれば、それは普通とは違う、独特の空気を持っている人ではあると思うんです。福井さんがおっしゃられた「自分らしさ」という部分にも、その空気が伴っていればいいなと思っています。ただ、意識して御曹司に当てはめていくよりは、自然とリンクする部分が見えればいいなと。
──畠中さんは、どんなディレクションが印象に残っていますか?
畠中 土門は「若い世代の代弁者だから、常に前のめりで挑んでほしい」という言葉が印象に残っています。油断すると落ち着き過ぎてしまうので(笑)、その点についてはディレクションが多かったかもしれません。そこは揚羽の繊細さとは違って、見ていて「もどかしい」と感じさせる無鉄砲さが大事なんだなと。ある意味、視聴者に一番近いのは土門かもしれませんからね。
──立体物についてもお聞きしたいのですが、もしおふたりがプラモデルを作るとしたら、どのメカを選びますか?
畠中 作るなら地球防衛軍側のメカがいいですね。個人的には艦船よりも、小型の戦闘機が好きなので、コスモタイガーIIを作ってみたいです。コスモタイガーIIが敵戦艦に単身で突入していくシーンは、本当にかっこいいので。
上村 僕もコスモタイガーIIですね。戦闘シーンを見ているだけでワクワクしますから。
畠中 デザリアム側のデザインは、違和感を抱かせるデザインですよね。地球側メカの常識を無視したような、独特な形状が魅力的だと思います。
──最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
上村 第二章から揚羽 武として参加させていただきましたが、まさか「宇宙戦艦ヤマト」シリーズに、自分が関われるとは思ってもいませんでした。現場でも「揚羽は誰が演じるんだろう?」と話題にしていただいているなかで、担当させていただいたのは本当にうれしい気持ちでいっぱいです。第三章は、揚羽がどんな過去を背負い、土門との関係が変化したのかが分かるエピソードです。壮絶な戦いの中で、それぞれのキャラクターを大事に描いてくれている作品なので、揚羽 武としても思いっきり望めたと思っております。
畠中 第三章に限ったことではありませんが、冒頭で必ず詳しいあらすじを解説してくれるので、初見の人も楽しんでいただける作品です。重厚な作品ではありますが、シンプルに戦艦同士の戦いや、艦船のアクションを追いかけるだけでも楽しめますし、難しいことを考えずに楽しめる側面もあります。まずは『宇宙戦艦ヤマト』に出会ってもらわないとなにも始まらないので、若い世代の人たちにももっと見ていただきたいですね。
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