HOME記事キャラクターモデルファルケの内部メカ、ついに明かされる——横山宏&MAX渡辺、“いつか完成させる”を、いまやる。時短のコツも伝授します!【Ma.K in SF3D】

ファルケの内部メカ、ついに明かされる——横山宏&MAX渡辺、“いつか完成させる”を、いまやる。時短のコツも伝授します!【Ma.K in SF3D】

2025.04.16

Ma.K. in SF3D【ハセガワ】 月刊ホビージャパン2025年5月号(3月25日発売)

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シュトラール軍 無人ホバー偵察機 オスカルR6 製作/MAX渡辺

▲ヘキサモデル製1/20オスカルR6のレジンキットは2013年に発売(現在絶版)。MAX氏が2013年にレインボウ下地まで塗っていたものが12年越しに完成!!
▲精度の高さに定評があるヘキサモデル製キット。R6は後部にパンツァーシュレックを装備した武装強化型だ
▲頭部が暗色になることが多いメルトパターン迷彩を上下逆に塗装。上面から見るとグリーン系の頭部が際立つ
▲錆止め塗料のままのシュレックやドクロのデカールが非情さを演出
▲︎オスカルR6は内部構造再現キットではないが、可動式ハッチの奥のディテールが見られる
▲オスカルのオリジナルモデルの裏側。MAX氏が譲った1/20ブラバムBT‐46のエンジンを確認!

■春だ♪ 春だ! 春だぁ~♡
 雪が降ったり、でも積もらず。メチャクチャ暖かいかと思ったらパキンと冷え込み。そんなことを繰り返しつつも(コレっていわゆる三寒四温?)着実に草木は春の準備を整えて来るべき季節はもうそこまで来ています! 一向にトレーニングが捗らない模型芸人アスリートMAX渡辺です♪
 今回は久しくなかった製品リリースの狭間ということで、お題なしの好き勝手ネタ持ち寄り回です♪ 完成手前、塗り直前で御蔵入りになっていたこの子を完成させる機会を得ました♡

■R6って名前なのね
 以前、といっても相当昔(月刊ホビージャパン2013年11月号掲載、「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」vol.4収録)。内部再現されてたヘキサモデルの超絶精巧レジンキットをセンターに、湯浅浩さんにたくさんフィギュアを作ってもらって配し、ケタを組んでメンテナンスシーンを作った頃、下地塗りまで終えていたんだけど出番が作れず仕舞われていたブツではないかと思います。表面処理が済み、あまつさえレインボウ下地が施されていたので、コレは塗ってあげねばと思いつつ幾星霜。今回ようやく文字通り「陽の目を見る」ことになった次第です♪

■いつもとは少し違う仕上げ?
 好きにしてイイ特殊な回、とはいってもいつだってネタだけ決めてあとは好き勝手な「Ma.K. in SF3D」連載ですが今回はホントに自由、すなわちフリーダム♪フォトストーリーに使うのに無理がなさ過ぎないかだけを案じつつ、ホバー戦車系塗装で少しアレンジを加えて実験的な塗りをやってみました。メルティングハニー(勝手にそう呼んでます)パターンを頭部とボディで上下逆にはさむカタチに。コレ意外にもコレまでもあまりやらないんですよ。そしてロケットチューブを錆び止め塗料塗りっぱなし的に無造作にオフオレンジで差し色アクセントに。コレも僕はあまりやらないので新鮮! 1/35ナッツロッカーのデカールを流用してドンと奢りました♪ いつか使いたいと思ってた大型マーキング、嬉しいですねぇ。機体番号は斜め3ヵ所に配置、2ヵ所では少なく、4箇所だとうるさいのでこんな配置に。横山センセが目敏く気が付いて指摘してくれて嬉しゅうございました♪ ウェザリングカラーのサンドイエローを大胆に派手に入れたらすごく良いコントラストが出てコレまたハッピー!! こういう塗る前まで仕込まれてて出番がなくなり安置されてるブツはまだまだあるので時々仕上げてはご披露しますねぇ♪(迷惑か!?)

ヘキサモデル 1/20スケール レジンキット

シュトラール軍 無人ホバー偵察機 オスカルR6

製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝


[Ma.K.in SF3D]EXPLANATIONS Vol.133

シュトラール軍 無人ホバー偵察機 オスカルR6

文/KATOOO(レインボウエッグ)

 オスカルR6はリニアガン装備のオスカルにパンツァーシュレック4門を搭載した武装強化型です。
 初出は月刊モデルグラフィックス2004年7月号。同号で陸戦ガンスのオリジナルモデルがフォトストーリーに登場する際、僚機も出すことになり、モデルカステン製1/20オスカルの改造作例としてオスカルR6が披露されました。陸戦ガンスと同じ文脈でウェーブのオプションパーツ「G・タンク」を加工したパンツァーシュレックを装備。さらにタミヤ1/20ロータス・ホンダ99Tのフロントロウアームなどの流用パーツで左右のシュレックをつないで設置しビニールコードを這わせるなど横山先生のモデリングが堪能できるバリエーション機です。
 オスカルR6の一般版権取得キットは2013年2月に発売されたヘキサモデルの1/20フルレジンキットと2015年発売の1/20レジン製改造パーツ(ウェーブ製オスカル[25mmリニアガン装備]対応)、テンボウキッサ製1/76レジンキットがあります。現代アーティスト、ス・ドホ氏主宰のヘキサモデルは横山先生のオリジナルモデルを3Dスキャンして徹底的に考証したうえで立体化し美術用の高密度レジンで複製するという異例のレジンキットで、その完成度は今回のMAX渡辺さんの作例を見ていただければ一目瞭然だと思います。
 オスカルR6は陸戦ガンスのシュレックなどを流用すれば比較的容易に改造できるバリエーション機ではありますが、追加部分の配置のバランスが絶妙でデリケートなパーツも多く、私も個人的にR6としてのプラキット化を待っています。

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© Kow Yokoyama 2025

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MAX渡辺/横山宏/KATOOO

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