『戦国魔神ゴーショーグン』よりベルファインの「ゴーショーグン」をブラッシュアップ!精悍なプロポーションと懐かしの色合いに生まれ変わった作例をご覧あれ!
2025.03.13

カラーレシピ
本体色=71番 ミッドナイトブルー
赤=79番 シャインレッド
黄=58番 黄橙色
青=サイバーフォーミュラカラー コバルトブルー(2)
銀=ガイアカラー Ex-シルバー
白=UG01番 MSホワイト
関節色=28番 黒鉄色
武器類=GX218番 グラファイトブラック
『戦国魔神ゴーショーグン』、懐かしいですね。人気作なので玩具/模型化の機会は多いですが、ベルファインのキットはアレンジが加わったスタイリッシュな体躯となっており、新鮮味があります。関節はABS製で可動範囲はかなりのものですし、色分けも完璧。倍打ちランナーの恩恵でゴーサーベル、ゴースティッ
ク、スペースバズーカがふたつずつ付属するなどモデラーにはうれしいオマケ要素もあります。
■頭部
フェイスパーツF17は側面に結構なヒケがあるので丁寧にヤスリがけ。また、目はクリアーパーツ製ですが、奥まった位置にあるせいかあまり光を通さないため、表面にゴールドを塗ってからクリアーオレンジを吹いています。
■胴体
テストショットのためか、関節が少し緩めの印象でした。サーフェイサー吹きや基本塗装で塗膜の厚みが増えるとほとんどの軸の渋みがちょうどいい感じになったのですが、それでも気になるところには、瞬着をダボに塗って調整しています。
また、手足と胴体との隙間が開いているので、肩関節のパーツC28を1mmほど厚みを削って、腕が胴体に密着するようにしています。股関節も同じくパーツC3を2mm削って脚部を密着させました。
■脚部
キットのままで各部のクリアランスは最適化されているため、塗装した場合は干渉で塗膜が剥がれやすくなっています。そのため関節などの干渉部分は薄く削ってクリアランスをとっています。また、変形時にロックするピンと穴が何ヵ所かあります。ここは塗装後にピンのほうを慎重に削って穴側に合わせた調整を行いました。
ガラット形態の腕、拳を収納する時に開くフタですが、左右のひっかかり部分を削り取ることで塗装ハゲを回避しました。
■スミ入れ、仕上げ
ABS製パーツが多いので、スミ入れはタミヤアクリルカラーを使うとパーツが割れる恐れを軽減できます。今回はジャーマングレイでスミ入れし、拭き取りには台所用洗剤を使用しました。仕上げに半光沢クリアーを吹いて完成です。大幅リファインされたゴーショーグン、出来上がったらさらに気に入りました。ガシガシ動かして遊びたいと思います。

ベルファイン ノンスケール プラスチックキット
ゴーショーグン
製作・文/不破優
ゴーショーグン
●発売元/ベルファイン●8140 円、発売中●約18cm●プラキット
ⓒ Goshogun Partners
不破優(フワユウ)
端正なデカールワークとパステル調塗装に情熱を注ぐモデラー。
ガンプラでは宇宙世紀もののMSが三度の飯より好き。