R/Cヘリコプター「MD500 INCR」をウェザリング塗装でリアル仕上げ!実機のような雰囲気を出すための製作ポイントを解説【ジーフォース】
2025.03.16
MD500 INCR【G FORCE 1/24】 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)
ミリタリーR/Cヘリコプターをウェザリングしてリアル仕上げ
ドローンやR/Cカーを展開する国内メーカー「G Force」から12月に発売された新アイテム、R/Cヘリコプター「MD500 INCR」で遊んでみようという企画。
こちらのヘリコプターMD500は米陸軍をはじめ、各国で長年運用されていたモデル。ここではホビージャパンらしくウェザリング塗装で、実機らしい雰囲気出すためのポイントをご紹介します。塗ったあとはもちろん飛ばして遊ぶことができるので、臨場感のあるR/Cモデルとしても充分楽しめます。さらに、スケールに合わせたフィギュアを添えてディスプレイにもこだわってみました。
(塗装/けんたろう)
MD500 INCR
●発売元/G FORCE●19580円、発売中●約24cm
まずは“スミ入れ”で立体感をアップ
▲ 箱から取り出して電池をセットすれば、すぐに操作できる完成品。ここに汚し塗装を加えていきます
▲ 本体から外装を取り外して塗装しましょう。汚し塗装に最適なMr.ウェザリングカラーと専用うすめ液、Mr.ウェザリングペーストを揃えてみました
▲ スミ入れから行います。グランドブラウンをモールドに流し込んでから拭き取り。この上からも塗装するので、軽く拭き取るだけでOKです
ウェザリング技法を組み合わせてみよう
▲ 機体の表面は経年で汚れていくものをイメージしマルチグレーを筆に取り、筆先をスタンプして塗料を置くように塗ります。機体下部は水が流れたように、筆を動かして跡を作ってみました
▲ 機体左右に取り付ける小翼等には、乾燥した塗料を擦り付ける“ドライブラシ”で汚し塗装を加えます
▲ 地面に近い機体底面にはステインブラウンで、筆先を弾いて塗料を飛ばす“スパッタリング”でランダムな汚れを付けます
▲ ここからやり過ぎなくらいで汚してみましょう! マッドホワイトで泥汚れを底面に付けていきます。やり過ぎたと感じたら、拭き取ればOKです
▲ 側面はマルチグレーのホコリ汚れ、底面はステインブラウンとマッドホワイトが混ざった、泥と錆の汚れになりました
▲ 側面と底面の色味バランスを調整するため、シェイドブラウンを側面に重ね塗り
▲ 応用として面相筆を使い、狙ったポイントに泥と錆を追加してみます
▲ 機体のウェザリングが完了。これを元に戻せばリアル仕様のヘリコプターが完成です
同スケールフィギュアを添えて
▲ ヘリコプターのサイズに合わせて、コトブキヤ『ヘキサギア』ガバナーを塗って添えてみました
完成!
▲ 『ヘキサギア』アーリーガバナー Vol.4と組み合わせてアクション映画のようなシーンを再現!
▲ ホコリ汚れが機体のオリーブドラブと黒のマーキングカラーが重なり渋い雰囲気になりました。細かなリベット周辺にも塗料が残り、影と錆が表現されています
▲ 底面には砂と泥はねの汚れが見えます。ダクトの細かなディテールとも合わせ、スケールプラモデルにも負けない出来映えとなりました
飛行動画はこちら!
© KOTOBUKIYA