HOME記事キャラクターモデル手軽なウェザリングと電飾で魅せるジェノザウラー!大ボリュームのアイテムにさらにギミックを追加しよりリアルに近づける

手軽なウェザリングと電飾で魅せるジェノザウラー!大ボリュームのアイテムにさらにギミックを追加しよりリアルに近づける

2025.03.16

ジェノザウラー【タカラトミー 1/100】 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)

お手軽ウェザリングと電飾でリアルさを追求したジェノザウラー

 2025年2月に発売となったジェノザウラー作例をご紹介しよう。タカラトミーとしては2000年発売のムービングキット以来の再キット化であり、可動箇所の増加もあって先のブレードライガーよりも大ボリュームなアイテムとなっている。こちらもTVアニメの仕様を踏襲しており、一般機とレイヴン専用機が再現できる差し替えパーツ付属。また荷電粒子砲発射のためのアンカー可動と、冷却ユニットの開閉のギミックが搭載されていて触って動かして楽しめる満足度の高いキット。
 作例はTVアニメ世代のモデラーRe-taが担当。電飾による目の発光や、劇中であったハイパーキラークローを飛ばすギミックを盛り込んだ力作となった。

▲1/100スケールでも全長約30cmほどの大きさになるジェノザウラー。可動箇所が非常に多いため動かして遊びたくなる逸品

▲背部のロングレンジパルスレーザーライフルにはエフェクトパーツが付属。合わせ目は段落ち処理とパーツ分割を変更して合わせ目を消している

▲荷電粒子砲発射シーンを再現。作例では付属のエフェクトパーツに周囲に曲げたプラ板を追加した
▲一般機の頭部レーザーガンを装着した姿。口内には収束荷電粒子砲が見られる
▲レイヴン専用機の仕様として頭部レーザーガンが差し替え可能。パイロットフィギュアもこちらのレイヴンと、一般兵が付属する

▲磁気スイッチ付きLEDモジュールを腹部から頭部に配線し、目が光るように改造

▲アニメカラーを意識した塗装後、シルバーの部分にチッピング、ボディ全体にバイオレットのウォッシングでワントーン落ち着かせている
▲荷電粒子砲発射シークエンスのギミックを可動で再現

▲劇中で見られた腕を飛ばすギミックを追加。接続軸に0.9mmの穴を作り、金属線を取り付けて再現した

■はじめに
 2000年当時にジェノザウラーを組んで遊んでいた思い出もあり、まさか最新キットとしてタカラトミーのジェノザウラーが組めるなんて…! という熱い気持ちで製作しました。

■改造
 造形や可動は理想に近いものになっていたため、合わせ目消しや表面処理など基本工作を中心に行います。当時のアニメの思い出に浸りながら、目の発光や腕を飛ばすギミックなどキットにない要素を足していきました。赤いフィンのパーツはすべて削り込み薄くしています。

■塗装
 成型色の外装が黒と濃いグレーの2色で分けられていますが、今回は黒一色で塗り、腕のパーツも成型色とは違う紫に塗ることでよりアニメ版のジェノザウラーに近づけてみました。

■ウェザリング
 ツヤ消しを吹いたあと、黒いパーツには希釈したMr.ウェザリングカラー フィルタ・リキッド バイオレットでウォッシングし、水性ホビーカラーの黒鉄色でチッピングして全体を汚しています。

■エフェクト
 ロングレンジパルスレーザーライフルのエフェクトはクリアーイエローとクリアーオレンジを使い、グラデーションとなるように塗装。
 荷電粒子砲のエフェクトには熱したプラ板で追加のパーツを作り、白と水色で着色し発光しているように見せています。

■さいごに
 大きすぎず小さすぎず、扱いやすかったです。今後も新規キットが発売されていくので、あれもキット化しないかな〜など考えているとワクワクが止まりません。

タカラトミー 1/100スケール プラスチックキット“リアライズモデル”

RMZ-002 ジェノザウラー

製作・文/Re-ta

リアライズモデル RMZ-002 ジェノザウラー
●発売元/タカラトミー●6600円、発売中●1/100、約30cm●プラキット


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©TOMY ©ShoPro

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Re-ta

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